非常に読みやすいです。
○長野オリンピックの後に日本がジャンプで勝てなくなった
○多くの日本人は、日本に不利となったルール改正を「ずるい」と感じた
という事実から
○ルールを改正するのは、本当にずるいことなのか
○欧米人は、リングに上がる前にルールを決める段階から闘っている
○日本人は、ルール決めから闘いが始まっているという認識を持っていない
という考察により、日本ももっとルール作りに関与せよ
と発信している一方で
○制約(ルール)があるからこそ成長した日本の自動車産業
に触れている。
欧米流に染まる必要はないが、文化の違いをしっかり理解した上で
これからの日本人が国際舞台で活躍することを祈っているかのようです。
30代のビジネスパーソンとして、刺激を受けました。
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増補改訂版 なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか ルールメーキング論入門 (ディスカヴァー携書) Kindle版
【スポーツで、ビジネスで、世界での闘いは“ルール作り”からはじまる】
スキージャンプ、F1、柔道などの「国際スポーツ」で、半導体、自動車、大型二輪車などの「国際ビジネス」で、日本が勝つとルールを変えられるのはなぜ?
日本人と欧米人とのルールに対する考え方の違いとその理由を解き明かし、日本人がルール作りへ参画するにあたって持つべきプリンシプルと、失ってはいけない美徳を語る。
スポーツ、ビジネス、行政関係者など、さまざまな分野のプロフェッショナルから反響を呼び、「国際感覚が磨かれる」「日本的な考え方の良し悪しが分かる」と多数の読者からご好評をいただいた『ずるい!? なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか』(2009年12月刊行)に大幅加筆した増補改訂版。
スキージャンプ、F1、柔道などの「国際スポーツ」で、半導体、自動車、大型二輪車などの「国際ビジネス」で、日本が勝つとルールを変えられるのはなぜ?
日本人と欧米人とのルールに対する考え方の違いとその理由を解き明かし、日本人がルール作りへ参画するにあたって持つべきプリンシプルと、失ってはいけない美徳を語る。
スポーツ、ビジネス、行政関係者など、さまざまな分野のプロフェッショナルから反響を呼び、「国際感覚が磨かれる」「日本的な考え方の良し悪しが分かる」と多数の読者からご好評をいただいた『ずるい!? なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか』(2009年12月刊行)に大幅加筆した増補改訂版。
- 言語日本語
- 出版社ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日2013/3/15
- ファイルサイズ2425 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
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商品の説明
出版社からのコメント
「日本人はルールを守りすぎて損をしていないか」という思いが私にはあります。
勝負は、ルールの作り手が有利になるもの。
日本人や日本企業がルールを守るばかりで、ルール作りに無関心なままでは、不利な闘いを続けるしかありません。
(「はじめに」より著者コメント)
勝負は、ルールの作り手が有利になるもの。
日本人や日本企業がルールを守るばかりで、ルール作りに無関心なままでは、不利な闘いを続けるしかありません。
(「はじめに」より著者コメント)
著者について
青木高夫 あおき・たかお
本田技研工業(株)勤務。
HONDAでは、渉外業務において税制・通商など国内外の自動車産業に関わるルール作りに参画。
海外営業時代は、豪州・英国に駐在し大洋州・中近東・北中欧での販社開発・企業合併を多国籍部門のマネジメントを通じて行う。
この間、海外でのレース活動にも関与した。専修大学(大学院)では、そうした経験を基礎として主に産業政策論を講じている。
また、業務や講義に関連する欧米のビジネス書を発掘・翻訳。
訳書に『想定外』『最強交渉人が使っている一瞬で心を動かす技術』『マニャーナの法則』(ともにディスカヴァー)
『交渉のブートキャンプ』『成功のタネを蒔く人』(ともに幻冬舎)などがある。
2009年12月に刊行した著書『ずるい!?なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか』(本書、増補改訂にあたり改題)は、
スポーツ、ビジネス、政府関係者など、さまざまな分野のプロフェッショナルから大きな反響を呼んだ。
1956年、東京都出身。
本田技研工業(株)勤務。
HONDAでは、渉外業務において税制・通商など国内外の自動車産業に関わるルール作りに参画。
海外営業時代は、豪州・英国に駐在し大洋州・中近東・北中欧での販社開発・企業合併を多国籍部門のマネジメントを通じて行う。
この間、海外でのレース活動にも関与した。専修大学(大学院)では、そうした経験を基礎として主に産業政策論を講じている。
また、業務や講義に関連する欧米のビジネス書を発掘・翻訳。
訳書に『想定外』『最強交渉人が使っている一瞬で心を動かす技術』『マニャーナの法則』(ともにディスカヴァー)
『交渉のブートキャンプ』『成功のタネを蒔く人』(ともに幻冬舎)などがある。
2009年12月に刊行した著書『ずるい!?なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか』(本書、増補改訂にあたり改題)は、
スポーツ、ビジネス、政府関係者など、さまざまな分野のプロフェッショナルから大きな反響を呼んだ。
1956年、東京都出身。
登録情報
- ASIN : B00BY2N1ZO
- 出版社 : ディスカヴァー・トゥエンティワン (2013/3/15)
- 発売日 : 2013/3/15
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 2425 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 228ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 204,950位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 246位ディスカヴァー携書
- - 5,939位社会学概論
- - 6,781位社会学 (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年10月17日に日本でレビュー済み
レポート
Amazonで購入
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2014年11月8日に日本でレビュー済み
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ちょうど日本人が柔道の理事に選出されていないという記事を読んだ後で、スキージャンプの板の長さに関するルール改正は身長の低い日本人選手には不利というのが定説であり、短評を見て購入。日本人には勝負のルールを変えるのは卑怯だという感覚がある。一方でスポーツにしろ経済にしろ一人勝ちの状況は健全でないので、その状況をルール変更で打開するのは普通の対応。感情的にならずに冷静に判断し、ルールを交渉する場に参加すべきというのが本書の主旨だと感じた。筆者の言うとおり、ジャンプの板の改正が持ち上がった時は体重が軽いほうが有利で、食事の後に吐いている選手が少なからずいるという話が出ていた。おちついてみれば選手の健康に留意したルール改正で、身長の低い選手に不利に働いたという結果も出なかった。被害者意識はよくないと納得。ただ、途中から「制限のなかに最適を生み出すのが日本人の得意運や」とい論点が出てきて、話の方向性が見えなくなったのがやや残念。F1の舞台裏や監督官庁とのやり取りに関する経験談は面白いのでエッセイの延長と捉えれば気にならないが。
2016年3月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
パワポで5枚もあれば説明できそうな「なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか」という命題設定がよくなかったのかな。この命題に対する答えが前半で終了してしまった。後半は「ではどうにもならないルール変更にどのように対応すべきか」論を書くのか、「ルール変更会議のテーブルに着くための方法」論を書くのか、「周囲を丸めこんで成立させやすいルール変更方法」論を書くのか、はっきりしてほしかったなという印象。F1の話などのエピソードトークは、やや書籍の体裁を作るため紙数稼ぎっぽく読める。強めの書籍タイトルとブログ・エッセイ風ののんびりした本文の乖離がわりと大きくて、期待値を上げてから落とされるパターンでした。
2013年3月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「日本人は自らの国は特殊で、保護されてしかるべきだと考える傾向があるが、強い国がそれを言いだしたら自由経済は成り立たない」
本書の後半部で引用されているモトローラの元会長、貿易摩擦時代に「ジャパン・バッシャー」とまで呼ばれた、ロバート・ガルビンの言葉です。著者も前書きで述べていますが、前作から変わったのは、後半部の、自由貿易や公益と社益のバランスについて述べたルールメーキングのプリンシプルに関わる部分。
スポーツのルールに関わる記述も面白いのですが、私には、80年代の貿易摩擦時代に学習したことを反芻した上で、今後はどんなスタンスでTPPなどの自由貿易論議に臨めば良いのかを考えさせてくれる入門書でした。
本書の後半部で引用されているモトローラの元会長、貿易摩擦時代に「ジャパン・バッシャー」とまで呼ばれた、ロバート・ガルビンの言葉です。著者も前書きで述べていますが、前作から変わったのは、後半部の、自由貿易や公益と社益のバランスについて述べたルールメーキングのプリンシプルに関わる部分。
スポーツのルールに関わる記述も面白いのですが、私には、80年代の貿易摩擦時代に学習したことを反芻した上で、今後はどんなスタンスでTPPなどの自由貿易論議に臨めば良いのかを考えさせてくれる入門書でした。
2013年3月29日に日本でレビュー済み
2009年に出た『ずるい!?なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか』の増補改訂版となります。読書会でお世話になっている青木さんの旦那様の著作で、前作と同じくいただいてしまいました、、感謝です!
「プリンシプル(原理・原則)との差異を踏まえた上で、ルール(手段・手続)作りへの参画することが大事」との骨子は同じです。今回はそこからさらに考察を深めて、まさしくこれからの日本と日本人の闘い方を描こうとされている一冊と、感じました。
「(正々堂々とルールを守り、潔く闘うという従来の日本人の)考え方を堅持したうえで、
ルールつくりには積極的に参画していくことが大切」
スキーなどのスポーツや車やバイクなどのビジネスの事例を上げながら、「勝ちすぎは社会を豊かにしない」し、「ルールを支配したからといってずっと勝ち続けられるわけでもない」と、その後の結果まで踏まえて述べられていて、非常に説得力があります。
例えば、1998年直後のスキージャンプルール改正は、なんとも後味の悪さを感じたのを今でも覚えています。ただ、その後の結果を中長期的に俯瞰すると、体型的に日本人と変わらない方が結構勝利しているとは意外で、「ルールは成長の糧になる」というのを考えさせられた事例です。
その上で「1チームが勝ちを独占しては面白みがなくなってビジネスとして成り立たなくなる」とされています。これ、身近では日本のプロ野球を見ていると納得してしまうんですよね。先日のWBCが盛り上がる一方で、その波及効果は相変わらずにいまいち見て取れないかな、と感じていますから。。
大事なのは「自身を含む社会の成長(公益)」で、これはプリンシプル(原理・原則)であり、そうそう変わるものではない。しかし、この原理を最大限に実現していくためのルール(手段・手続)は、適宜変えていくべきだろうとは、双方の区別ができているからこそ、でしょうか。
ルール(法)はその時代の状況に則して変わっていく、これは「法治」の理念を生み出した古代ローマの時代でも同じで、その系譜を受け継いでいる欧米であればごく当たり前の感覚なのかなと。
翻って日本はというと、、一度決まったモノはオイソレとは変えないとする傾向は強いと思います。これがプリンシプルに対してであればよいのでしょうが、問題はルールをも混同して不変のものとしてしまっている点でしょうか、特に戦後はその傾向が強くなっていると思います。
むしろルールという枠組みを守ることにだけ汲々として、肝心の「日本人としてのプリンシプル(美学)」を見失いつつあるのではないでしょうか。「仏作って魂入れず」とはよくいったもので、戦後のGHQ内部の共産主義勢力の在り様を鑑みて、痛感するシーンもしばしば。
戦後教育を例にとってみると、日教組などの敗戦利得者の暗躍もあるでしょうが、古来より連綿と受け継いできた日本らしさが、完全に断絶されてしまっていたと思います。そのルールとなっていた戦後の教育基本法ですが、こちらは2006年に戦後初めて大幅に改正されています。
少なくとも旧法よりは日本人としてのプリンシプルを伝えられるような、そして生涯をかけて実現していけるような教育の実現が可能になったと思います。この新法がいい方向に動いてくれるよう期待したいところですが、、さて。
ルール作りで、一時的に後塵を拝しても、次の機会を見据えて公益に資するルールを検討していく事を継続していく必要があると思います。その指針になるのは「公益」になるのでしょうが、それを実現していくには、自身のブレないプリンシプルも大事なのかなと。
そのためにも、日本人としての「プリンシプル」を次世代に伝えていきたいですし、その場の一つとなる「教育」はやはり大事だな、と。その意味でも、日本という国の成りたちや在り様を「大きな物語」として語り継いでいきたいところです。
イギリスの歴史学者、アーノルド・トインビーはこう言っています。「12〜13歳までに民族の神話を学ばなかった民族は、例外なく滅びている」と。公教育の場で「日本の神話」を学ばせようとしない、この一事を持ってしても敗戦利得者と呼ばれるヒトビトの目的とするところがよくわかるかと。
今の日本は、先の大戦後の日本が参加できずに作られた「ルール」に縛られていると思います、教育しかり、憲法しかり。安倍総理が2006年から言い続けている「戦後レジームからの脱却」、これは「ルール」を作る側に回りましょうと読み替えることもできるのではないかと。
「ルールの作り方や変更の仕方にも、私たちのプリンシプルを入れ込んでいく」
対外的にはTPP、内政的には憲法や教育など、制度疲労を起こしているルールは山ほどあるかと思います。勝ちすぎず負けすぎず、バランスを取りながら、正々堂々をルールを作り、潔く守っていくことが、ひいては公益(社会的有用性の発露)にもつながっていくのかなと。
日本人が、グローバリゼーションと対峙するとはこういうことだ、とのヒントをいただける一冊と感じました、まさしく、今の時代が求めているのではないかと、そんな一冊です。
「プリンシプル(原理・原則)との差異を踏まえた上で、ルール(手段・手続)作りへの参画することが大事」との骨子は同じです。今回はそこからさらに考察を深めて、まさしくこれからの日本と日本人の闘い方を描こうとされている一冊と、感じました。
「(正々堂々とルールを守り、潔く闘うという従来の日本人の)考え方を堅持したうえで、
ルールつくりには積極的に参画していくことが大切」
スキーなどのスポーツや車やバイクなどのビジネスの事例を上げながら、「勝ちすぎは社会を豊かにしない」し、「ルールを支配したからといってずっと勝ち続けられるわけでもない」と、その後の結果まで踏まえて述べられていて、非常に説得力があります。
例えば、1998年直後のスキージャンプルール改正は、なんとも後味の悪さを感じたのを今でも覚えています。ただ、その後の結果を中長期的に俯瞰すると、体型的に日本人と変わらない方が結構勝利しているとは意外で、「ルールは成長の糧になる」というのを考えさせられた事例です。
その上で「1チームが勝ちを独占しては面白みがなくなってビジネスとして成り立たなくなる」とされています。これ、身近では日本のプロ野球を見ていると納得してしまうんですよね。先日のWBCが盛り上がる一方で、その波及効果は相変わらずにいまいち見て取れないかな、と感じていますから。。
大事なのは「自身を含む社会の成長(公益)」で、これはプリンシプル(原理・原則)であり、そうそう変わるものではない。しかし、この原理を最大限に実現していくためのルール(手段・手続)は、適宜変えていくべきだろうとは、双方の区別ができているからこそ、でしょうか。
ルール(法)はその時代の状況に則して変わっていく、これは「法治」の理念を生み出した古代ローマの時代でも同じで、その系譜を受け継いでいる欧米であればごく当たり前の感覚なのかなと。
翻って日本はというと、、一度決まったモノはオイソレとは変えないとする傾向は強いと思います。これがプリンシプルに対してであればよいのでしょうが、問題はルールをも混同して不変のものとしてしまっている点でしょうか、特に戦後はその傾向が強くなっていると思います。
むしろルールという枠組みを守ることにだけ汲々として、肝心の「日本人としてのプリンシプル(美学)」を見失いつつあるのではないでしょうか。「仏作って魂入れず」とはよくいったもので、戦後のGHQ内部の共産主義勢力の在り様を鑑みて、痛感するシーンもしばしば。
戦後教育を例にとってみると、日教組などの敗戦利得者の暗躍もあるでしょうが、古来より連綿と受け継いできた日本らしさが、完全に断絶されてしまっていたと思います。そのルールとなっていた戦後の教育基本法ですが、こちらは2006年に戦後初めて大幅に改正されています。
少なくとも旧法よりは日本人としてのプリンシプルを伝えられるような、そして生涯をかけて実現していけるような教育の実現が可能になったと思います。この新法がいい方向に動いてくれるよう期待したいところですが、、さて。
ルール作りで、一時的に後塵を拝しても、次の機会を見据えて公益に資するルールを検討していく事を継続していく必要があると思います。その指針になるのは「公益」になるのでしょうが、それを実現していくには、自身のブレないプリンシプルも大事なのかなと。
そのためにも、日本人としての「プリンシプル」を次世代に伝えていきたいですし、その場の一つとなる「教育」はやはり大事だな、と。その意味でも、日本という国の成りたちや在り様を「大きな物語」として語り継いでいきたいところです。
イギリスの歴史学者、アーノルド・トインビーはこう言っています。「12〜13歳までに民族の神話を学ばなかった民族は、例外なく滅びている」と。公教育の場で「日本の神話」を学ばせようとしない、この一事を持ってしても敗戦利得者と呼ばれるヒトビトの目的とするところがよくわかるかと。
今の日本は、先の大戦後の日本が参加できずに作られた「ルール」に縛られていると思います、教育しかり、憲法しかり。安倍総理が2006年から言い続けている「戦後レジームからの脱却」、これは「ルール」を作る側に回りましょうと読み替えることもできるのではないかと。
「ルールの作り方や変更の仕方にも、私たちのプリンシプルを入れ込んでいく」
対外的にはTPP、内政的には憲法や教育など、制度疲労を起こしているルールは山ほどあるかと思います。勝ちすぎず負けすぎず、バランスを取りながら、正々堂々をルールを作り、潔く守っていくことが、ひいては公益(社会的有用性の発露)にもつながっていくのかなと。
日本人が、グローバリゼーションと対峙するとはこういうことだ、とのヒントをいただける一冊と感じました、まさしく、今の時代が求めているのではないかと、そんな一冊です。
2013年8月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本人は、決められた枠の中で
いかに技や技術を磨いていくかを大切にする国民性だといわれていますが、
この本を読み、自分でルールを作り、自分に有利に物事を動かしていく事が大切だと考え方を改めました。
いかに技や技術を磨いていくかを大切にする国民性だといわれていますが、
この本を読み、自分でルールを作り、自分に有利に物事を動かしていく事が大切だと考え方を改めました。
2014年12月7日に日本でレビュー済み
本書は、2009年12月刊・青木高夫「
ずるい!? なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか (ディスカヴァー携書)
」を、改訂・増補したものです。
ルールを金科玉条のように仰ぎ、ただひたすらルールを守ること「のみ」に一生懸命な人を多く見かけますが、
私は、そういう方に対して「では、裁判や調停はいったい何なんですか?」と聞き返したくなります。
裏を返すと、裁判や調停するまでもないような明白なケースを、法として定められているとも取れます。
ルールには、公平性・公益性を重視するものもあれば、利害調整を図るもの、あるいは恣意的なものもあります。
一見、不公平なもののように思えても、それで全体がうまくいく(公益のプラス)こともありますし、
そのルールを逆手にとって更に発展していくこともありますし、もちろん、単なる悪法もあります。
また、ルールは、「作るもの」でもあります。
米国・オクラホマ州のことわざ「テーブルに着かないなら、君の名はメニューに載るしかない」(P162)には、思わず笑いました。
ルール作りに参加しないのなら食われるしかないという意味なのですが、これは、選挙にも言えることですよね? (笑)
このように、本書を読むと、ルールの見方・捉え方が変わりますし、ルールに対する考察がより深まるでしょう。
本書では、スキージャンプ、柔道、F1 etcのスポーツから、自動車、二輪車、半導体、OS etcのビジネス、
THE BEATLESの歌詞、俳句、弁当、相撲 etcの文化まで、様々な分野からルールについて書かれています。
分かりやすい、読みやすい、一般教養も得られる、読んでて面白くい、いい勉強になる。。。とてもいい本です。
大学生、ビジネスマンから家庭の主婦まで、幅広くオススメです。
本書を読んで、損得勘定からTPPを見たり、パワーバランスから特定秘密保護法を見たりすると、ちょっと違ったものが見えてくるでしょうね。
ルールを金科玉条のように仰ぎ、ただひたすらルールを守ること「のみ」に一生懸命な人を多く見かけますが、
私は、そういう方に対して「では、裁判や調停はいったい何なんですか?」と聞き返したくなります。
裏を返すと、裁判や調停するまでもないような明白なケースを、法として定められているとも取れます。
ルールには、公平性・公益性を重視するものもあれば、利害調整を図るもの、あるいは恣意的なものもあります。
一見、不公平なもののように思えても、それで全体がうまくいく(公益のプラス)こともありますし、
そのルールを逆手にとって更に発展していくこともありますし、もちろん、単なる悪法もあります。
また、ルールは、「作るもの」でもあります。
米国・オクラホマ州のことわざ「テーブルに着かないなら、君の名はメニューに載るしかない」(P162)には、思わず笑いました。
ルール作りに参加しないのなら食われるしかないという意味なのですが、これは、選挙にも言えることですよね? (笑)
このように、本書を読むと、ルールの見方・捉え方が変わりますし、ルールに対する考察がより深まるでしょう。
本書では、スキージャンプ、柔道、F1 etcのスポーツから、自動車、二輪車、半導体、OS etcのビジネス、
THE BEATLESの歌詞、俳句、弁当、相撲 etcの文化まで、様々な分野からルールについて書かれています。
分かりやすい、読みやすい、一般教養も得られる、読んでて面白くい、いい勉強になる。。。とてもいい本です。
大学生、ビジネスマンから家庭の主婦まで、幅広くオススメです。
本書を読んで、損得勘定からTPPを見たり、パワーバランスから特定秘密保護法を見たりすると、ちょっと違ったものが見えてくるでしょうね。