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日本のいちばん長い日(決定版) 運命の八月十五日 Kindle版

4.3 5つ星のうち4.3 2,366個の評価

近代日本の“運命の一日”を描いた不朽の名作。太平洋戦争を終結させるべく、天皇の「聖断」に従い和平への努力を続ける首相鈴木貫太郎をはじめとする人々と、徹底抗戦を主張して蹶起せんとした青年将校たち──。玉音放送を敢行しようとする政府関係者に対して、陸軍の一部軍人は近衛連隊を率いて皇居に乱入した。そのあまりにも対照的な動きこそ、この一日の長さを象徴するものであった。玉音放送が流れた昭和二十年八月十五日正午に至る一昼夜に繰り広げられた二十四幕の人間ドラマ。
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

「聖断」に従い平和への努力を続ける人々と、徹底抗戦を主張して蹶起せんとした青年将校たち。昭和二十年八月十五日正午に至る一昼夜に繰り広げられた二十四時間の人間ドラマを埋もれていた資料をもとに再現。不朽の名作。

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B009DECOQC
  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (1995/6/25)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1995/6/25
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 1257 KB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 付箋メモ ‏ : ‎ Kindle Scribeで
  • 本の長さ ‏ : ‎ 325ページ
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 2,366個の評価

著者について

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半藤 一利
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1930年、東京・向島生まれ。

東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。松本清張、司馬遼太郎らの担当編集者をつとめる。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、取締役などをへて作家。「歴史探偵」を名乗り、おもに近現代史に関する著作を発表。

著書は『日本の一番長い日』、『漱石先生ぞな、もし』(正続、新田次郎文学賞)、『ノモンハンの夏』(山本七平賞)、『幕末史』など多数。『昭和史 1926-1945』『昭和史 戦後篇 1945-1989』で毎日出版文化賞特別賞を受賞。

カスタマーレビュー

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運命の昭和20年8月15日に至る緊迫のドキュメント
5 星
運命の昭和20年8月15日に至る緊迫のドキュメント
『日本のいちばん長い日(決定版)』(半藤一利著、文春文庫)には、日本の無条件降伏を骨子とするポツダム宣言を受諾して戦争を終わらせようとする者たちと、そうはさせじと画策する者たちの緊迫したやり取り、刻々と変化する様相が、ドキュメンタリー・タッチで描かれている。東郷外相からポツダム宣言の報告を受けた天皇は、こう述べた。「ともかく、これで戦争をやめる見通しがついたわけだね。それだけでもよしとしなければならないと思う。いろいろ議論の余地もあろうが、原則として受諾するほかはあるまいのではないか。受諾しないとすれば戦争を継続することになる。これ以上、国民を苦しめるわけにはいかない」。「政府は外交工作と軍の旺盛なる抗戦意識の間にはさまれて、両立しえない事態に立つことになった」。8月6日の広島への原爆投下の報告を東郷外相から受けた天皇は、こう指示した。「このような武器がつかわれるようになっては、もうこれ以上、戦争をつづけることはできない。不可能である。有利な条件をえようとして大切な時期を失してはならぬ。なるべくすみやかに戦争を終結するよう努力せよ。このことを木戸内大臣、鈴木首相にも伝えよ」。「(御前会議で)降伏は決定された。8月10日午前2時30分をすぎていた」。「陸軍中央は聖断下るを聞いて驚愕した。まったく予期しないではなかったが、いちばん恐れていたものが現実となって、幕僚は猛り狂ったのである」。「日本帝国は降伏へ向って歩みはじめた」。「ソ連軍の侵攻は樺太、満州でつづき、関東軍総司令部は通化に移動した」。「陸軍中央の抗戦派幕僚らによるクーデター計画は詳細に練りあげられている」。「阿南陸相の想いは複雑であった。すでにクーデター計画が秘密裡に策定されつつあるのは承知している。一触即発の状況にあった」。8月14日の御前会議で天皇が発言した。「このさい、自分のできることはなんでもする。国民はいまなにも知らないでいるのだから、とつぜんこのことを聞いたらさだめし動揺すると思うが、自分が国民に呼びかけることがよければ、いつでもマイクの前にも立つ。ことに陸海軍将兵は非常に動揺するであろう。陸海軍大臣がもし必要だというのならば、自分はどこへでもでかけて親しく説きさとしてもよい」。「宮城占領計画は画餅に帰した。しかし、計画は終ったが、実行の方はなおつづいていた。大隊長、中隊長たちは兵をひきい、宮内省内の捜索をなおつづけていたのである。第一大隊、第三大隊の数多くの将兵が録音盤捜索に手わけして当った」。「襲われたのは首相官邸ばかりではなかった。4時半、すっかり夜も明けはなたれたころ、放送会館は叛乱軍近衛第一連隊の第一中隊の将兵によって包囲されていた」。「放送会館が占領されたとなれば、天皇放送が不可能になる。知らせをうけた高橋部長は顔色を失った」。椎崎中佐、畑中少佐、古賀少佐たち抗戦派の青年将校たちは天皇の終戦の言葉の録音盤を奪って、放送を阻止しようと必死だったのである。「(宮城内の者たちは)はじめて全貌をたがいにつかむことができたのである。森師団長が殺害され、ニセの師団命令によって軍隊が動き、近歩二連隊の主力である第一、第三の二個大隊が宮城内の要所を占拠した。しかし、それもまもなく東部軍によって鎮圧せられるであろう・・・というものであった。(叛乱軍の)首謀者が少数であることも明らかになった」。8月15日正午、「『君が代』が終ると、天皇の声が聞えてきた。『朕深ク世界ノ大勢ト帝国ノ現状トニ鑑ミ非常ノ措置ヲ以テ時局ヲ収拾セムト欲シ茲ニ忠良ナル爾臣民ニ告ク・・・』」。・・・天皇は、会議室のとなり控室の御座所にあって、椅子に坐ったままご自身のラジオの声に聴入っていた。うつむいて、身体を固くして・・・。侍立する侍従たちがはっとするほどにその表情には力がなかった」。玉音放送がラジオから流れるまでに、裏面でこれほど切迫した事態が展開されていたとは!
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上位レビュー、対象国: 日本

2024年2月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
言うまでもなく名著であり、すでに様々なことが語られ尽している感もあるので、
本レビューでは畑中少佐に象徴される青年将校について述べたい。

宮城事件を起こした畑中少佐について本書ではこのように描かれている。
「単純すぎるがそれだけにかえって人をひきつける純真さが加わっていた」(86頁)

日本陸軍の青年将校を描写するのに、
純真さはたびたび使われるタームである。

ただこの時畑中は齢33歳である。
30歳で成人とされる現代基準であれば純真でもいいが、
陸軍大を出た国の根幹を支える当時のエリートが、
30にもなって純真では困る、と個人的には強く思う
(その点、23歳の上原重太郎大尉は少し酌量の余地はあるかもしれない)。

彼らは東京帝国大の平泉澄教授に私淑して、
独特の国体観、皇国史観を学んでいく。
例えば今上天皇が間違っていれば、
諫止(諫死)してその間違いを正し、
真の国体を守らねばならないのだという。

このあたりの思想は二・二六の磯部などとも共通するものだ。
だから磯部は、昭和天皇に対して明治天皇に謝れと主張したのだ。

かくして、政治家にも天皇にも法にも従わない無敵の暴力装置が出来上がる。
もちろん国民にも従わない。もとより国民主権の時代でもない。
おまけに彼らは純粋に国を憂慮する無私の存在、と自分では思いこんでいるのだから、
始末に負えない。
そうしてその時、
社会のすべての問題の解決が、
軍事力や軍人精神を通してなされなければならないとする視野狭窄に陥っていることに、
彼らは気が付かないのだ。

広島、ソ連参戦、長崎と来れば、
まともな判断能力があれば、
これ以上の戦争継続など不可能だと誰でもわかる。
もし宮城事件が成功していたら、日本は確実にソ連に分割されていただろう。

楠木正成などを偶像化して偏った教育をした挙句、
出てきた結果が畑中や椎崎であり、宮城事件だった。
これは士官学校、陸軍大、ひいては帝国日本の教育の失敗でもあったと言わざるを得ない。

以上のレビューは、一部の層からは反発を受けそうだが、
畑中や椎崎は歴史と言うステージで、
永遠に十字架にかけて晒しておくべきだと私は思っている。
逆に、日本を戦争終結に導いた、鈴木貫太郎、東郷、米内、阿南と言った人たちは、
本当に立派だったと再認した。

特に阿南の死は、畑中たち暴走する軍部への、
本当の意味での諫死になっていることに
我々は留意し続けるべきであろう。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2022年8月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
学校でポツダム宣言を受諾し太平洋戦争は終わったと学ぶが、実際には「はい受諾します」となったわけではない。ある意味一つの方向を全員が向いていたような日本だったが、新たな方向へ動き出すには多くの人の多くの汗と血となみだがあった。そんな歴史の転換点での人々の奮闘を多くのインタビューと文献から1つのドラマのようにまとめてあり、臨場感たっぷりで楽しめた。ただ、今は使わない言葉が多く出てくるので少し疲れる。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年12月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容の深さに感動しました。
2023年9月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
太平洋戦争を全く知らない人は是非にも読んで欲しい。学校では教えない昭和の教科書です。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年9月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
徹底抗戦か全面降伏か、一億玉砕だ!!
ポツダム宣言の受諾をめぐる天皇陛下の聖断、政権指導部と軍部の葛藤を綿密な取材と証言にもとづいて〈日本のいちばん長い日〉として書いたノンフィクション。
半藤一利さんのデビュー作となるこの本は、当初はいろいろな事情から大宅壮一編と当代一のジャーナリストの名を冠して刊行され、東宝により映画化されたこともあり多くの人に読まれたという。その後、決定版として再発行するに際し、文芸春秋を退社し〈ひとり立ち〉した記念にと亡き大宅壮一夫人の昌さんの了解を得て半藤一利著とさせていただいたとある。
まさに映像を見るような凄まじい臨場感は膨大な調査と取材の賜物でありそれこそ圧倒的で鬼気迫るものがある。
事態はきわめて切迫していて一刻の猶予もなく、政権中枢部の思惑は国体護持という条件で一致していたが連合軍との確約はどこにもなかった。日本はそれこそドイツのように東西に分断されそうな瀬戸際にあったのかもしれない。
どのようにして日本は敗戦を認めポツダム宣言を受諾することを国民に受け入れてもらうかと御前会議がもたされる。結局、天皇陛下のお言葉として事前に収録されたものを8月15日正午に放送されることが決められる。だが、軍部とりわけ陸軍青年将校らは決起し徹底抗戦を叫びクーデターを決行するのだが、間一髪のところで断念せざるを得なかった。阿南陸相の自決をはじめ多くの叛乱軍が無念の自死を遂げることになる。
やがて、12時の玉音放送がはじまるのだがそれまでの経緯、叛乱軍の制圧、鈴木総理大臣のほか政府要人や侍従らの護衛、収録された音源の確保といった宮城を舞台とする〈日本のいちばん長い日〉がはじまる。
次々と重要文書が燃やされ処分されていくのを眺めながら彼らはいったい何を考えていたのだろう。

井田中佐は、絶望で涸渇した精神のなかに活力の一滴を見出した。重要なことはわれわれが一体となり美しく滅んでゆくということだ、と中佐は思いつめた。こうした死の統一によって困難な時代を乗りこえてゆくことができようし、神州不滅に確信をもつことができるであろう。承詔必謹というような美名による卑怯な敗戦とはちがい、日本敗北の意味は巨大となるであろう。(p109)

今になって思えばまことに滑稽にさえみえる軍部のこの言動とは何だったのだろうか、とあらためて考えさせられる。いつだったか大津島の特攻隊、回天(人間魚雷)基地を訪ねたときもその惨すぎる多くの資料と基地跡を前にして複雑な感情を抑えることができなかった。靖国神社の遊就館を訪ねたときもそうだった。名状しがたいあの独特の雰囲気はどこに起因しているのだろう。ここに共通するあの異様さは何か、何があれほどまでに若者を奮い立たせ決起させたかといえば、それはやはり国体への幻想、天皇を中心とした国体観ということではなかったか、ぼくはそう思う。
ポツダム宣言の受諾すなわち日本は戦争に敗け全面降伏するしかなくなったとしても、やはりこの国の精神をささえた実在としての国体のイメージが国民のアイデンティティとともに最大の問題となった。

もともと竹下中佐、井田中佐、畑中少佐の三人は東大教授平泉澄博士の直門として昭和十年ごろよりずっと兄弟弟子の関係にあった。彼らは平泉博士より、自然発生的な実在としての国体観を学んでいた。一言でいえば、建国いらい、日本は君臣の分の定まること天地のごとく自然に生まれたものであり、これを正しく守ることを忠といい、万物の所有はみな天皇に帰するがゆえに、国民はひとしく報恩感謝の精神に生き、天皇を現人神として一君万民の結合を遂げる―これが日本の国体の精華であると、彼らは確信しているのである。(p178)
・・・略) 彼らの考えるところでは、戦争はひとり軍人だけがするのではなく、君臣一如、全国民にて最後のひとりになるまで、降伏するということは、かえって国体を破壊することであり、すなわち革命的行為となると結論し、これを阻止することこそ、国体にもっとも忠なのである、と信じた。(p178)

おそらくこれが彼らの大義となっていたと考えられる。彼らは森師団長を説き伏せ決行を促すが偶然のいたずらか思い違いか、事件はあっという間に起きた。井田中佐が隣の参謀長室にいたとき師団長を撃ち抜き斬りつけた。

― 井田中佐はとっさにそうした事のなりゆきをみてとった。そして井田中佐を観た、わずかにのぞかれた師団長室を。血の海で、その中に森師団長と白石中佐の死体が重なるようにうつぶしていた。そしてそれを見下ろすように、椎崎中佐が呆然とし、椅子に腰をかけている。ほかに二人の興奮した将校の姿が・・・。叛乱がはじまった!(p210)
 
だが、井田中佐、畑中少佐ら叛乱軍の思惑ははずれ、東部軍の理解は得られず彼らは宮城に籠城したまま外部との連絡を遮断したまま孤立していた。

「畑中、もういかんよ。東部軍は冷却しきって、まったく起つ気配はない。これ以上、宮城籠城はおぼつかないことだ。失敗とあきらめて兵をひけ。もしこのまま籠城をつづければ、国家非常事態を前に、東部軍との一戦は必至となるぞ」(p240)

井田中佐の忠告にも血気盛んな畑中少佐は「一戦おそるるに足らずです」と抵抗するが「馬鹿をいえッ」と一喝される。
畑中少佐に兵を引けと説き、その足で陸相官邸を訪ねた井田中佐は竹下中佐とともに切腹直前の陸相を前にして自制心を失い涙にくれたという。もはやクーデターも陰謀もあったものではなかった。
宮城から追放された畑中少佐は少尉と兵二人をつれて放送会館へ乗りこみ、陸軍ではなく国民を相手に放送手段で訴えようとするが、東部軍の許可なしではできないと拒否される。
やがて、東部軍司令官が暴動鎮圧に乗りだし叛乱軍は制圧されていく。

その朝はギラギラとした太陽を、さまざまな人が、いろいろなところで、それぞれの感慨をもって仰ぎみた。(p307)

天皇放送に関係のないすべての番組は消され、報道の時間には正午から天皇放送がある旨がくり返し流され、多くの国民は玉音放送を待つばかりとなっていた。
こうして満州事変にはじまった第二次世界大戦は終焉をむかえ、大日本帝国は“歴史”と化してしまった。
エピローグでは歴史の最後の一ページで重要な役割を演じた人たちの、それぞれのその後についていくつかのエピソードが記述されているけれど、多くの軍関係者は死に場所を求め宮城前で死を遂げた人もあったという。
本著は、8月15日正午の玉音放送までの24時間にわたる日本の葛藤と激動の詳細を徹底した取材と調査によって画いたドキュメントであり、半藤さん渾身の一冊といえる。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2022年3月21日に日本でレビュー済み
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この著書を拝読し、長い長い一日がどのような状況情景の中で進んでいたのかが 手に取るように鮮明に理解出来た。もっと半藤氏の著書を読みたいと感じた
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2022年2月6日に日本でレビュー済み
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■ 日本のいちばん長い日 <決定版> 半藤 一利

すべての日本人(成人に限らず)の必読書。

現代日本の原点、この8月15日を起点として前後に向う " 日本史 " というものがあっていいのではないか ? というのが読後まず浮かんだ思い。
7月27日のポツダム宣言、原爆投下、そして前日8月14日午後一時から一時間刻みに終戦を決める玉音放送(8月15日正午)まで。それぞれの主人公とシーンが入れ替わり、絡み合い一本の線でつながる.降伏か戦争続行か、終戦を告げる玉音放送、すさまじいクーデターの動き、刻一刻さまざまな偶然と必然が重なり合っていく。もし、こうなっていたら今の日本は・・・という " if " の連続。8月14日深夜に録音された玉音放送(詔書)の音盤をめぐり、これを奪わんとする軍人との攻防、ちょっとした機転。
恐ろしくもスリルの連続。簡単に " ドラマ " などと評されるのを拒否するような歴史の重み。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2022年8月10日に日本でレビュー済み
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戦争の記憶を持っている方がもうほとんど存在しない現在に、せめて終戦の日にどんな事が起こっていたのか、たった一日のことだけれども、せめてその日の激動だけでもドラマではなく起こった歴史として確認することが、前後の歴史の先に生きるわたしたちに大切ではと感じました。
【八月は六日九日十五日】
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