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公務員ってなんだ? (ワニブックスPLUS新書) Kindle版
- 言語日本語
- 出版社ワニブックス
- 発売日2013/8/2
- ファイルサイズ1460 KB
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登録情報
- ASIN : B00EACNVZK
- 出版社 : ワニブックス (2013/8/2)
- 発売日 : 2013/8/2
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 1460 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 154ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 254,952位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 28,625位日本の小説・文芸
- カスタマーレビュー:
著者について
<熊谷俊人プロフィール>
1978年生まれ、神戸市出身。2001年早稲田大学政治経済学部卒業、NTTコミュニケーションズ株式会社入社。2007年5月から千葉市議会議員、2009年6月、千葉市長選挙に立候補し当選。当時全国最年少市長(31歳)、政令指定都市では歴代最年少市長となる。2013年5月、2017年5月ともに歴代最多得票数を更新。2021年3月、千葉県知事選挙に立候補し当選。歴代最多得票数を更新。
<著書>
千の葉をつなぐ幹となれ~千葉市長10年を紐解く~(2020/09)
選挙ってなんだ? ~最年少政令市長が提案する制度改革~(2013/07)
公務員ってなんだ? ~最年少市長が見た地方行政の真実~(2012/11)
青年市長が挑む市政改革―未来視点で大転換(2012/11)
<活動実績(千葉市長12年)>
・市債残高を8年間で600億円以上削減。将来負担比率を306.4%から208.7%へ減少させ、政令市ワースト1位を脱却。
・幕張新都心の活性化に取り組んだ結果、年間来訪者が2,200万人から4,820万人へ倍増。
・保育所の入所児童数を約5,000人増加させ、2014年~2015年度には、首都圏政令市で初めての2年連続待機児童ゼロを達成。
・年平均2件程度だった企業誘致を大幅に増加させ、1万人以上の雇用と年12.2億円以上の税収を創出。
・可燃ごみ有料化などにより焼却ごみ3分の1削減を達成し、大都市リサイクル率も6年連続でトップに。
・2018年9月、受動喫煙防止条例を自民党市議団も含めて全会一致で制定。
・2019年1月29日、パートナーシップ宣誓制度を開始。LGBTに限定せず、事実婚にも適用するのは全国初。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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やっぱりこの人は頭がいい。表現は非常に平易で、政治家として自治体
職員と対峙して感じる違和感、葛藤を具体的に表現されていて、これが
実感として良く解る。
でも職員と「敵対」する事はなく話し合いを重ね、この著作の時点では
借金まみれだった千葉市を見事に再生させた。
自治体職員、ひいては人と関わるためのいくつかのテクニック。組織の
長としての考え方。勉強させてもらいました。
ネットやテレビでの公務員いじめを見るたび、違和感を覚えていましたが、この本はそれを明確な形にしてくれています。
ただ、一点どうしても理屈がわからないところがありました。
まず、市役所は市民一人ひとりが株券を持っている株式会社と考えるのはわかります。
市政を決めるのは職員ではなく、株主、つまり株主から選ばれた代表である市長です。
そのため、財政悪化の責任はすべて市長と市長を選んだ市民が負うべきであり、
職員は何の責任もないはずです。
一般の会社であっても赤字なら配当金が支払われなかったり株主が損をしますよね。
だからこそ株主総会で会社の経営方針に関してあれこれ干渉するのです。
ですから財政悪化になれば増税すればいいのです。
当然市民は怒ると思いますが、積極的に市政に介入する最大のきっかけになります。
選挙に行かなかった、あるいは真剣に考えて投票しなかった市民と
市長に従って行動した職員ではどちらが悪いのは明らかなはずです。
それなのに30歳以上の職員に対して1.6%の給与カットをなぜ行ったのでしょう・・・。
これでは職員の怠慢が原因で財政が悪化したと判断しているように見えます。
もっというと民主主義の自浄作用を歪めている気さえします。
一般の会社にも指揮命令権があり、部下は上司の業務上の指示に従う義務があります。
市長の意向を実際の行政に反映させるマシーン、装置としての組織が市役所のはずです。
それが市長の意向である以上、赤字が膨らむと確信していても絶対に逆らってはいけないのです。
これは一般の組織でも同じことが言えます。そうじゃないといえる人はガバナンスがしっかりしていない組織に属しています。
組織や役職には必ず役割があります。それが時代にあっていないのなら再編すればいいだけで、本来の役割じゃないことを行うということは
いずれどこかのタイミングで歪が生まれます。ましてや公平性、公共性が求められる市役所では絶対やってはいけないのです。
再編を実行する気概がない人を市長に選んだ市民が悪いのです。
変化を嫌うのは公務員ではなく市長、そしてそれを選らんだ市民だったということです。
あと、トップダウンでなくボトムアップ型を推奨する人もいるかと思いますが、私は反対です。
職員が日々接している人ってどういう人かわかりますか?公共サービスを受ける人です。
公務員の職務は市民に奉仕することと勘違い(全体への奉仕者、つまり市長に対して奉仕すればいい)している職員からすれば、目の前の困っている人に喜んでもらいたい、笑顔になってもらいたいと考えるのは当然です。いろいろな案を出すでしょう。
ただ、市役所の窓口にいって公共サービスを受ける人って市民全体の1割にも満たないはずです。
会社に行って税金を黙って納めている人が口をだす機会は選挙しかないのです。
サービスを受けれる人はさらに利益を享受し、そうでない人はATMと化す地方行政を望みますか?
公務員は全体の奉仕者ですから、全体に公益に反する場合は個々の要望に応えられないこともある。
100%にこだわってはいけない。1%でも反対意見があったら、やるべきではない、という考え方ではだめ。
企業は、顧客を選べるが、公務員は市民を選べない。(うちの市がいやなら、よその市に引っ越ししてくださいとはいえない。)
市役所が動けばそれだけすごいお金がかかる。簡単でできることを(植込みのごみ拾い)、市民自らやれば、コストはそれほどかからない。
市民には、その市の株主という意識が大切。株主なら、会社である「市」の不利となる過剰サービスを要求しないはず。
既存の団体や過去としがらみがないからこそできた長年の慣例の見直し。
繰り返し語られるのは、業務の進め方を改善することで役所に来られる市民に「時間を返す」ことが究極の行政サービスにつながるという思想。2013年には既に「はんこ」の必要性について庁内で議論し見直しを図っています。
今後、地方分権が進み権限が委譲されると住民にも当事者としての覚悟が必要に。施設ができることは将来の負担を伴うということを住民とともに考えたい。その先を見据えた行政のあり方を示す一冊です。
勉強になりました。
ありがとうございます。
今後の公務員像、市役所の役割、住民の方との接し方などよく書かれている。私もこういう意識を持った市長の元で働きたいと思った。
特に税金を払って貰っているので、住民の多くは自分を利用者と考えているが、実際は株主のような存在で、市の財政が悪くなると1番わりを食うのは住民のほうで、街全体で、街の将来を考える必要があるというのには、納得しました。
この本で学んだことを面接で話したお陰で、来年から公務員として働くことになりました。
ありがとうございました。
行政サービスなしに私たちの生活はありませんし、その舞台裏を知っておくことは無駄ではないでしょう。