●年一回の旅行に台風襲来。列車が止まらない限り決行だったので、
元々欲しかった防水の本機を、直前に急きょ購入しました。
ちなみに購入直後に、本品はメーカー廃番になってしまいました。
防水ケースなしで水中まで可、しかもコンパクトなAWシリーズは
使い勝手も良いので、継続して欲しいです。（後継機の
AW120
が出ました）
●画質を中心に、手持ちの
S8200
と比較してみました。
ちなみに有効画素数は違いがありますが、記録画素数は両方16M（4608×3456）です。
傾向として、前作の
AW100
がそうでしたが、本機もノイズ処理が強めなようです。
パソコンで拡大すると、輪郭以外の部分が、色をベタッと塗ったような、
水彩画エフェクトのような感じです。
具体的には、遠くの木々の緑がモワモワした感じ、建物の壁がベタッとした感じです。
ところが、本機のノイズは S8200 よりも少ないので、この処理は ？ です。
とりあえず通常の使用なら、プリントでも解像感はあり、全く問題ないです。
●ズームについて、
広角側は問題なく、むしろ S8200 よりコントラストがあり、見栄えがするほどです。
ところが望遠側は光学ズーム範囲内でも、コントラストが低くなります。
ただ、並べて比較しない限り気が付かないとは思います。
本機の最大の弱点は、光学の望遠端が140mm相当（以下、すべて相当）と、短いことです。
屈曲光学系とサイズとの兼ね合いで、限界なのでしょう。
致し方なくデジタルズームに頼ることになりますが、幸い200〜300mm程度までに
限定すれば、画質の劣化はほとんど感じません。
水中撮影まで可能なことを考えれば、許せる範囲です。
本機のデジタルズームについて調べてみました。
広角端の28mmを起点に、光学の望遠端が５倍＝140mm、
デジタルズームは28mmの整数倍のステップズームになっており、
６倍＝168mm、
７倍＝196mm、
８倍＝224mm、
９倍＝252mm、
10倍＝280mm、
11倍＝308mm、．．．．．．以降、20倍＝560mmまで続きます。
なお、一般的には光学望遠端を基準に表記します。
本機も、メーカー表記としては「電子ズーム倍率＝最大４倍」です。
使う人の許容範囲によりますが、上記の200〜300mm程度に限定するなら
３ステップ〜６ステップまで使える感じです。
●本機も１cmまでマクロ可能で、水中可に次ぐ超おすすめポイントです。
ネタに困ったとき、何でもいいので大アップで撮ってみると、
新しい視点を発見できます。
●注意点としては２つあります。
一つめは、カメラを両手で構える人だと、指が撮影範囲に入りがちなことです。
液晶モニターで気が付けば、ミスは防げるとは思います。
もう一つ、GPSをONにしていると、極端にバッテリーの減りが早まります。
ON＝100枚弱、OFF＝280枚ほどでした。
| ブランド | Nikon |
|---|---|
| 製品型番 | COOLPIX AW110(OR) |
| 有効画素数 | 1605万画素 |
| 撮像素子 | 1/2.3型 |
| 画面サイズ | 3 インチ |
| 可動式液晶 | いいえ |
| ズーム倍率 (光学) | 5 |
| ズーム倍率 (デジタル含む) | 20倍 |
| F値 (広角側) | 3.9 |
| F値 (望遠側) | 4.8 |
| シャッタースピード | 1/1500秒 |
| ファインダー付き | いいえ |
| ファインダータイプ | 光学式 |
| WiFI | 有り |
| 手ブレ補正 | 有り |
| 付属機能、特徴 | 非対応 |
| 撮影機能 | ムービー, シーン |
| モータータイプ | デジタルズーム |
| 防水性 | 防水 |
| カラー | サンシャインオレンジ |
| 電池付属 | いいえ |
| 保証書 | 同梱&EOL |
| 保証 | メーカー保証:1年 |
| 梱包サイズ | 17.7 x 15 x 9.1 cm; 193 g |
