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奪命金 ≪特別版≫【DVD】(2枚組)

4.7 5つ星のうち4.7 7個の評価

仕様
価格
新品 中古品
DVD 2019年キャンペーン応募券封入
¥7,800
DVD 通常版
¥30,080
フォーマット ドルビー, 字幕付き, ワイドスクリーン, 吹き替え, 色
コントリビュータ テレンス・イン, ジョニー・トー, ロー・ホイパン, パトリック・クン, リッチー・レン, ソー・ハンシェン, デニス・ホー, ラウ・チンワン
言語 日本語, 中国語
稼働時間 3 時間 36 分

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商品の説明

香港ノワールの巨匠ジョニー・トー監督による経済金融サスペンススリラーの傑作が、
日本語吹き替え、メイキング、インタビュー等に加え、なんと
ドキュメンタリー『映画監督ジョニー・トー/香港ノワールに生きて』を丸ごと収録した2枚組≪特別版≫で発売!!

世界は今、金融取引(デリバティブ)によって大きな不況の中にはまりこみ、出口を見いだせない地獄の中にいる。
だが、人々は金を手に入れたいという欲望にかられ、投資やギャンブルで一攫千金を夢見、そして天国か地獄のどちらかに足を踏み入れることになる。
そんな人間の金に対する欲望から起こる事件に巻き込まれる男女を、世界の金融都市のひとつである香港を舞台に描いたサスペンスドラマだ。
近年では『ウォール街』、その続編『ウォール・ストリート』、『マネートレーダー/銀行崩壊』といった金融の世界を描いた作品が話題となったが、
本作はニュー香港ノワールの旗手として世界的に人気の高い『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』のジョニー・トーが、
そんな大きな金融の世界に振り回される香港の一般市民たち各々の点を描きながら、
最後には点が線につながる見事な構成と演出で、人々の悲喜こもごもな運命を描いている。

出演には、『MAD探偵』のラウ・チンワン、『ブレイキング・ニュース』のリッチー・レンに、香港の歌姫デニス・ホー、
そして本作品で香港電影金像奨最優秀助演賞を男女ダブル受賞のロー・ホイパンとソー・ハンシュン、『トゥームレイダー2』のテレンス・インといった個性的な顔ぶれが揃った。

製作・監督:ジョニー・トー
出演:ラウ・チンワン、リッチー・レン、デニス・ホー、ロー・ホイパン、ソー・ハンシェン、パトリック・クン、テレンス・イン

2011年/中国(香港)/原題:奪命金 Life Without Principle/日本劇場公開2013年2月~/本編約106分

日本語吹替収録:声の出演…相沢まさき、下田レイ、川島得愛、武田幸史、町田政則、宮沢きよこ、増元拓也、沢海陽子、伊藤茉莉也

映像特典:
◆DISC-1(本編DISC ※本編+約4分予定):オリジナル予告編、日本版予告編
◆DISC-2(特典DISC ※合計約110分予定):メイキング、インタビュー、ドキュメンタリー『映画監督ジョニー・トー/香港ノワールに生きて』(下記参照)

『映画監督ジョニー・トー/香港ノワールに生きて』
2010年/フランス・中国(香港)合作/原題:Johnnie To~Johnnie Got His Gun/日本劇場公開2013年2月~
本編約60分+香港映画界三大巨匠スペシャル対談約15分
監督・編集:イブ・モンマユー/出演:リッチー・レン、サイモン・ヤム、アンソニー・ウォン、レオン・カーフェイ、ルイス・クー
世界的に高い評価を受けながら、徹底して香港での映画製作にこだわる映画監督ジョニー・トーに、8年間にわたって取材を敢行。
俳優陣、スタッフ陣へのインタビューとともに、彼の代表的作品群の名シーンの裏側やメイキング映像など盛りだくさんの内容。

登録情報

  • アスペクト比 ‏ : ‎ 1.78:1
  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語, 中国語
  • 製品サイズ ‏ : ‎ 30 x 10 x 20 cm; 60 g
  • EAN ‏ : ‎ 4988003820985
  • 監督 ‏ : ‎ ジョニー・トー
  • メディア形式 ‏ : ‎ ドルビー, 字幕付き, ワイドスクリーン, 吹き替え, 色
  • 時間 ‏ : ‎ 3 時間 36 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 2013/9/18
  • 出演 ‏ : ‎ ラウ・チンワン, リッチー・レン, デニス・ホー, ロー・ホイパン, ソー・ハンシェン
  • 字幕: ‏ : ‎ 日本語, 日本語
  • 言語 ‏ : ‎ 広東語 (Dolby Digital 5.1), 日本語 (Dolby Digital 2.0 Stereo)
  • 販売元 ‏ : ‎ キングレコード
  • ASIN ‏ : ‎ B00DDXWYYG
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 2
  • カスタマーレビュー:
    4.7 5つ星のうち4.7 7個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.7つ
5つのうち4.7つ
7グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2014年3月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ジョニー・トー監督の映画は「ヒーロー・ネバー・ダイ」から観てきましたが、この映画が1つの到達点だと思います。

監督の作品では、私の中で、「エレクション(正・続)」「スリ」と並ぶ傑作です。「暗戦」「ブレイキング・ニュース」「マッスル・モンク」「PTU」「MAD探偵」などは、それぞれ独自の魅力がある傑作ですが、「奪命金」の方が総合点が高いと思う。

「ザ・ミッション」「エグザイル/絆」「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」など、看板のノワールの系列では、しだいに洗練されてくるとともに、様式化され、おもしろいが、内容空疎となってきました。それを感じて監督も、「銃撃戦を描くのは『銃弾を』でやめた」と言っています。

この「奪命金」は、そうした系列とは別の、金融サスペンスとでもいうべき内容ですが、かたぎの人々を描きながらも、Life without principleというタイトルどおり、普通の人々の心の中の「ノワール」を描いている。そういう意味では、これも内面的なノワール映画と言っていいと思います。

とにかく見事な脚本と演出で、本当にオリジナルな映画を見たという感想をきっと抱きます。「感動の〜」とか「興奮の〜」といった宣伝文句がつくような映画ではありません。でも、監督と俳優たちのありあまる才能をたっぷりと最後まで楽しめます。娯楽映画として一級品であるとともに、あるいはそれだからこそ、基本的には低予算のインディペンデント映画でありながら、最近のハリウッド映画のような安っぽさがないのです。

主役の1人、デニス・ホー(通称HOCC)が凄い。彼女は香港の人気歌手で、好きな歌手は日本の椎名林檎というくらい、堂々たるステージで、自信に満ちた歌を聞かせる人です。その彼女が、ここではイメージ的に対照的な、融通の利かない、要領の悪い頑張り屋の銀行員を見事に演じている。歌手の余技の域をはるかに超える名演です。彼女の師匠、やはり名歌手で名女優だった故アニタ・ムイに比べればまだまだかもしれません。それでも日本なら主演女優賞とかをとっておかしくないですが、香港ではノミネートだけに終わったのは、あちらの層が厚いからでしょう。ちなみに、リアルの彼女はレズビアンであることをカミングアウトしています。

ジョニー・トー映画の「顔」である名優ラウ・チンワンは、ここではチンピラやくざを演じています。いつも目をしばたたかせているのは、自信と余裕がない表れ。一生懸命で下働きを「まじめ」にやるのだが、出世しないヤクザの典型。「フェイク」におけるアル・パチーノみたいな役です。この人はもう何をやらせても余裕でうまいです。

この、かたぎとヤクザの、要領の悪い、出世できない頑張り屋の2人が、ギリシャ債務危機を背景にした相場動乱の一日に、人生を一変させる出来事に出会う。よくできた脚本です。

脇役も充実しています。ジョニー映画にいつも滑稽味と人間味をくわえる常連俳優の「太っちょ」、嵐山光三郎に似ているラム・シューはこの映画に出てきません。かわりに出るのが、銀行から高リスク金融商品を買わされる中年女性投資家(ソー・ハンシェン)と、すだれ頭の闇金男(ロー・ホイパン)です。とくに前者の演技は入魂の仕上がりで、闇金男とともに香港の映画祭の助演賞をとったのも当然と言えます。だがこのソー・ハンシェンは、残念なことに2013年に病死してしまった。

刑事を演じるリッチー・レンはもう1人の主役なのですが、彼のエピソードがやや弱く、この映画の弱点になっています。彼の妻が、立ち寄った店で偶然テレビに映っているリッチー・レンを見て・・・というのは、いくらなんでも偶然すぎる展開です。だけど、その妻が連れ歩く、小姑である愛想のない女の子(セリフはひとこともない)が、何か絶妙におかしくて、やっぱりそういうところに監督の才能を感じずにはいられません。

なお、映像特典のドキュメンタリー「香港ノワールに生きて」は、ジョニー・トー監督と銀河映像を取材した、ちゃんとした映像作品ではありますが、批評性は表面的でそれほどの面白みはなく、これだけだと三ツ星半、といったところです。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年8月28日に日本でレビュー済み
ギリシアの債務危機を背景に、高利貸しの殺人事件の顛末を重層的に描いている。

3者(銀行員、チンピラ、刑事)の視点から事件が語られるが、時間軸を行きつ戻りつしながら展開していく構成が新鮮。

結末は、モラルとは何かを問いかけるような皮肉なハッピーエンド?で印象深い。

金融の知識がなくても楽しめるサスペンス作品です。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年1月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
三人の主人公が最後まで直接絡まないが、見えない糸が複雑に影響し合って観ているものを飽きさせない。トー監督にはいつも驚かされる。
ラウ・チンワンはいつもながら芸達者ぶりを披露し、感嘆させられた。今や風前の灯火の香港映画だが、トー監督には頑張ってもらいたい。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年2月24日に日本でレビュー済み
泡銭に纏わる人間の喜悲劇!

香港の映画人は、日本映画にないダンデイイズムがある。

邦画のやくざ映画には、息が詰まる怖さがあるが、少し斜に構えたユーモアもあり、

この映画は、心地いい緊張感と欲望の機微もいい塩梅で織り交ぜ、ストリーが展開している

登場人物もいい味でていて、本土の中国映画にない余裕と洒脱感もいい

また見たくなる
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年6月30日に日本でレビュー済み
まさに命を奪うお金を主軸に、ギリシャ金融危機の危うさを背景に翻弄される男女が主人公。

淡々の進行していくが、中国人らしいわかりやすいリアクションが見飽きさせない。
後味も良く、なかなかの見応えあり!
最近の安っぽいハリウッド映画に飽き飽きしてる、刺激が欲しい方にオススメの一作です!
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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