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わが恋せし乙女 [DVD]
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フォーマット | ドルビー, ブラック&ホワイト |
コントリビュータ | 増田順二, 原保美, 山路義人, 東山千栄子, 井川邦子, 勝見庸太郎, 木下惠介 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 1 時間 15 分 |
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商品の説明
血の繋がらない妹の幸せを願う兄の切なくも凛々しい恋模様
木下惠介監督生誕100年記念プロジェクトもいよいよファイナル!
記念新作映画『はじまりのみち』(監督:原恵一、主演:加瀬亮)のBlu-ray&DVD12月5日リリースに合わせて、 新たに木下作品7タイトルをお求めやすい価格2,940円(込)で初単品DVD化!
木下惠介生誕100年記念 NEWパッケージデザインで登場! !
木下惠介生誕100年記念の新作映画『はじまりのみち』(原恵一監督/Blu-ray&DVD12月5発売)本編内に、本作から印象的なシーンが引用されている。
戦後の解放的気運に乗せて、牧歌的な雰囲気の中で清楚に綴られるロマンティシズム!
実弟・木下忠司が、本作で初めて兄の映画の音楽を担当。以後、この兄弟コンビは次々と名作を世に送り出すようになっていく。
<ストーリー>ある農村の牧場で仲睦まじく育てられた兄の甚吾と妹の美子。しかし美子は捨て子であり、いつしか甚吾は美子に妹以上の想いを寄せるようになっていたが、彼が戦争から帰って来たとき、彼女には既に相思相愛の相手がいた……。
牧歌的な農村を舞台に、時に心迷わせつつも血の繋がらない妹の幸せを願う兄の切ない恋模様を、凛々しくも甘美に描出し得たラブ・ストーリー。
■1946年度キネマ旬報ベスト・テン第5位
■木下惠介生誕100年記念映画
『はじまりのみち』Blu-ray&DVD 12月5日同時発売
日本を代表するアニメーション監督・原恵一の実写初監督作品!
主演:加瀬亮
激動の戦中。映画を愛し続けた名監督の挫折と再生を描く、愛と感動の実話
【木下惠介生誕100年について】
日本映画最盛期、黒澤明監督と共にその人気と評価を二分し、国民に愛された巨匠・木下惠介。2012年12月5日に生誕100年を迎え、各地で様々なイベント・プロジェクトが展開されています。
木下惠介生誕100年プロジェクト公式ホームページwww.kinoshita100.jp
登録情報
- アスペクト比 : 1.33:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- 製品サイズ : 25 x 2.2 x 18 cm; 80 g
- EAN : 4988105067967
- 監督 : 木下惠介
- メディア形式 : ドルビー, ブラック&ホワイト
- 時間 : 1 時間 15 分
- 発売日 : 2013/12/5
- 出演 : 原保美, 井川邦子, 増田順二, 東山千栄子, 勝見庸太郎
- 言語 : 日本語 (Mono)
- 販売元 : 松竹
- ASIN : B00EURKJUK
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 185,696位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,385位日本のラブロマンス映画
- - 8,254位日本のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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映画であるように思う。木下恵介の全生涯を貫くテーマである人間像、人生の艱難辛苦を耐え忍ぶ善き人たちの原型ともいうべき
この主人公の兄(原保美)は監督その人でもあっただろう。
血の繋がらぬ捨て子であった妹に恋してしまい、戦地から何とか日本に復員したものの愛する妹の心は、同じく復員したびっこの男に
すでに奪われていた。この切ないなどという言葉では到底表現できない青春に於ける究極の寂しさをまさに生々しいリアリティーで
描破している。
喜びを隠し切れない妹(井川邦子)とは対照的に兄の何とも言えない無表情に近い面相は失恋の苦しみ、耐え難い疎外感、幸福に
見放された孤独感、そしてそれを否定し妹の幸せを願わなければならぬ兄としての責任感と様々な内なる相克を十分にイメージさせる
に足るクローズアップである。そしてこれが一度ならず何度も登場する。ここにこそ木下監督の類稀な才能の一端がうかがえる。(似た
手法は小津監督もやっている。もっとも小津の場合はセリフでだが)この念を押す様な繰り返しの手法は諦め切れない苦しさを濃縮した
気分に変えて観る者の心に届けさす。それまでの映像がすべてこの表情に収斂されてゆく。この映画は容易に消えない刻印となって
残るのだ。
そして驚くべきはこれがフィクションである事だ。仮想の世界を通して現実を強くイメージさせる説得力が、溝口監督の実証的リアリズム
とも、小津監督の汎日常的リアリズムとも違う心情的リアリズムとして早くも独自の世界を築き上げている作品である。
舞台である軽井沢の牧場の広大感が、清々しさを増す。祭りに繰り出す飾られた馬車に乗る兄妹、それは結婚を祝される新郎新婦のようにも見えて切ない。青春のひとときを戦争に奪われたことにより結ばれることのない二人。祭りからの帰り道での告白。全編を通じてそうだが、ここでも兄さんの表情に見入ってしまう。素晴らしい。
モノクロ映像は綺麗。惜しむらくは、終始雨音が混じったような音声。できればノイズ・リダクションを施して欲しかった。サトウハチロー作詞「青春牧場」に木下忠司が作曲。これも明瞭に聴き取れればもっと良かったと思います。
お兄さんは、後にTV番組「怪奇大作戦」のSRI所長役をやられた方だったんですね。幼い頃よく観ていました。
まだ戦後間もない頃の作品だが、山の牧場を舞台に美しい風景が見られる。
ストーリーは、赤ん坊の頃牧場に捨てられた女性・美子が美しく成長、兄妹のように育った牧場の息子・甚吾はほのかな恋心を抱く…というシンプルなものだが、それ故に俳優の情感豊かな演技が今の時代では新鮮に見える。
さらに特筆すべきは、この時代の人々の有り方。美子を心優しく見守り思う甚吾、純粋で素直な美子、母親にしても、野田にしても、皆優しく、奥ゆかしく、心が広い。この時代の日本人、すべてがこんな人たちではなかっただろうし、理想化して描かれているとは思うが、それでもこういった人としての有り方が良いとされていたのだと思う。戦後70年経って、一見豊かになったかに見える日本だが、すべてにせちがらくなり、心の余裕を失ってトゲトゲしくなってしまった。
この映画には、かつての日本人の有り方を描かれており、私たちがいかに大切なものを失ってしまったかがわかると思う。