角田さんの本は3冊目になります。
彼女たちの生き方をそれぞれに描いていきます。といっても、4人の中でも仁絵が主役ですね。
仁絵を中心に物語は進んでいきます。「100人にやめろと言われてもやめられない恋」恋は盲目と
いいますが、正にその通りですね。自分でも違和感を感じている。でも、別れられない。
結婚して20年近く経つ私からするとうらやましいです。そのときの本人は苦しい・切ないかもしれ
ないけど、そういう気持ちってうらやましいなって思ってしまいました。
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それもまたちいさな光 (文春文庫) Kindle版
デザイン会社に勤める悠木仁絵は35歳独身。いまの生活に不満はないが、結婚しないまま1人で歳をとっていくのか悩みはじめていた。そんな彼女に思いを寄せる、幼馴染の駒場雄大。雄大と宙ぶらりんな関係のまま恋愛に踏み込めない仁絵には、ある理由があった…。2人の関係はかわるのか? 人生の岐路にたつ大人たちのラブストーリー。「オール讀物」掲載と同時にTBS「開局60周年記念番組」としてラジオドラマ化した、異例のコラボレーション企画原作。
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2012/5/10
- ファイルサイズ1281 KB
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商品の説明
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
角田/光代
1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。90年「幸福な遊戯」で第9回海燕新人文学賞、96年『まどろむ夜のUFO』で第18回野間文芸新人賞、98年『ぼくはきみのおにいさん』で第13回坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』で99年第46回産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年第22回路傍の石文学賞を受賞。03年『空中庭園』で第3回婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で第132回直木賞、06年「ロック母」で第32回川端康成文学賞、07年『八日目の蝉』で第2回中央公論文芸賞、11年『ツリーハウス』で第22回伊藤整文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。90年「幸福な遊戯」で第9回海燕新人文学賞、96年『まどろむ夜のUFO』で第18回野間文芸新人賞、98年『ぼくはきみのおにいさん』で第13回坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』で99年第46回産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年第22回路傍の石文学賞を受賞。03年『空中庭園』で第3回婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で第132回直木賞、06年「ロック母」で第32回川端康成文学賞、07年『八日目の蝉』で第2回中央公論文芸賞、11年『ツリーハウス』で第22回伊藤整文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B009VJ0EPC
- 出版社 : 文藝春秋 (2012/5/10)
- 発売日 : 2012/5/10
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 1281 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 160ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 152,485位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1967年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。
90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、98年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』で99年産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年路傍の石文学賞、03年『空間庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞、06年「ロック母」で川端康成文学賞、07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞を受賞。著者に『三月の招待状』『森に眠る魚』『くまちゃん』など多数。2010年7月には、毎日新聞の連載『ひそやかな花園』も単行本化された。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年2月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私はラジオを聴くのが大好きです。
だからこそ、この小説に寄り添うことができました。
テレビよりリスナー同士が近い、そういう感覚を見事に描いている小説です。
ラジオ好きの方にはお勧めの1冊です。
だからこそ、この小説に寄り添うことができました。
テレビよりリスナー同士が近い、そういう感覚を見事に描いている小説です。
ラジオ好きの方にはお勧めの1冊です。
2015年10月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
角田さんの作品なので、一気に読むつもりでしたが。女性心理を描いているなと感心しつつも、ダイナミックさがなくて、まだ3分の1低出までしか数sんでいません。女性向ですね。
2013年10月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
筆者の小説は分かりやすい言葉のなかに説得力がある、珠子と仁絵の会話、
「見つめあう夫婦っていないのかな」「見つめあってたら生活できないん
じゃない」夫婦について含蓄のあるフレーズである。
この小説も読みやすさ、わかりやすさが読み手に安らぎを与える気がする。
「見つめあう夫婦っていないのかな」「見つめあってたら生活できないん
じゃない」夫婦について含蓄のあるフレーズである。
この小説も読みやすさ、わかりやすさが読み手に安らぎを与える気がする。
2013年6月23日に日本でレビュー済み
角田光代さんは毎回新刊を楽しみにしている作家さんの一人です。
森に眠る魚、三面記事小説、など人間のダークな心情を描いた作品もとても好きなのですが、
今回の作品は毎朝流れるラジオ番組を背景に、人生の岐路に立つ大人たちのラブストーリーと
いった感じです、さらりと読めながらも、読後感が爽やかで前向きになれる作品です。
どの小説にもいえますが、角田さんならではの女性の心情の描写がリアルです。
百人が反対してもやめられない恋愛の後、幼馴染との関係になかなか踏み込めない主人公でしたが、
どうでもいい毎日を繰り返していくこと、他人である誰かとちいさな諍いを繰り返しながらも
続けていくことのほうがよほど大きな、よほど強い何かなのではないか。
という大きな気持ちの変化がありました。
一見平凡なにみえる日常生活の中にも気持ちの浮き立つこと、沈むこといろんなことがあると思いますが、
後にどれも大切な記憶になり、どんな記憶ものちにちいさな光を放つのだという最後のパーソナリティーの
言葉にとても共感すると共に、ささやかな日常をより大切にしていきたいと思いました。
森に眠る魚、三面記事小説、など人間のダークな心情を描いた作品もとても好きなのですが、
今回の作品は毎朝流れるラジオ番組を背景に、人生の岐路に立つ大人たちのラブストーリーと
いった感じです、さらりと読めながらも、読後感が爽やかで前向きになれる作品です。
どの小説にもいえますが、角田さんならではの女性の心情の描写がリアルです。
百人が反対してもやめられない恋愛の後、幼馴染との関係になかなか踏み込めない主人公でしたが、
どうでもいい毎日を繰り返していくこと、他人である誰かとちいさな諍いを繰り返しながらも
続けていくことのほうがよほど大きな、よほど強い何かなのではないか。
という大きな気持ちの変化がありました。
一見平凡なにみえる日常生活の中にも気持ちの浮き立つこと、沈むこといろんなことがあると思いますが、
後にどれも大切な記憶になり、どんな記憶ものちにちいさな光を放つのだという最後のパーソナリティーの
言葉にとても共感すると共に、ささやかな日常をより大切にしていきたいと思いました。
2012年6月29日に日本でレビュー済み
恋に仕事に人生に悩む女性やその周囲の人物を
やさしく包むラジオ番組の存在と共に描き出す。
と書くとゆるふわなイメージですが、
読み心地は凄い。読後感が凄い!
まるで登場人物たちと、読者である自分が同じ空間にいて
彼女たちの日々を直接見聞きしたかのような手触りが残る。
食べたもの、飲んだもの、話したこと、どれ一つとして、
実生活として考えても違和感がなさ過ぎて、
「こんな友達がいてね……」と話してしまいそうなくらい、
登場人物の存在が「確か」。これってすごいことだと思う。
内容の展開がすごいとかそういうことじゃなく、
「生活」の描写があまりに凄すぎて、しばらく放心してしまった。
日常を描き切っているからこそ立ち上る、角田光代の「凄み」を味わえる。
やさしく包むラジオ番組の存在と共に描き出す。
と書くとゆるふわなイメージですが、
読み心地は凄い。読後感が凄い!
まるで登場人物たちと、読者である自分が同じ空間にいて
彼女たちの日々を直接見聞きしたかのような手触りが残る。
食べたもの、飲んだもの、話したこと、どれ一つとして、
実生活として考えても違和感がなさ過ぎて、
「こんな友達がいてね……」と話してしまいそうなくらい、
登場人物の存在が「確か」。これってすごいことだと思う。
内容の展開がすごいとかそういうことじゃなく、
「生活」の描写があまりに凄すぎて、しばらく放心してしまった。
日常を描き切っているからこそ立ち上る、角田光代の「凄み」を味わえる。
2012年11月4日に日本でレビュー済み
普通のガールズトークみたいな話だなぁ。
と、思ってみたものの、
男子である僕は、本物のガールズトークを知っているわけじゃない。 なのであくまで、どこかで耳にしたり目にしたりする、
女同士の話に思えた、というわけで。
恋とはちょっと違う幼馴染みとの関係、
不倫や、ダメンズにはまる女友達、
仕事をしながら、普通の生活に添えるように、 流れてくるラジオの声。
それはやっぱり、
どこにでも落ちていそうなガールズトーク。
それも、二十代のキャピキャピした感じではなく
三十代半ばから四十前後の、大人だけど、相変わらずなことで悩んでしまう類いの。
もう少し若いときなら、
それは異性でないと見えない、
新たな視野の広がりと感じただろうけど、
少し若くない今の僕には、あまり心地よくは感じないのであった。
それはたぶん、いろいろと知ってしまったからかもしれない。
見つめ合うことより、隣にいることの意味を、
どうにもならないのに、どうにかしようとしたことの絶望を、
少しずつ、大切にしていたものが、さらさらと落ちていくことを、
思い出は形を変えながら、いつか答えを教えてくれることを。
つまりは、わかってしまうことの無意味さに、
うー、あー、ってなってしまうのだ。
そうして浮かんできたのは、
14才からの付き合いになる、同い年の友達のこと。
彼女は、僕の一番古い友達だ。
小説の中に、幼馴染み同士のやりとりで、
'W35才になって、お互い独り身だったら結婚しよう、と昔、話していた'W
というシーンがあった。
35才になり、いろいろ葛藤しながらも結婚に向けて付き合い始める、 という流れになっていくのだけど。
あれはいつだったか、たぶん、二十代の終わりのころだったか、
14才からの付き合いの友達に、同じようなことを言ったな、と。
35才じゃなくて、
「60くらいになって、暇だったら、結婚しよう」と、何かの拍子に言ったのだ。 まぁ、それの98%はジョークなのだけど、
2%は、なんとも言えない気持ちがあったのは、本当だった気がする。
で、彼女はそれに対して、 「そうだね、そのくらいになったら、縁側でお茶するのもいいかもね」
と、答えたわけで。
まぁ、そんなことを思い出した。
年を重ねていくにつれ、 どんどんと「想い」に情熱があったときが、遠くなっていく。
その原型は14才ころにあったもので、 それを彼女は知っていて、
だから、彼女と話すと、14才のまっすぐな感覚と、 30代の積み重ねの経験が、ごちゃまぜになる。
お互いに未熟だらけで、
それを確かめていられるのは、 心にいいことだなぁ、
って、思ったりする。
それは僕にとって、「ちいさな光」であるのだと思う。
あ、ラジオについても書きたかったんだけど、 うまくまとまらないので、割愛。
割愛しないで、話し続けることができるラジオのパーソナリティーって、 すごいなぁって、尊敬するのであった。
と、思ってみたものの、
男子である僕は、本物のガールズトークを知っているわけじゃない。 なのであくまで、どこかで耳にしたり目にしたりする、
女同士の話に思えた、というわけで。
恋とはちょっと違う幼馴染みとの関係、
不倫や、ダメンズにはまる女友達、
仕事をしながら、普通の生活に添えるように、 流れてくるラジオの声。
それはやっぱり、
どこにでも落ちていそうなガールズトーク。
それも、二十代のキャピキャピした感じではなく
三十代半ばから四十前後の、大人だけど、相変わらずなことで悩んでしまう類いの。
もう少し若いときなら、
それは異性でないと見えない、
新たな視野の広がりと感じただろうけど、
少し若くない今の僕には、あまり心地よくは感じないのであった。
それはたぶん、いろいろと知ってしまったからかもしれない。
見つめ合うことより、隣にいることの意味を、
どうにもならないのに、どうにかしようとしたことの絶望を、
少しずつ、大切にしていたものが、さらさらと落ちていくことを、
思い出は形を変えながら、いつか答えを教えてくれることを。
つまりは、わかってしまうことの無意味さに、
うー、あー、ってなってしまうのだ。
そうして浮かんできたのは、
14才からの付き合いになる、同い年の友達のこと。
彼女は、僕の一番古い友達だ。
小説の中に、幼馴染み同士のやりとりで、
'W35才になって、お互い独り身だったら結婚しよう、と昔、話していた'W
というシーンがあった。
35才になり、いろいろ葛藤しながらも結婚に向けて付き合い始める、 という流れになっていくのだけど。
あれはいつだったか、たぶん、二十代の終わりのころだったか、
14才からの付き合いの友達に、同じようなことを言ったな、と。
35才じゃなくて、
「60くらいになって、暇だったら、結婚しよう」と、何かの拍子に言ったのだ。 まぁ、それの98%はジョークなのだけど、
2%は、なんとも言えない気持ちがあったのは、本当だった気がする。
で、彼女はそれに対して、 「そうだね、そのくらいになったら、縁側でお茶するのもいいかもね」
と、答えたわけで。
まぁ、そんなことを思い出した。
年を重ねていくにつれ、 どんどんと「想い」に情熱があったときが、遠くなっていく。
その原型は14才ころにあったもので、 それを彼女は知っていて、
だから、彼女と話すと、14才のまっすぐな感覚と、 30代の積み重ねの経験が、ごちゃまぜになる。
お互いに未熟だらけで、
それを確かめていられるのは、 心にいいことだなぁ、
って、思ったりする。
それは僕にとって、「ちいさな光」であるのだと思う。
あ、ラジオについても書きたかったんだけど、 うまくまとまらないので、割愛。
割愛しないで、話し続けることができるラジオのパーソナリティーって、 すごいなぁって、尊敬するのであった。
2012年12月31日に日本でレビュー済み
好きな作家さんなのですが、やっぱり読みやすいです。まだ途中ですが、どの作品を読んでもすんなり入っていけます。