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パレード (幻冬舎文庫) Kindle版

3.5 5つ星のうち3.5 520個の評価

映画化で話題の吉田修一の小説。都内の2LDKマンションに暮らす男女4人の若者達。「上辺だけの付き合い? 私にはそれくらいが丁度いい」。それぞれが不安や焦燥感を抱えながらも、“本当の自分”を装うことで優しく怠惰に続く共同生活。そこに男娼をするサトルが加わり、徐々に小さな波紋が広がり始め…。発売直後から各紙誌の絶賛を浴びた、第15回山本周五郎賞受賞作。
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

いつの時代も現実は厳しい! 素顔のままでは生きにくい。でも相応しい自分を演じれば、そこは誰もが入れる天国になる。先の見えない5人、杉本良介、大垣内琴美、小窪サトル、相馬未来、伊原直輝の微妙な2LDK共同生活。

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B009CTUD8E
  • 出版社 ‏ : ‎ 幻冬舎 (2004/3/31)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/3/31
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 377 KB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 付箋メモ ‏ : ‎ Kindle Scribeで
  • 本の長さ ‏ : ‎ 255ページ
  • カスタマーレビュー:
    3.5 5つ星のうち3.5 520個の評価

著者について

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吉田 修一
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1968年9月14日、長崎県生まれ。法政大学経営学部卒。

1997年「最後の息子」で第84回文學界新人賞を受賞。同作が第117回芥川賞候補となる。2002年『パレード』で第15回山本周五郎賞、「パーク・ライフ」で第127回芥川賞を立て続けに受賞し、文壇の話題をさらう。2007年『悪人』で大佛次郎賞と毎日出版文化賞を受賞した。

他に『東京湾景』『長崎乱楽坂』『静かな爆弾』『元職員』『横道世之介』など著書多数。

カスタマーレビュー

星5つ中3.5つ
5つのうち3.5つ
520グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2024年4月9日に日本でレビュー済み
コレは結構好き嫌いが分かれるのは世代が関係するかもしれません。
私自身2000年代前半に東京でシェアハウスで生活していたので、この小説の様なリアルとモラトリアムの間の様な空気感を懐かしく感じて読めますが、古臭いと感じる人の気持ちもわかります。2024年に久しぶりに読んだら少し恥ずかしいセリフや言い回しがノイズになりました。
また、ラストは初めて読んだ当初はもう少し鮮やかな印象があったのですが、今回再読するとあのラストを活かすには余りにも伏線が弱いと感じざるを得ません、あの頃はそれほど伏線を仕込む小説も今ほどはなかったのでしょうか?今ならもう少し上手く仕上がってたように思います。
とは言え、確かにあの頃の空気感をよく表現できており、いまとは違いエモに走らない群像劇はある世代にとっては確かにリアルであったとは言えます。
2021年3月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作家、多彩。デジタルな関係の社会と人間関係の危うさを見事に描く。吉田の視点の奥にある余裕がまた怖い。文章が上手いだけに。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年11月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あるマンションで共同生活することとなった5人それぞれの視点をリレーしつつ
彼らの日常が描かれます。
展開は作品のはじめから一貫した調子で、単にいろんな日常の出来事を通じて、各人物の内面が語られるパートが続きます。
そして終章でガラっと変わり、途端に終了

僕は最初読み終わったとき、終章の展開に対し「なぜそういうことをするのか」と、単にかなりムカつきました。

それで、理不尽さを解消するため、とりあえず「怖い」「ゾクッとする」等のいろんなレビューを読みました。

この小説には実に多くの伏線が周到に張られていたことを知り
自分がまんまと(伏線を)読み過ごしてしまったことに吃驚し
解釈次第では、成る程、登場人物の「ペルソナ」は登場人物同士だけでなく、読者である自分自身にも向けられていたのだ、
作中の人物の共同生活を神の視点で眺めているつもりだった自分(読者)が
実は登場人物に観察されていた感を覚えました。
そういう文脈で読み返すと、人物の印象が180度変わります。

「あ〜なるほどね。たしかにね〜。ゾックとするね〜」と思いましたが、やっぱり怖くないです。

リアルじゃないからです。

設定自体は現実にありえなくもないとは思います。
破天荒な若者同士が集まって生活する。
自分の内面は曝け出さずに、相手に応じて自分を自然に演出する。
このこと自体は別に心理学的にごく普通に観察されることで、怖くもなんともありません。
ただ「怖い」「ゾクッとする」文脈で読み返してみると、テッド・バンディなんかう◯こと言わんばかりに、登場人物たちの演出ぶりが完璧すぎるのです。
ただ一人、もう一歩足を踏み出せなかった人物を除いて。
この小説が不気味だと思う所以は、登場人物のほぼ全員が、「極端なまでにそれを徹底しきれている」ことにあります。

しかしそれは同時に、「サイコパスのトップエリートばかりが集まって、たがいに欺き合いながら快活な生活するようなもの」です。
リアルからかけ離れていて、結局創作なんだと思うことになりました。

それはそれで(そういうプロットだから)構わないし、描ききる筆力には驚きます。

さはあれ、読み進めているうちに、村上春樹と、(比較的ライトな作品における)村上龍を足して2で割ったような感じの展開(小気味よすぎる綺麗すぎる展開、あらゆる価値を単に傍観しているような冷たさ、グロそのものを描いた単なるグロ)に
若干うんざりしました。
というのも
僕は吉田さんの作品の「悪人」の重さと清々しさに感動して他の著書を読み始めたので、正直「悪人」に比べると格調がガタ落ちしている感を味わったからです。
少し吉田さんの印象が変わってしまいました。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年1月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なかなか本題に入らずだらだらと過ごす登場人物たちがつらい。
出てくる単語や俳優名も古いので、今読むと痛く感じてさらにつらい。
2011年1月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
5人の若者が、2LDKのマンションで同居する生活の中で
それぞれが、日常生活を淡々と語る話。

●第1章 良介 実家が寿司屋を営む、普通の大学生
●第2章 琴美 売出し中の俳優と付き合う、ニート
●第3章 未来 イラストレーター兼、雑貨屋でバイト中
●第4章 サトル ひょんな事から同居することになった謎の多い若者
●第5章 直樹 一番ちゃんとしてる(?)映画会社に勤める社会人
 
一体、何が起こるのかと思いつつ 読み進める。
ただ単に、本当に”ただ単に”日々のことを綴っていく過程は
さほどの面白みも無いが、その分味リアリティーがある。

人と必要以上に係わり合いになることを避けながら
それでも、やはり寂しいので
都合のいい部分だけは、仲良くと過ごす毎日。

深い部分での繋がりは面倒臭いが、孤独は嫌だという
ご都合主義的な部分は、居心地がいいのかもしれない。

何が怖いのか…。
読み終えて、思ったのは
人との深い係わり合いを保つことを、面倒なことだと
割り切れること。
確かに、そういう部分は誰にでもある。
冷めているという言葉では表現出来ない何かが怖い。

それなりに、楽しい生活。
大きな変化も無く、悪く言えばダラダラと過ぎて行く毎日。
だからこそ、思わず「えっ」となる最終章。

そして何よりも空恐ろしいのは、その事実が判った後の方。
これを怖いと思うか、思わないのかは
人それぞれなのかもしれない。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年10月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
職場の先輩に無理やり読めと言われて読みましたが、後悔と怒りしかありません。もう誰も同じ気持ちになりませんように。。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年7月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
リアル世界とヴァーチャル世界は対立するものではなく、ヴァーチャル世界のなかに空胞のようにしてリアル世界がある。そんな世界観を見せてくれる本。SNSもスマホもない時代に書かれた小説。携帯やメールといった小道具もほとんど出てこない。5人の若者の独白のリレーによって話が展開していく。読んでいくうちに私たちは誰ひとりとして同じ世界には住んでいないということに気づく。同じ人物に対しても異なる評価、同じ出来事に対するしても異なる解釈がいく通りも存在し、最大公約数的なものを「真実」とか「事実」と私たちは思い込んでいるに過ぎない。この感覚は、私たち一人一人が自分の世界観を意図的に可視化することができるネット空間においてさらに強く感じる。たとえば私が今日死んでも、フェイスブックの「友だち」は誰ひとり気づかないだろうし、私のタイムライン上に出てくる人間が死んだとしても、私がそれを知るのはFB上ではないだろう。私のタイムラインと「友だち」のタイムラインは並行して走っているだけで、たまに相互乗り入れはしても、完全に交わって一本化することはない。本書に登場する5人の主観はそのまま五つの世界である。シェアハウスという言葉のない時代にその本質を描いたともいえる作品だが、こうして考えるとシェアハウスとはリアルなフェイスブックのようなものではないだろうか。著者は本書の5人の主要登場人物のうちの一人、「琴美」に、こんな発言をさせている。

「[ネット空間の]中には適度にフレンドリーかつ適度に真摯な会話を楽しめるサイトもあるという。そこは『善意に満ち溢れた場所』らしい。互いに悩みを打ち明け、心からの同情と声援を送り合う。(中略)そこは善意のみが入場可能な、出入り自由の空間なのだ。たぶん私たちが暮らしているこの部屋も、そんな場所なのだと思う。嫌なら出ていくしかない。いるなら笑っているしかない。(中略)」

そして「未来」にはこう言わせる。

「ここでうまく暮らしていくには、ここに一番ぴったりと適応できそうな自分を、自分で演じていくしかない。(中略)ここで暮らしている私は、間違いなく私が創り出した『この部屋用の私』である。(『この部屋用の私』はシリアスなものを受け付けない)よって、実際の私は、この部屋には存在しない。ここの住人(良助や琴や直輝やサトル)とうまくやっているのは、『この部屋用の私』なのだと思う」

最後に本書のトリをつとめるキーパーソン直輝はこう語る。

「ふと浮かんだ奇妙な疑念というのは、美咲だけではなく、あのマンションで暮らしている誰もが、実はそれぞれ別の場所で暮らしているのではないか……。美咲が日頃は晴海の高層マンションで暮らしているように、未来や琴ちゃんや良介やサトルも、それぞれここ以外の場所に、自分の部屋を持っているんじゃないだろうかというものだった」

同じ屋根の下に住んでいてもまったく違う世界に棲んでいるということへ絶望。しかしその絶望の先にぽっかりとあいた暗い穴に入り込むことができたなら、深い安堵が得られるのかもしれない。

朝井リョウの『何者』、平野啓一郎の『私とは何か―個人から分人へ』など、ネット時代におけるペルソナの細分化をテーマにした本を最近何冊か読んだが、これらの本より10年以上前(2002年)も本書のほうが掘り下げ方が深く、描き方がしたたかである。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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