150勝の名投手ユン・ドフンも今や衰え、酒や女性問題でトラブルを起こし本職よりスキャンダルで紙面を賑わせています。
愛想を尽かした妻に自宅を追い出されますが、偶然にも妻の秘密を知り、突如夫婦愛、家族愛に目覚めます。
妻から「オッパ、もう一度投げるところを見せて」と言われ、宿敵サムソン戦目指して急遽仕上げて決戦に臨みます。
娯楽映画の名匠キム・サンジン監督らしく解りやすく、しかも珍しく涙腺決壊を狙って制作されました。
キム監督の常連俳優はひとりも出演していません。今までの作品との印象を変えるためかもしれません。
物語は夫婦愛,家族愛の賛歌ですが、プロ野球に題材を求めた映画など今の日本では作り得ないためか、
なんだか懐かしく、少々羨ましい気持ちにもなりました。