通算7作目の「UFOロマンティクス」以降、それまでの爆音R&Rに加えて多彩な爆音ロックにも果敢に挑戦してきた彼ら、今回もいかにもな曲を要所に配しつつ今までになかったタイプの曲を披露したりあの手この手で攻めてきますがそれでもやはり全てがギターウルフ!!曲も歌詞も文句無し!!という傑作に仕上がっています。それと今回も「DEAD ROCK」以降の爆音だがクリーンなサウンドプロダクションですが、各パートがよりくっきりシャープでまるで目の前で演奏しているみたいでとてもリアルです。
一方おまけのDVDですが、ライヴの方は映像も音もまともに撮られている物にわざわざブートレッグ風の処理(劣悪な画像・音質)と編集(一曲も完奏無し)をしないでほしかったです。PVの方は二曲とも素晴らしい出来。特に巨大化した三人が渋谷の町中で・・・な“ジェット サティスファクション”は必見です!!
最後に、“マグマ信長”にhey モンキー! hey タヌキ! hey キンカン!ていうフレーズがありますが、この場合モンキーが豊臣秀吉でタヌキが徳川家康なのは誰でもわかると思うのですが、キンカンが誰かというと明智光秀のことなんです。光秀は禿(ハゲ=キンカン頭)でしかも禿という字が光秀の光の下と秀の上を合わせた字だから信長は光秀のことをキンカンと呼んだらしいです(笑)。セイジのおかげで僕は一つ賢くなれました。セイジ、ありがとう。