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天授の子(新潮文庫) Kindle版
川端康成は、2歳から14歳までに、両親と姉と祖父母とを亡くし、天涯の孤児の感情を知った。養女を迎える話に、著者の孤独な少年時代を回顧する「故園」、上洛する古人の旅の心情を描く「東海道」、養女の民子への慈しみと戦後まもないペンクラブの活動を綴る「天授の子」など4編を収録する。1968年、日本で最初のノーベル文学賞を受賞した著者の、魂の奥の奥にふれる貴重な作品集。
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2013/6/14
- ファイルサイズ459 KB
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登録情報
- ASIN : B00D3WJ47C
- 出版社 : 新潮社 (2013/6/14)
- 発売日 : 2013/6/14
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 459 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 259ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 407,954位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 10,132位新潮文庫
- - 11,267位日本文学研究
- - 11,685位評論・文学研究 (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
著者について
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(1899-1972)1899(明治32)年、大阪生れ。東京帝国大学国文学科卒業。
一高時代の1918(大正7)年の秋に初めて伊豆へ旅行、旅芸人の一行と知り合う。以降約10年間毎年、伊豆湯ヶ島湯本館に長期滞在する。菊池寛の了解を得て1921年、第六次「新思潮」を発刊。新感覚派作家として独自の文学を貫いた。1968(昭和43)年ノーベル文学賞受賞。1972年4月16日、逗子の仕事部屋でガス自殺を遂げた。著書に『伊豆の踊子』『雪国』『古都』『山の音』『眠れる美女』など多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年12月21日に日本でレビュー済み
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この本は、川端康成の自伝的書とも言える貴重な一冊。 以前、図書室より借りて読んだ折りに、叶うものなら座右の書として手元に置きたいとの願望を持ったのですが、がしかし廃版がため望んでも詮ないことと諦めておりました。 とそんな矢先、偶々こちらのAmazonさんから古書があるのを見つけ、すぐさま「ハートフルブック埼玉」さんに注文を掛けて、思いがけずも我が手中に収めることが出来ました。発行年が凡そ20年も前とあって、当然それ相応の使用感は否めないだろうと、覚悟した上の注文でしたが、届いてみるとそれはまるで新書のような綺麗さ、びっくり致しました。 ただも同然のような値で、このような新品同様のものをゲットできましたことに、感謝の思いでいっぱいです
2014年3月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昭和18年から25年の終戦前後に書かれた、川端康成とは、どういう人物であったのかを知るのに貴重な一冊。41ページに及ぶ巻末の年譜を見ると、川端の生前の文学界の巨人達との交流に圧倒される。ここで驚かされるのが、14ページの“感傷の塔“で、ここでは、川端が、出会ったこともない、一般の数人の女性読者と文通によって心の交流をしていたことがわかる。ほとんどの女性読者は、戦時に不幸な境遇にあっているのだが、川端と女性読者は、精神的に支えあっていたようで、お互いを思いやる心が胸を打つ。82ページの”故園“は、川端が養子をもらう場面からはじまり、自らのことを語る心境などを交えながら、幼少時の回想、育てられた祖父母の死などを描く。この作品は、未完ということになっているが、“天授の子(65ページ)“が、作中の人物名こそ置き換わっているが、養子をもらってからの話になっているので、続けて読むと完結する。戦後ペンクラブの会長にまでなった川端だが、自分では、”人にも妻子にも、自分自身にも役立たないと自分自身に絶望し“(p271)、厭世的になって自殺まで妄想する。それが原爆投下の4年後の広島訪問を機会に、”人類の惨禍が私を鼓舞したのだ。二十万人の死が私の生の思いを新たにし、平和のために生きよう”(p274)と思うくだりは、川端の弱さにも真摯な姿勢にも共感できる。川端は、自分のことを無造作で、”人に対して自分の心が足りない(p43)“などと、自分自身を”いやな人間(p9)“に書いているようなところがあるが、実は、妻子にも、読者にも、死んでいった同胞達にも、心を配っていた人物であるということは本書から明らか。”東海道“は、更級日記など日本の古典に造詣のある読者向け。佐伯彰一と川端香男里の18ページの解説も優れている。カバーの絵は川端の友人であった東山魁夷が1975年に「天授の子」発行時に描いたものだが、1975年版では中心に描かれた女性像が表紙に使われ、背景の星座は外函に使われていた。すなわち現在の文庫版の装画は両者を合わせ星座の部分を90度回転させ、そのごく一部を使っている(故に天の河と星座であることがわかりにくくなってしまった)。以下は金言。
真実などというものは見ればなにもそう恐ろしいものではない。我を離れたら真実などというものの束縛も解かれるだろう。(p66)
記憶はおのれの見あやまったもの、見失ったものに対して暴慢に我を張る。(p68)
悲劇とは無論事の如何にあるのではなく、心の如何にある。従って、自分に悲劇を感じるのは、あるいは人と天とを冒涜する思い上がりとも言えよう。また他人の悲苦と自分の悲苦と感情の計算は出来まいから、人より不幸という確認はどこにあろう。(p70)
自分のうちに抗弁を聞く。(p71)
小舟は磯を漕ぎ、大船は沖を行く。(p72)
真実などというものは見ればなにもそう恐ろしいものではない。我を離れたら真実などというものの束縛も解かれるだろう。(p66)
記憶はおのれの見あやまったもの、見失ったものに対して暴慢に我を張る。(p68)
悲劇とは無論事の如何にあるのではなく、心の如何にある。従って、自分に悲劇を感じるのは、あるいは人と天とを冒涜する思い上がりとも言えよう。また他人の悲苦と自分の悲苦と感情の計算は出来まいから、人より不幸という確認はどこにあろう。(p70)
自分のうちに抗弁を聞く。(p71)
小舟は磯を漕ぎ、大船は沖を行く。(p72)
2022年5月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
約束の期日から2日遅れで届いた。納期遅れを訴えたところ早急な対応で、購入代は返金してもらえたが、以後は運送業者の見直しを求めたい。しかし書籍の状態は、書き込み・汚れなく大変に良好。それだけに残念。