Kindle 価格: ¥396

(税込)

獲得ポイント:
4ポイント (1%)

これらのプロモーションはこの商品に適用されます:

一部のプロモーションは他のセールと組み合わせることができますが、それ以外のプロモーションは組み合わせることはできません。詳細については、これらのプロモーションに関連する規約をご覧ください。

を購読しました。 続刊の配信が可能になってから24時間以内に予約注文します。最新刊がリリースされると、予約注文期間中に利用可能な最低価格がデフォルトで設定している支払い方法に請求されます。
メンバーシップおよび購読」で、支払い方法や端末の更新、続刊のスキップやキャンセルができます。
Kindleアプリのロゴ画像

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません

ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。

携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。

KindleアプリをダウンロードするためのQRコード

著者をフォロー

何か問題が発生しました。後で再度リクエストしてください。

羆嵐(新潮文庫) Kindle版

5つ星のうち4.5 1,870


Amazon 新生活SALE (Final) 開催中
期間限定!人気商品がお買い得。最大5,000ポイント還元ポイントアップキャンペーン
Amazon 新生活SALE (Final) を今すぐチェック

出版社より

書影 書影 書影 書影 書影 書影
戦艦武蔵 高熱隧道 冬の鷹 零式戦闘機 漂流 海の史劇
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.3
512
5つ星のうち4.5
1,140
5つ星のうち4.3
150
5つ星のうち4.2
89
5つ星のうち4.4
1,747
5つ星のうち4.3
283
価格 ¥693 ¥649 ¥737 ¥737 ¥880 ¥1,210
【新潮文庫】吉村昭 作品 帝国海軍の夢と野望を賭けた不沈の巨艦「武蔵」──その極秘の建造から壮絶な終焉まで、壮大なドラマの全貌を描いた記録文学の力作。 トンネル貫通の情熱に憑かれた男たちの執念と、予測もつかぬ大自然の猛威との対決──綿密な取材と調査による黒三ダム建設秘史。 「解体新書」をめぐって、世間の名声を博す杉田玄白とは対照的に、終始地道な訳業に専心、孤高の晩年を貫いた前野良沢の姿を描く。 空の作戦に革命をもたらした”ゼロ戦”──その秘密裡の完成、輝かしい武勲、敗亡の運命を、空の男たちの奮闘と哀歓のうちに描く。 水もわかず、生活の手段とてない絶海の火山島に漂着後十二年、ついに生還した海の男がいた。その壮絶な生きざまを描いた長編小説。 《日本海海戦》の劇的な全貌。七カ月に及ぶ大回航の苦心と、迎え撃つ日本側の態度、海戦の詳細などを克明に描いた空前の記録文学。
書影 書影 書影 書影 書影 書影
大本営が震えた日 羆嵐(くまあらし) ポーツマスの旗 破船 雪の花 海馬(トド)
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.2
174
5つ星のうち4.5
1,870
5つ星のうち4.4
329
5つ星のうち4.4
622
5つ星のうち4.3
285
価格 ¥825 ¥693 ¥880 ¥605 ¥605
開戦を指令した極秘命令書の敵中紛失、南下輸送船団の隠密作戦。太平洋戦争開戦前夜に大本営を震撼させた恐るべき事件の全容──。 北海道の開拓村を突然恐怖のドン底に陥れた巨大な羆の出現。大正四年の事件を素材に自然の威容の前でなす術のない人間の姿を描く。 近代日本の分水嶺となった日露戦争とポーツマス講和会議。名利を求めず講和に生命を燃焼させた全権・小村寿太郎の姿に光をあてる。 嵐の夜、浜で火を焚いて沖行く船をおびき寄せ、坐礁した船から積荷を奪う──サバイバルのための苛酷な風習が招いた海辺の悲劇! 江戸末期、天然痘の大流行をおさえるべく、異国から伝わったばかりの種痘を広めようと苦闘した福井の町医・笠原良策の感動の生涯。 羅臼の町でトド撃ちに執念を燃やす老人と町を捨てた娘との確執を捉えた表題作など、動物を仲立ちにして生きる人びとを描く短編集。
書影 書影 書影 書影 書影 書影
天に遊ぶ 彰義隊 空白の戦記 星への旅 ニコライ遭難 プリズンの満月
カスタマーレビュー
5つ星のうち3.9
60
5つ星のうち4.2
91
5つ星のうち4.2
124
5つ星のうち4.0
85
5つ星のうち4.1
86
5つ星のうち4.0
100
価格 ¥605 ¥825 ¥572 ¥693 ¥781 ¥605
日常生活の劇的な一瞬を切り取ることで、言葉には出来ない微妙な人間心理を浮き彫りにしてゆく、まさに名人芸の掌編小説 21 編。 皇族でありながら朝敵となった上野寛永寺山主の輪王寺宮能久親王。その数奇なる人生を通して江戸時代の終焉を描く畢生の歴史文学。 闇に葬られた軍艦事故の真相、沖縄決戦の秘話……。正史にのらない戦争記録を発掘し、戦争の陰に生きた人々のドラマを追求する。 少年達の無動機の集団自殺を冷徹かつ即物的に描き詩的美にまで昇華させた表題作。ロマンチシズムと現実との出会いに結実した 6 編。 ”ロシア皇太子、襲わる”──近代国家への道を歩む明治日本を震撼させた未曾有の国難・大津事件に揺れる世相を活写する歴史長編。 東京裁判がもたらした異様な空間……巣鴨プリズン。そこに生きた戦犯と刑務官たちの懊悩。綿密な取材が光る吉村文学の新境地。
書影 書影 書影 書影 書影 書影
遠い日の戦争 仮釈放 脱出 天狗争乱 破獄 冷たい夏、熱い夏
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.3
161
5つ星のうち4.1
177
5つ星のうち4.0
150
5つ星のうち4.2
86
5つ星のうち4.4
600
5つ星のうち4.2
105
価格 ¥539 ¥649 ¥649 ¥1,155 ¥880 ¥649
米兵捕虜を処刑した一中尉の、戦後の暗く怯えに満ちた逃亡の日々──。戦争犯罪とは何かを問い、敗戦日本の歪みを抉る力作長編。 浮気をした妻と相手の母親を殺して無期刑に処せられた男が、 16 年後に仮釈放された。彼は与えられた自由を享受することができるか? 昭和 20 年夏、敗戦へと雪崩れおちる日本の、辺境ともいうべき地に生きる人々の生き様を通して、〈昭和〉の転換点を見つめた作品集。 幕末日本を震撼させた「天狗党の乱」。水戸尊攘派の挙兵から中山道中の行軍、そして越前での非情な末路までを克明に描いた雄編。 犯罪史上未曽有の四度の脱獄を敢行した無期刑囚佐久間清太郎。その超人的な手口と、あくなき執念を追跡した著者渾身の力作長編。 肺癌に侵され激痛との格闘のすえに逝った弟。強い信念のもとに癌であることを隠し通し、ゆるぎない眼で死をみつめた感動の長編小説。

商品の説明

メディア掲載レビューほか

「おっかあが、少しになっている」人喰いヒグマの暴走

「おっかあが、少しになっている」

――それは、遺体と呼ぶには余りにも無残な肉体の切れ端にすぎなかった。頭蓋骨と一握りほどの頭髪、それに黒足袋と脚絆をつけた片足の膝下の部分のみであった。――

大正四(一九一五)年十二月、北海道天塩山麓の六線沢で惨劇は起きた。冬籠りをし損なった「穴持たず」の羆(ひぐま)が民家に押し入り、人間を喰ったのだ。犠牲者の中には妊婦もいた。開拓村を単なる餌場と見なしたかの如くクマは人喰いを続ける。止められる者はおらず、その無力さに村民たちは打ちひしがれた。

吉村昭『羆嵐(くまあらし)』は現実の熊害(ゆうがい)事件に取材した圧巻の一作だ。悲劇に見舞われた村の人々はすべて入植者であり、山が持つ真の姿を知らなかった。そのことがいかなる結果を招いたか、裸の状態で自然と向き合った人間がどれほど弱いものかということを、読者は妥協なき殺戮を繰り返す羆の姿から思い知らされるのである。贅肉のない文章によって事実をありのままに書くという吉村の手法が最大の効果を上げている。羆が骨を噛み砕き、肉を毟(むし)る音が行間から聞こえてくるはずだ。

小説の後半では、羆対策を巡って人間たちが迷走するさまが描かれる。未曽有の事態を前にして、天の啓示から学ぼうともせず、保身や衆を頼む思考に囚われた村人の姿は、二十一世紀の今も繰り返される人災の縮図のようである。その中でただ一人、クマ撃ちの銀四郎という男のみが、自然の摂理に身を委ねることの重要さを知っていた。老猟師は、羆よりもむしろ同じ人間の愚行に対して怒りを露わにする。村人に背を向けて去っていく彼の姿は、無知の罪を天に詫びるかのようである。

評者:徹夜本研究会

(週刊文春 2017.10.19号掲載)

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B00BIXNK4Q
  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (1982/11/25)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1982/11/25
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 430 KB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 付箋メモ ‏ : ‎ Kindle Scribeで
  • 本の長さ ‏ : ‎ 204ページ
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.5 1,870

著者について

著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
吉村 昭
Brief content visible, double tap to read full content.
Full content visible, double tap to read brief content.

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう

カスタマーレビュー

星5つ中4.5つ
5つのうち4.5つ
1,870グローバルレーティング

この商品をレビュー

他のお客様にも意見を伝えましょう
人間はヒエラルキーの頂点に立っているなんてよく言うけど果たしてそうなのか?
4 星
人間はヒエラルキーの頂点に立っているなんてよく言うけど果たしてそうなのか?
吉村昭という作家は初見でしたが、凄いです!大正4年に起きた史上最悪の鳥獣被害を題材とした作品なので面白いという言葉は本当に適切ではないのですが、ぐいぐい引き込まれました。「熊被害??現代じゃ考えられないよ~。」なんて軽く考えていましたが、読み終えた後は恐怖感しか残りませんでした。熊の生活圏に人間がずかずか踏み込んで、食糧としてではなく、被害が出ると殺生、という我々を中心とする考え方が、本当にいいのかどうかは自分には判断できませんが、お互いに干渉することなく存在できないのかなぁ?なんてお子ちゃまのようなことも考えてしまいました・・・。そういえば、この作品で「羆嵐」という言葉も初めて知りました。(熊を仕留めると必ず天候が荒れるということから来た言葉のようです。)しかし、でかいです・・・380Kgで立ちあがると3m50cmだそうです。現在事件があった場所が跡地として再現されているらしいのですが、これ見ても異常なでかさですよね・・・。怖い
フィードバックをお寄せいただきありがとうございます
申し訳ありませんが、エラーが発生しました
申し訳ありませんが、レビューを読み込めませんでした

上位レビュー、対象国: 日本

2024年2月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2024年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2023年12月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年11月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年9月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年12月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年2月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年9月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
問題を報告

この商品には、不適切な内容が含まれていますか?
この商品は、著作権を侵害していると思いますか?
この商品には、品質または書式設定の問題が含まれていますか?