僕は例のN氏から酷評を受けているMILES DAVISの「BLACK BEAUTY」を聞いてSAXを始めました。
(当然リアルタイムで聞けるわけありませんが・・・)
といってもMILESの音にではなく STEVEの音が単純に素直に「超カッコイイ〜」と思いまして・・・
(例のN氏はノーアイディアの一本調子の垂れ流しソロとかボロクソにいってますけど、そんなことないですよ!っていうか
それがいいんじゃね?フレーズでなくてトーンで一発勝負!みたいな!!)
まぁ確かに音楽的に超高偏差値のMILESのグループには合わないかもしれませんが・・・
特にこの作品はSTEVE節全開です!
メジャーではなくマイナーレーベルから発売されたこともあり録音もいまいちですが、
そこがまた妙なマスタリングをされず「マイクからそのまま拾った音」って感じで
リアルさを醸し出しています。
*これも当然リアルタイムで聞いてはいません。21世紀に入ってこれを聞きました。
全く風化せず逆に今だからこそ「リアルなJAZZ」として評価できる作品だと認識しました。
昔は「シンセがはいってるからJAZZじゃねぇ」という滅茶苦茶な評論があったようで・・・
聞けば分かりますが・・・とにかく音が太い!
こんなにテナーをブッ太く鳴らせる人は、JAZZ歴史的に見てもあまりいないんじゃないかと・・・
少なくとも「楽器を鳴らす」という事に関しては、まだまだ現代最高レベルであることは間違いない!
今回の27年ぶり(!)の来日公演に行ったのですが開演前楽屋から聞こえてくるウォームアップの音だけでドキドキしました。
その際に高名な日本人PLAYERとのjamを聞きましたが・・・フレーズどうこうというより「音圧」のレベルが桁ちがいで・・・
「やっぱ日本人でテナーって不利なのか〜楽器のポテンシャルを活かしきれないのかな〜
いやそれよりただ単にSTEVEがすげぇだけなのか?」と思ってしまいました。
*確かに音がデカけりゃいいってもんじゃないんですけどね・・ジョーヘンダーソンの音圧はかなり小さかったようですし・・
ただSTEVEは【いけないお薬&アルコール】で70年代後半あたりから、ろくな録音を残せていません。
もし体調を崩すことがなければM・ブレッカーやB・マーサリスなどと同等の歴史的評価を
得ていたはずなのに・・と思うとホント残念です。
ただ今回少しSTEVEと話す機会ありましたが・・・・
「まだ“いけないお薬”を完全に止めてはいないな」と感じましたね〜(笑)
あと・・・ちゃんとリハしろよ! ○○さん困ってたぞ! 太りすぎ! 大丈夫か? STEVE!!(笑)
また来日してね