皆様、ご覧になられた方は、難しい観方をされているようです。普通に視聴されたらとても面白い映画です。
ただ、一人の人物に複数の名前、例えばディニス神父はサビノ・カブラとかセバスティアン・デ・メロ。又、アルベルト・デ・マガリャンエスは
エリオドロ又は、綽名”もの食いナイフ”など。他にもバルタザル修道士が修道士になる前はアルヴァロ・デ・アルブケルケという名前である。
それさえクリアーすれば、普通に観られますが、どちらかというとミステリー好きの方にお勧めです。19世紀の風俗に興味を持たれる方にも。
映画全体通して絵画的です。光と影。登場人物の絡み合い。最後に近いペドロとアルベルトの決闘場面でアルベルトの提案で決闘を中止に
した後のペドロの台詞”他人の意思のままに見えない糸で動く操り人形”キーワードですね。場面の各区切りで操り人形の劇場画面が出ます。
それも面白い手法だと思います。最後は白い光で終わるところがヨーロッパらしい。