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コピーキャット―模倣者こそがイノベーションを起こす Kindle版
本書では、模倣は今日の重要なビジネスモデルであることを、多くの事例とさまざまな観点から解き明かした「後発者のための戦略」である。本書で取り上げるのは、アップル、IBM、ウォルマート、サウスウエスト航空、グラミン銀行など。後発企業だからこそできる製品、サービス、ビジネスモデルの発展こそが社会へのイノベーションを生み出す。
世界10カ国語に翻訳されている異色の経営論。日本語版として、日本企業の事例と分析の書き下ろしを収録。
【主な内容】
第1章 繁栄するコピーキャットたち
第2章 模倣の科学と技法
第3章 模倣の時代
第4章 偉大なる模倣者たち
第5章 模倣の能力とプロセス
第6章 模倣という戦略
第7章 イモべーション 成功の条件
特別寄稿 日本企業のイモベーション
- 言語日本語
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2013/2/8
- ファイルサイズ992 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
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登録情報
- ASIN : B00CAKRZQU
- 出版社 : 東洋経済新報社 (2013/2/8)
- 発売日 : 2013/2/8
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 992 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 270ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 208,121位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 7,536位倫理学・道徳 (Kindleストア)
- - 7,584位自己啓発 (Kindleストア)
- - 11,109位人生論・教訓
- カスタマーレビュー:
著者について

早稲田大学商学部教授 ビジネスモデルと競争戦略ゼミ担当
「考動する知識人」の育成をモットーに研究室、すなわち「学問のレストラン」を運営しています。
私の執筆した書籍は、学生たちと一緒につくりこんだ料理のようなものです。
私たちの「知のレストラン」に来ませんか?
”ミシュラン”や”ぐるなび”には掲載されていませんが、自信をもってお薦めできる、特別な「学問のレストラン」です。
いわば、本当の意味での面白さを味わえるレストランです。
レストランのたとえ話を説明させてください。
「面白い」がわかることと「おいしい」がわかることは同じようなものです。
僕ら専門家が、「これは面白い」というものを大学生にストレートにぶつけても、キョトンとされることがあります。小難しいといって拒絶されることも少なくありません。
これは、小さな子供においしいと思った食べ物を与えても「まずい」といわれるのと同じなのです。経験のない味だから、「不快」と感じ「まずい」と判断されるわけです。
味覚には、甘味、塩味、旨味、苦味、酸味とがあります。
小さな子どもでも「おいしい」と感じるのは、前の三つ、つまり甘味、塩味、旨味です。なぜなら、赤ちゃんのころから母乳やミルクを飲んでなじみがあるし、それぞれ、エネルギー、ミネラル、たんぱく質という基本的な三つの要素の味に対応しているからです。
言い方をかえれば、甘味、塩味、酸味は、きわめて原始的で動物的だといえます。
しかし、生きていくのに必要な食べ物だけでは人生は豊かになりません。
文化や文明を築いてきた人間がすごいのは、苦味や酸味もグルメしてしまうところです。成長と共に、いろいろなものを口にするようになって「食文化」を愉しめるようになります。
自分の子供が、ケーキとチョコレートとポテトチップスが好きだからといって、そればかり食べさせると駄目になってしまいます。今、日本の食文化が危ない。
読書をベースにした学問も危機に瀕しています。言葉が話せる人間だからこそ愉しめる知的キャッチボールがどんどん原始的になってきています。ラインのコミュニケーションは便利ですが、そればかりだと頭が退化してしまうかもしれません。
私も授業では、なじみのあるipodやキャッチーな吉本興業なんかを取り上げますが、これはケーキみたいなものです。その背後にある、コンセプトやロジックや理論なしには、本当の意味で愉んだことにはなりません。
私たちのつくった書籍では、苦味や酸味も含めてすべて詰め込んでますが、美味しいと楽しめるように工夫しています。書を持って現場に出ていただきたいと思っています。
イメージ付きのレビュー

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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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模倣というと、イノベーションより劣るものと捉えられがちですが、
・イノベーションによって作り出された収益の現在価値のうち、「イノベーターは2.2%しか得られてない」という研究結果(良い悪いは別として)
・「イノベーター代表」の印象すらあるAppleやディズニーでさえ、外のオリジナルを上手に再結合したり、後からオペレーション能力で追い抜いたり
・しかし卓越した模倣者をよく調べると、「Imovation」(模倣+イノベ)の能力を保有している
新しいものにトライしてうまく回ると、「あれっ、思いっきりパクられてる!」「マネするなら、もう一味加えてほしいのに・・」とか反応してしまう機会もありましたが、自分自身のオリジナルなんて99%以上はなくて、偉大なる開拓者の方々の「巨人の肩」に乗ってる訳ですよね。
大切なのは(社会や業界・コミュニティ全体という観点からは)
・どうスマートにマネするか?
・オリジナルな価値を継ぎ足していくか?
なのでは?と考え直しました。
同書で紹介されていたのが、遠くから学び固有文脈に応じて移植する、“Pioneer Importer”という役割。
私自身は、このような「異世界の橋渡し」をしていく存在になっていきたいと、新たな気づきをもらいました。

模倣というと、イノベーションより劣るものと捉えられがちですが、
・イノベーションによって作り出された収益の現在価値のうち、「イノベーターは2.2%しか得られてない」という研究結果(良い悪いは別として)
・「イノベーター代表」の印象すらあるAppleやディズニーでさえ、外のオリジナルを上手に再結合したり、後からオペレーション能力で追い抜いたり
・しかし卓越した模倣者をよく調べると、「Imovation」(模倣+イノベ)の能力を保有している
新しいものにトライしてうまく回ると、「あれっ、思いっきりパクられてる!」「マネするなら、もう一味加えてほしいのに・・」とか反応してしまう機会もありましたが、自分自身のオリジナルなんて99%以上はなくて、偉大なる開拓者の方々の「巨人の肩」に乗ってる訳ですよね。
大切なのは(社会や業界・コミュニティ全体という観点からは)
・どうスマートにマネするか?
・オリジナルな価値を継ぎ足していくか?
なのでは?と考え直しました。
同書で紹介されていたのが、遠くから学び固有文脈に応じて移植する、“Pioneer Importer”という役割。
私自身は、このような「異世界の橋渡し」をしていく存在になっていきたいと、新たな気づきをもらいました。

模倣が先か、戦略を実行したら、たまたま模倣になったのか。
読んでいる間、づっと、このことが頭にありました。
著者は、模倣という切り口で、無理やり、企業戦略を斬って、
事例をパズルに当てはめているのではないか、と・・。
しかし、これでもか、といわんばかりに、流通業、ハイテク、航空産業、
娯楽産業、製造業など、企業の実際の実例を出されると、
そういう、模倣戦略という切り口もあるんだろうな、という気になります。
でも、これを突き詰めると、企業の戦略の本質が、実は、独創性やイノベーション
だけではなく、あの、アップルやインテルだって、無から有を生み出したわけではない
ことがよく理解できます。
つまり、(合法的な)模倣戦略は、立派な戦略であるということですね。
イントロダクション(1章)、模倣についての幅広い学術的背景(2章)、
模倣がますます重要性を増している本質的原因としての経済的背景(3章)、
模倣戦略の成功事例(4章)、模倣する際の心構えや模倣の仕方(5章)、
実際にビジネス(やイノベーション)に落とし込む方法(6章)、
クロージング(7章)、著者と監訳者の日本版特別共著論文(8章)。
ビジネス書のような読みやすさを確保しつつも、生物学や考古学まで広く過去の理論を丹念に参照しており、
本格的な学術書籍としても読み応えがある一冊である。
おそらく、かなりの企業は、「競合他社の行動のベクトル」を模倣していると思われる。
他社が新製品を出せば自社も新製品を出すし、相手が価格を下げれば自分たちも価格を下げるというのはよく見られる光景である。
この本は、こうした相手の行為のベクトル自体を模倣せよ、というものではない。
そうではなくて、相手のビジネスモデルや、製品、サービスの「中身」を模倣せよ、ということを言っている。
加えて、完璧にそれを模倣するというよりは、自社の脈絡に適合するかたちでモディファイすることが大事であり、
模倣+モディファイが、より確実に収益を獲得できるイノベーションに結実する、ということを指摘している。
しかし、問題は、模倣するにしても「お手本を探すこと自体が難しい」ということではないだろうか。
この点についても、本書では、自分の半径3m以内から探すといったものではなく、地球上を幅広く探索する、ということや、
積極的な模倣するという虚心坦懐な態度を整えることを、ということが指摘されている。
ただ、現実的には、お手本自体はそう簡単に見つかるものではない(探索にも限界がある)という問題と、
組織の仕組みとしてお手本を強制させられるので探索の自由度が少ないという問題があると思われる。
やはり、「対象を探す」ということには、かなりのセンスや技術が要される部分だと思うので、
模倣さえすればOKというものではなく、組織的にも奨励しなければならないだろうし、
実行する人も常日頃から意識し、試行錯誤していないと、なかなかうまくはいかないだろう。
訳がこなれており、
さらに、原書には無い訳注と特別寄稿「日本企業のイモベーション」
が監訳者によって加えられています。
本格的な経営書ですが、とても分かりやすい本になっています。
日本企業や世界的企業の事例がたくさんあり、
事例集としても活用できそうです。
これまでの経営学書では、
他社から模倣困難な差別化こそが競争優位の源泉であると述べられてきました。
一方で、この本は、イミテーション(模倣)がイノベーション(革新)と同じように重要であり、
どのようにマネすることで競争優位を得ることができるかに焦点を当てています。
これからの経営戦略の大きなパラダイムになりそう。
きっと「模倣」という行為の本質的な部分が頭の中の何かに引っ掛かったからであって、決してサウスウエスト航空について学びたいからではなかったのは間違いない。
この本に飽きて読み始めた『中国コピー商品対抗記』の方が数段面白かった。そういえば著者のシェンカー氏は冒頭で中国とかの模倣については扱わないからな!的な事を書いていた様な気がするが、経済規模的に見ても最早そこ抜きに「模倣」を語る事は不可能だろう。くどい程出てくるサウスウエスト航空についても核心的な解剖は行われず、ただただ称賛するだけというのも減点対象である。それを模倣した航空会社の失敗は本当にシェンカー氏が考える原因による失敗だったのかどうかも怪しいものである。割り切ってもっと掘り下げてくれれば少しは興味が持てたかもしれないが、なんにせよ「模倣」についてそれが重要な役割を果たしていると既に考えている人間にとってはこんな内容では全くもって読むに値しないだろう。
なるほどながたくさんあって
とても勉強になりました