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ツアーのハイライトとも言える武道館ワンマンまでに、
2012年9〜12月に行われたアルバムツアーから、15公演各1曲ずつを収録した作品。
バラエティー豊かな収録地にも関わらず、
今ツアーにおいて組まれた本編のセットリストを主体にセレクトされているので、
自分が参加した幾つかの公演の追体験のよう。
そんなまとまりをライブアルバムとしては持ちつつも、
基本タイト目に作られながら十二分に臨場感のあるサウンドは、
当たり前ながらに千差万別で、飽きずに聴き返すことができる。
演奏のテンションも様々なので、ライブってやっぱり生き物なんだなと思いました。
ヘッドフォンで聴くと、各地の楽器や歌の質感、空気感がいい意味で違っています。
お客さんの声援の感じも様々で、岡峰ブログの当日のライブ写真を見ながら、
自分が見られなかった公演や行ったことがないライブハウスを想像しながら聴くと、
なおのこと心を揺さぶられます。
特に台湾のお客さんはいい意味でずっと歌いすぎ(笑)
最初ボーカルのエフェクト成分だと思ったので、気が付いたときに鳥肌が。
日本で｢美しい名前｣の時にああいった反応にはならないので、海外を感じました。
このライブアルバムと3月にリリースになる武道館DVDを合わせるとアルバム『リヴスコール』の曲が全部収録されるあたり、
意図的かどうかは分からないけれど勝手に納得してしまいました。
『リヴスコール』収録曲がアルバムと違った勢いだったり、叙情性だったりが増していて、
ライブ2部作をもってこのアルバムが完成する、ひとまずの最終系なんだな、って思えます。
こんなにも訴えかけてきてくれる作品をリリースし続けてくれるTHE BACK HORNには
今後も自分の心とKYO-MEIし続けて欲しいと願ってます。
とりあえずライブ行きたくなってきた。
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