KEITH作品には沢山の方がコメントしているのでごちゃごちゃ申しません。只単にKEITH節を楽しみたい方には最適な出来となっております。最後の2局が聴きものとの宣伝が有りますが、驚くほどでもなく、私はここでの演奏での”Someday My Prince Will Come"の美しさとKEITH奏法の妙に参りました。数ある彼らのLIVEではBEST数枚の仲間入りと確信します。
2002年7月フランス・アンティーブ・ジャズ・フェスティバルでのライブ。『Inside Out』、『Always Let me go』と2作続けてインプロビゼーションを聴かされ2年も間が開いたので、なぜかものすごく彼等の演奏するスタンタード・ナンバーが懐かしく感じられたのは僕だけだろうか。 本作では何故かゲーリー・ピーコックのベースがとても目立つ。スタンダーズ全部の中でも一番冴えまくった演奏をしている。『Butch & Butch』あたりの指さばきなどは、何故かペデルセンのそれを連想してしまった。 素晴らしい彼等の今の音楽に言葉を失い、ただ聴き続けていたい気持ちでいっぱいだ。買って一生持っていて、大事な人にも紹介したい一枚だ。