私はこれでも結構な乗り物好きなのですが、この本はハードルが高すぎました。
ほとんどの部分は「情報」の羅列で、時刻表を見てうっとりできるタイプの濃いマニア限定の作品です。
つまり「ストーリー」的な部分はあっさり流しているので
「あれっこの路線をこんな電車が?」と素朴な興味を抱く程度のファンが楽しむのは無理でした。まあ「タイトル通り」なのは間違いありません。
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鉄道会社はややこしい (光文社新書) Kindle版
いつもは何気なく乗っていて気がつかなくても、よく観察すると様相は複雑怪奇であるとともに、鉄道会社どうしは見事な連携プレーを披露している! 例えば相互直通運転では、車両を貸し借りしていて、それらの使用料は清算しなければならなかったりする。本書では、そういった裏のカラクリを一挙公開! 写真もふんだんに掲載し、読んで楽しい、電車に乗ってみたくなる一冊。
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2012/7/6
- ファイルサイズ45815 KB
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商品の説明
著者について
所澤秀樹(しょざわ・ひでき) 交通史・文化研究家、旅行作家。1960年東京都生まれ。神戸市在住。重電機器設計、輸出事務、広告宣伝、市場調査、ビデオソフト製作、債権管理、医療事務研究会運営等の職を経て、旅、鉄道を中心とした文筆稼業に専念。中学期より一人旅で諸国を巡り、浮世の表裏を見据える眼を養う。宵越しの金は持たず、地方の歓楽街には目がないという側面を持つ。著書は『鉄道地図は謎だらけ』『日本の鉄道 乗り換え・乗り継ぎの達人』(以上、光文社新書)、『旅がもっと楽しくなる 駅名おもしろ話』(光文社知恵の森文庫)、『鉄道を愉しむ鈍行の旅』(ベスト新書)、『鉄道の基礎知識』『国鉄の基礎知識』(以上、創元社)、『時刻表タイムトラベル』(ちくま新書)、『鉄道地図 残念な歴史』(ちくま文庫)など多数。
登録情報
- ASIN : B009KZ45RA
- 出版社 : 光文社 (2012/7/6)
- 発売日 : 2012/7/6
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 45815 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 348ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 214,453位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年5月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者の所澤さんは交通史、文化研究家で、鉄道、鉄道旅行関係の著作が多数あります。
タイトルだけでAmazonさんから購入しました。ゲージ問題、鉄道会社の勃興、統合、買収、国鉄の分割、民営化に伴う事等を扱っているのかなと思っていましたが、ほぼ相互直通運転に起因する問題のみを狭く、深く取上げていて、かなりトリビア、マニアック的で、悪く言えばオタク(失礼)の臭いがプンプンする内容になっています。
本邦初の異なった鉄道事業者間の直通運転は、明治18年3月1日の日本鉄道会社の官鉄線乗り入れですが、やはり多く見られるのは、東京、大阪等の大都市圏での地下鉄私鉄の相互乗り入れでしょう。地下鉄浅草線では、なんと東京都交通局、京成電鉄、京浜急行電鉄、北総鉄道、柴山鉄道の5社が乗り入れをしています。一方、大阪では、大阪市のモンロー主義のためか阪急と堺筋線、北大阪急行と御堂筋線等少数に限られています。相互乗り入れは異なる会社同士が行なっていますから、一部の例外はありますが、異なる路線では車両の貸し借りをし、精算しなければいけません。また、乗り組み乗務員も境界駅で交代するのが普通です。
そして、この相互直通運転が増加したのは、日本国有鉄道経営再建促進特別措置法、国鉄分割民営化にあります。前者は、第3セクター鉄道を数多く産み、後者は、旅客鉄道6社とJR貨物を生み出しました。この結果、会社境界駅を通過する列車は、自動的に列車直通運転となったわけです。
本書では、この他、共同駅の問題、上下分割方式、整備新幹線(在来線の扱いが問題になる)の事、等が述べられています。
内容的にかなりマニアックですから、交通問題、鉄道ファン向きの本かなと思います。
タイトルだけでAmazonさんから購入しました。ゲージ問題、鉄道会社の勃興、統合、買収、国鉄の分割、民営化に伴う事等を扱っているのかなと思っていましたが、ほぼ相互直通運転に起因する問題のみを狭く、深く取上げていて、かなりトリビア、マニアック的で、悪く言えばオタク(失礼)の臭いがプンプンする内容になっています。
本邦初の異なった鉄道事業者間の直通運転は、明治18年3月1日の日本鉄道会社の官鉄線乗り入れですが、やはり多く見られるのは、東京、大阪等の大都市圏での地下鉄私鉄の相互乗り入れでしょう。地下鉄浅草線では、なんと東京都交通局、京成電鉄、京浜急行電鉄、北総鉄道、柴山鉄道の5社が乗り入れをしています。一方、大阪では、大阪市のモンロー主義のためか阪急と堺筋線、北大阪急行と御堂筋線等少数に限られています。相互乗り入れは異なる会社同士が行なっていますから、一部の例外はありますが、異なる路線では車両の貸し借りをし、精算しなければいけません。また、乗り組み乗務員も境界駅で交代するのが普通です。
そして、この相互直通運転が増加したのは、日本国有鉄道経営再建促進特別措置法、国鉄分割民営化にあります。前者は、第3セクター鉄道を数多く産み、後者は、旅客鉄道6社とJR貨物を生み出しました。この結果、会社境界駅を通過する列車は、自動的に列車直通運転となったわけです。
本書では、この他、共同駅の問題、上下分割方式、整備新幹線(在来線の扱いが問題になる)の事、等が述べられています。
内容的にかなりマニアックですから、交通問題、鉄道ファン向きの本かなと思います。
2013年5月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
普段通勤で乗っている電車が相互乗り入れだからこそ
その裏側を知るようで面白いです。
鉄道は好きなのですんなり読めますが、
そうでない人が雑学として読むには…??
その裏側を知るようで面白いです。
鉄道は好きなのですんなり読めますが、
そうでない人が雑学として読むには…??
2012年7月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
出だしが東青森駅の話になっていて、電車に興味がない人にとっては読む気がうせる。
電鉄会社のお金の部分にもっとせまってくれる本だと思っていただけに期待はずれの印象。
中身は会社中心ではなく電車中心なんですね。
もっと、経営学的な視点から書いてほしかった。
電鉄会社のお金の部分にもっとせまってくれる本だと思っていただけに期待はずれの印象。
中身は会社中心ではなく電車中心なんですね。
もっと、経営学的な視点から書いてほしかった。
2018年4月25日に日本でレビュー済み
国鉄民営化後、とみにあちこちでみられるようになった鉄道会社同士の相互乗り入れ直通運転。
第三セクター、地下鉄、JR、私鉄などさまざまな組み合わせの直通運転がどう運営されているのか不思議におもっていたのだが、まさしくその疑問に解を与える新書だった。
よくまあここまで調べたものだと感心。
しかし路線名、駅名などが次から次へとでてくるものだから読んでいて本当に"ややこしい"。読みづらいことこの上ない。
だから★3つ。
第三セクター、地下鉄、JR、私鉄などさまざまな組み合わせの直通運転がどう運営されているのか不思議におもっていたのだが、まさしくその疑問に解を与える新書だった。
よくまあここまで調べたものだと感心。
しかし路線名、駅名などが次から次へとでてくるものだから読んでいて本当に"ややこしい"。読みづらいことこの上ない。
だから★3つ。
2013年9月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
鉄道会社と鉄道会社との関係、相互乗り入れの時のルールなどわからなかったが面白く書かれている。
2013年10月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「鉄道会社」の闇に迫る「禁書」(笑)!
「鉄」分補充時の合間に最適!
「鉄」分補充時の合間に最適!
2014年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
鉄ちゃんでなくても読める新書です。相互運転が進んでいる東京がメインですが、それぞれの地域のことが書かれていてます。