久し振りに、買ってしまったことを後悔した本です。
筆者は本当に、今の時代の実状を分かっているのか
疑問に思います。
現在はバブル期以前とは異なり、夫ひとりが、がむしゃらに
働いても給料や収入があがる時代ではありません。
妻と二人で協力して家計を支えないと
成り立たない時代になってきていると思います。
なのに、女性が働くことを否定するかのような考え
の数々。
ただでさえ、労働人口が減っているのに
これでは、日本が崩壊します。
時代から取り残されているようなフレーズも多く見受けられます。
例えば「今の若者は電車の中で新聞を読まず、
スマホばかり見ている」というくだりがありますが、
スマホで新聞が読めることを存じあげないのだと思います(古)。
むしろ狭い電車内で、新聞を広げると迷惑になりますよね。
女性向けの本にもかかわらず、
女性の価値を容姿（頻繁に「ブス｣という言葉が出てくる）
若さ、子供を産むこと
だという論調は、結婚前の女性にとっては不愉快でしかないでしょう。
何か、筆者の貧しい価値観が透けて見えてしまったような。
基本的に、物質第一な価値観で、金と女性の話ばかりですし。
著者は、運送業などで働く女性が、男性より
力仕事ができないことを反省して、
主婦になることを願っているらしいです(笑)
運送業者は、女性の需要があるから雇っている訳で…
例えば、１人暮らしの女性の家に配達するときは
配達員が女性の方が安心して鍵を開けることが
できる方も多いでしょう。
そして、筆者はハゲとデブの男性を
非常にバカにしているのですが(容姿至上主義？？）、
ご自身がハゲたら、一体どうするのでしょうか…
「若い男は膣さえあればよい」と言っておきながら
「女性は、男性がセックスさえすればよいと思っているが、間違っている」
また、
「女性は、すぐに自分が上だ、下だと順位をつけたがる（バカだ）」
と言っておきながら
「夫婦に対等な関係はない。私の妻は、私の支配下にある。」
などと矛盾のオンパレード。
筆者が愛人に愛想をつかされかかったが、セフレとして体の関係を
持っているうちに、関係が元に戻ったというエピソードや
妻が筆者のためにビールを冷やすのを忘れたので、
このあと、長時間フェラチオをし続けるしかないだろう、
等という記述など、他にも色々ありますが
本当、気持ち悪くなりました。
また、「2人で高級なものに触れなさい」として、
例として、ウェスティンや、リッツカールトンなどの高級ホテルの
ランチビュッフェなど男に連れて行ってもらいなさい、と
例に挙げておられますが、
3000円のランチなどは、男性におごってもらうまでもなく
手取り10万円のOLでも普通に行けると思います。。。
とにかく突っ込みどころ満載です。
この本が、活字になり、本屋に山積みになっていたのが不思議でなりません。
若くて経験の少ない女性は、この本を読んで世の中の男性に失望しないでくださいね。
全体的に、筆者の自慢も多数ちりばめられており、
読後感は、飲み屋で聞きたくもない
古い価値観を持ったおっさん上司の自慢を
無理矢理聞かされて、早く帰りたいーというような気分に
非常に似ています。
全体的に下品で、考え方も到底受け入れることはできないので
この筆者の本は二度と買うことはないでしょう。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
この本を読んだ購入者はこれも読んでいます
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
