まずマニュアルの全面改定が必要。特に初心者の方は要注意。本来ならば、
設置→ドライバー・ソフト類インストール→フィラメント着脱→ベット（ステージ）調整→造形
の順番で書かれなければいけないマニュアル類が、「クイックガイド」を作ろうとしたが為に、マニュアルがバラバラになっていて、
重要な「フィラメント着脱→ベット（ステージ）調整」を読み飛ばしまう可能性が大きい。
特に「ベット（ステージ）調整」は毎回行わねばならず、かつシビアな作業ので、これを読み飛ばして失敗した人は私だけでは無いだろう。
下手に「クイックガイドを作ろうとして大失敗した例」としては類い希なるマニュアルになっている。
が、一方本体に関しては大きな問題なく、付属のソフトも扱いやすい。
あえて言えば、造形毎回毎にシビアなベットとノズルのクリアランス調整を行わねばならないが、それだけである。
数十分～数時間に及ぶ造形時間に対して考えればたいした手間では無い。
（まぁ自動化してくれるに越したことはないが、その分コストに跳ね返って来るからなぁ・・・）
あと、時折ノズルがへそを曲げて詰まった様な振る舞いをするが、マニュアルに従いフィラメントを引き抜き、
変形したフィラメント部分を切り取って再度フィラメントを挿入するとなんの問題も無く動き始める。
（おそらくギヤの部分で熱変形してしまったフィラメントがノズル部に挿入されなくなる為と思われる）
あと、国産品だから全てが丁寧に作られていると思ったら大間違い。むしろコストカットできるところはカットする
合理性を持つのも国産品。ベットの四隅に有るマグネットが簡単にはがれて本体側にくっついてしまう。
こうなったら取り出すのは至難の業。別のマグネットを持ってくるしかない。4カ所中3カ所でこれを体験し、
アロンアルファ様のお世話になりましたｗ
ノウハウ的な部分に関しては
・ベットとノズルのクリアランス
→ノズルに付着物がないことを確認した後、コピーペーパーをベットの上に置く。
付着物がある場合は除去。樹脂が堅くてとれない場合は付属ソフトで「ホットエンド加熱」を使いましょう。
！！【その際、付着物除去後ホットエンド加熱を切ることを忘れずに!】！！
クリアランスは「ノズルとベットとに挟まれて両者と多少接触がありながらもコピーペーパーが動く」程度。
これをホームポジションから初めて四隅まで行う。一カ所の調整が他の部分に影響を与えることもあるので
根気強く、付属の調整用ドライバーで最後は１／４回転かそれ以下まで行う。
→第一層の定着が悪い貴方へ
これはもうテンプレと化してますが、ブルーテープ上にスティック糊を塗りましょう。
ただし、上記クリアランス調整の後にして下さい。紙が張り付いて調整どころでは無くなってしまいます。
→写真のパネルがオプションなんて詐欺だ!オプションで１マソ円なんて高すぎる!
ホームセンターにGO！アクリルから塩ビまで、貴方のお好みの透明な板と蝶番が待っています。
長文になりましたが、個人的には総じて満足しております。
まだ発展段階の3Dプリンターという製品において、これだけの性能を出せるのであれば十分ではないかと思われます。
| メーカー | オープンキューブ |
|---|---|
| 部品番号 | SCV-C170-S |
| 商品の重量 | 15 Kilograms |
| 製品サイズ | 33.3 x 37.6 x 40.4 cm; 15 kg |
| サイズ | 404×376×333mm |
| 色 | シルバー |
| 材質 | 主素材 エクステリアパネル アルミニウム合金(2.0mm) 内部シャシー スチール合金 (1.6mm、1.2mm、1.0mm、0.8mm) 副素材 ステンレス合金 |
| 電源タイプ | 電源コード付き |
| 電池使用 | いいえ |
| 商品寸法 (長さx幅x高さ) | 33.3 x 37.6 x 40.4 cm |
