第1章の『日本の職場は理不尽なことばかり』は、いろんな意味で読むのが辛い。
ここに書かれている事例や立場に甘んじている人にとっては、“社畜”と定義されてしまう。
決してそのような社畜たちの働き方を卑下するような内容ではないけれど、
やっぱり“脱社畜”というコンセプト自体が、社畜こそが持ちえる観念であり、
まず、それを受け入れるところから始めなくてはいけないというところが、
読んでいてちょっと胸がざわざわする感じがある。
ただ読み進むにつれて、
ただの「終業後のグチ飲み会」のような矮小な話に終始するわけではないし、
天下国家の労働行政を憂うようなぼんやりした話でもなく、
後半は著者の経験から、具体的な働き方や生き方の提案がちゃんとある。
決して雇用されて働く事自体を否定するような話ではない。
起業、独立、フリーランス、ノマド…“なんとなく格好良い、それから”を夢見させる本はたくさんある。
でもそれらを志す一歩手前を見つめてみるのもいいかもしれない。
Kindle 価格: | ¥1,738 (税込) |
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脱社畜の働き方~会社に人生を支配されない34の思考法 Kindle版
日本には「働くことは尊い」「会社のために尽くすことは素晴らしい」といった仕事に対する独特の価値観があります。一方,長時間労働など仕事の環境が原因で体や心の不調を訴える方が多いという事実は否定できません。会社の理不尽な慣習に違和感を覚えている人や「仕事こそ人生」という価値観に窮屈さを感じている人は多いはずです。はたして日本人の働き方は,このままで良いのでしょうか。この本では,働くことに関する理不尽や問題の根本を洗い出し,悩みながら働いているすべての人に「脱社畜」するための思考法を提案します。
- 言語日本語
- 出版社技術評論社
- 発売日2013/9/7
- ファイルサイズ3162 KB
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商品の説明
著者について
1985年生まれ。東京大学工学部卒業。東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。大学院在学中、就職するのが嫌でWebサービスの開発をはじめ、それがきっかけとなって起業をするが、あえなく失敗。結局、嫌で嫌で仕方がなかった就職をすることになる。経営者と従業員の両方を経験したことで日本の労働の矛盾に気づき、「脱社畜ブログ」(http://dennou-kurage.hatenablog.com/)を開設。ブログはたちまち月間約50万PVの有名ブログになり、現在も日本人の働き方に関する意見を発信し続けている。
登録情報
- ASIN : B00EZP7DI8
- 出版社 : 技術評論社 (2013/9/7)
- 発売日 : 2013/9/7
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 3162 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 268ページ
- ページ番号ソース ISBN : 477415976X
- Amazon 売れ筋ランキング: - 470,379位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 17,704位コンピュータ・IT (Kindleストア)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年9月7日に日本でレビュー済み
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2013年9月8日に日本でレビュー済み
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途中、(悔しくて)泣きながらも30分程度で読めました。平易な文章です。
信念も理念も持たず、ましてや市の将来を考えることもなく、忙し気に働く「フリ」をして価値を生み出すコトもなく、そのくせ横柄な思考を振りかざす公務員に、ウンザリしています。民間企業よりも、行政の方が社畜精神が酷いですね…両方を経験して痛感したコトです。
こんな中にあって、数ヶ月前から私が選んだ働き方がこの本には明確な理由と共に記載されてます。ただ、権利だけ主張すると言われないように仕事の質と量を維持するコトが必要でしょうね…この本に書かれているコトを周囲に発信するには環境が未成熟すぎます。
一番私が嫌なのは空気を読むコトを強要される同調圧力ですね。サービス残業なんて本当に意味がない。すべきコトが無いのなら残る意味は無い。そんな当たり前のコトが通用しないのが今の日本なんでしょうね。
今の私は一切の空気読みを放棄しました。純粋に価値のある仕事をするコトに専念。おかげで、外部からの評価は頗る良いんですよね。ココに永久にいるわけではないから、本質的に有意な働き方をそれぞれが見出していく必要性を強く感じます。
信念も理念も持たず、ましてや市の将来を考えることもなく、忙し気に働く「フリ」をして価値を生み出すコトもなく、そのくせ横柄な思考を振りかざす公務員に、ウンザリしています。民間企業よりも、行政の方が社畜精神が酷いですね…両方を経験して痛感したコトです。
こんな中にあって、数ヶ月前から私が選んだ働き方がこの本には明確な理由と共に記載されてます。ただ、権利だけ主張すると言われないように仕事の質と量を維持するコトが必要でしょうね…この本に書かれているコトを周囲に発信するには環境が未成熟すぎます。
一番私が嫌なのは空気を読むコトを強要される同調圧力ですね。サービス残業なんて本当に意味がない。すべきコトが無いのなら残る意味は無い。そんな当たり前のコトが通用しないのが今の日本なんでしょうね。
今の私は一切の空気読みを放棄しました。純粋に価値のある仕事をするコトに専念。おかげで、外部からの評価は頗る良いんですよね。ココに永久にいるわけではないから、本質的に有意な働き方をそれぞれが見出していく必要性を強く感じます。
2023年9月24日に日本でレビュー済み
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購入して読みましたが、エゴの延長の現実目線ではムズいです。会社員人生に心を病んで追い詰められてこの本を手にとった人には何の薬にもならず役に立たないでしょう。というわけでかつてそういう購入者であった私としては星一つ。
2013年9月9日に日本でレビュー済み
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勤労意欲のない20代の若者が日本社会で働くことの意味を考えて、社畜と脱社畜の思考の違い、サラリーマンをするのが嫌で起業するもあえなく失敗し泣く泣く就職するも、起業家目線からみたサラリーマン社会もやはり想像通り(というか恐らく想像以上)の世界で、何とか自分一人食べていける手段を構築し、現在に至るという内容。
前半の社畜・脱社畜の思考法については著者の”社畜経験”が浅いためか一概に同意できない面も少なくなく、このまま最終ページまでいったら駄本の評価でしたが、友達と起業する話は読んでいるほうも引き込まれていって面白かったです。
後半部分で、著者が自分の生計を(なんとか)立てている”プロジェクト”とその方法が載っており、脱社畜になるためのアドバイスになっています(あくまでもアドバイスで、「この方法なら必ず脱社畜できる!」という内容ではない点も評価したいと思います)。
現在社畜感満載な人だけでなく、特に仕事にやりがいを感じず惰性で会社に通っている人も参考になるのではないでしょうか。
サラリーマンで今仕事にやりがいを持ってバリバリ働いている人や、夢や目標を持っている学生・社会人が読むと評価が下がると思います。
社会学者さんあたりでは「日本は夢を持たない若者がこんなにも増えてしまった」と問題視するかもしれませんが(笑)
前半の社畜・脱社畜の思考法については著者の”社畜経験”が浅いためか一概に同意できない面も少なくなく、このまま最終ページまでいったら駄本の評価でしたが、友達と起業する話は読んでいるほうも引き込まれていって面白かったです。
後半部分で、著者が自分の生計を(なんとか)立てている”プロジェクト”とその方法が載っており、脱社畜になるためのアドバイスになっています(あくまでもアドバイスで、「この方法なら必ず脱社畜できる!」という内容ではない点も評価したいと思います)。
現在社畜感満載な人だけでなく、特に仕事にやりがいを感じず惰性で会社に通っている人も参考になるのではないでしょうか。
サラリーマンで今仕事にやりがいを持ってバリバリ働いている人や、夢や目標を持っている学生・社会人が読むと評価が下がると思います。
社会学者さんあたりでは「日本は夢を持たない若者がこんなにも増えてしまった」と問題視するかもしれませんが(笑)
2013年9月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現状の日本の労働環境が、いかに異常かを、痛烈に批判している。
読んでいて、うんうんと頷きたくなった。
さらにこの本は、異常な日本の労働環境から抜け出すにはどうすればいいのかについて言及している
アプリを作ったり、ブログやyoutubeで広告収入を得たり、電子出版して印税を得たり。
これらの方法を、本書では「プライベートプロジェクト」と呼んでいるが、良いネーミングセンスだと思う。
さらにさらに、日本という国が、将来どうなるのか言及しているのも実に興味深かった。
ベーシックインカム、実現するといいな・・・
読んでいて、うんうんと頷きたくなった。
さらにこの本は、異常な日本の労働環境から抜け出すにはどうすればいいのかについて言及している
アプリを作ったり、ブログやyoutubeで広告収入を得たり、電子出版して印税を得たり。
これらの方法を、本書では「プライベートプロジェクト」と呼んでいるが、良いネーミングセンスだと思う。
さらにさらに、日本という国が、将来どうなるのか言及しているのも実に興味深かった。
ベーシックインカム、実現するといいな・・・
2013年9月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
★1の批判的レビューで、「購入済み」アイコンが無いものに注意してください。
実際の書店で立ち読み可能な場合、★1をつけるほど嫌な本をお金を出して買うハズがなく、
この本の元ネタといえる「脱社畜ブログ」は無料で読めるので、事前知識を得ることも出来るので、
★1を付けるほどに、この内容が嫌いな人は、そもそも購入行動をするはずがないのです。
(12/19)
いいえを押された数が1つ減りましたね、つまりアカウント停止された人がいるということ。
つまり意図的に評価操作しようとするような人が、いいえを押しているということです
---
読みました。
基本的には、「脱社畜ブログ」と半分くらい重複します。
特に1章2章は内容重複が多いので、ブログを読んでた人は、3章から読み最後に1章2章を読むことをお勧めします。
ブログを読んでた人は★3、まったく初めて読むなら★5の評価になるでしょう。
会社教に入信した社畜という信者についての解説本といえるもので、
その信者たちの性質と、その宗教からの離脱のしかたが書かれています。
いわゆる「社畜」を生み出した、「日本の会社」のなかで流れるカルト宗教的とも言える特殊な価値観は、
戦後の日本の復興景気以降、高度経済成長からバブル頃までに形成された、
日本の歴史全体からすれば、ものすごく短い期間だけに通用する、一時的な価値観であると共に、
日本という国から一歩でも出れば、まったく通用しないカルト宗教的な、特殊な価値観です。
その特殊性を、「ごく普通に」説明しています。
おもに団塊世代〜バブル世代で、会社に身を捧げてきた人ほど、
強い拒否反応を示し、★1のレビューを書く、このレビューに「いいえ」ボタンを
押すなどして、のたうちまわる事でしょう。
これは、麻薬の離脱症状に似ていて、どっぷりとハマっていた期間が長いほど、
それはたいへんな苦痛を伴う拒否反応となり、結局は離脱できず、社畜としての本分の
会社教に戻ることになるでしょう。
私は、就職氷河期以降の人間ですので、たいした拒否反応も出ず、読むことができました。
この本が言っていることで、
一番重要といえることは、自分自身と、会社との間は、「契約関係にある」ということです。
わたしたちは、自分の時間と労働力を、会社に販売することで、
会社から金銭を得る契約をかわしている、ということです。
ですから、自分の持つ商品である「時間と労働力」の代わりに正当な金銭を得られないとしたら、
それは会社側が窃盗をしているのと同じです。
この事実は日本以外の国ではごく普通のことで、なぜか現代日本では有耶無耶にされてきたことです。
このあたりの話はブログのほうでも読めます。
また社畜的価値観を批判するだけでなく、会社というものに頼りすぎずに生きていく方法の、
一例も提示しており、批判だけしてあとは放りっぱなしになっていないところは、好感が持てます。
ただしかし、解決方法に関しては、
「著者は、東大卒業生である」という事実が、逆に説得力を低下させる作用をもたらしてしまっていると思います。
大概の人が、「なんだ、東大生なら独立とか起業とか自由自在でしょ、人脈もあるし」って思ってしまいますから。
こればかりは、必死に隠し通すべきだったのでは? そう思いました。
実際の書店で立ち読み可能な場合、★1をつけるほど嫌な本をお金を出して買うハズがなく、
この本の元ネタといえる「脱社畜ブログ」は無料で読めるので、事前知識を得ることも出来るので、
★1を付けるほどに、この内容が嫌いな人は、そもそも購入行動をするはずがないのです。
(12/19)
いいえを押された数が1つ減りましたね、つまりアカウント停止された人がいるということ。
つまり意図的に評価操作しようとするような人が、いいえを押しているということです
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読みました。
基本的には、「脱社畜ブログ」と半分くらい重複します。
特に1章2章は内容重複が多いので、ブログを読んでた人は、3章から読み最後に1章2章を読むことをお勧めします。
ブログを読んでた人は★3、まったく初めて読むなら★5の評価になるでしょう。
会社教に入信した社畜という信者についての解説本といえるもので、
その信者たちの性質と、その宗教からの離脱のしかたが書かれています。
いわゆる「社畜」を生み出した、「日本の会社」のなかで流れるカルト宗教的とも言える特殊な価値観は、
戦後の日本の復興景気以降、高度経済成長からバブル頃までに形成された、
日本の歴史全体からすれば、ものすごく短い期間だけに通用する、一時的な価値観であると共に、
日本という国から一歩でも出れば、まったく通用しないカルト宗教的な、特殊な価値観です。
その特殊性を、「ごく普通に」説明しています。
おもに団塊世代〜バブル世代で、会社に身を捧げてきた人ほど、
強い拒否反応を示し、★1のレビューを書く、このレビューに「いいえ」ボタンを
押すなどして、のたうちまわる事でしょう。
これは、麻薬の離脱症状に似ていて、どっぷりとハマっていた期間が長いほど、
それはたいへんな苦痛を伴う拒否反応となり、結局は離脱できず、社畜としての本分の
会社教に戻ることになるでしょう。
私は、就職氷河期以降の人間ですので、たいした拒否反応も出ず、読むことができました。
この本が言っていることで、
一番重要といえることは、自分自身と、会社との間は、「契約関係にある」ということです。
わたしたちは、自分の時間と労働力を、会社に販売することで、
会社から金銭を得る契約をかわしている、ということです。
ですから、自分の持つ商品である「時間と労働力」の代わりに正当な金銭を得られないとしたら、
それは会社側が窃盗をしているのと同じです。
この事実は日本以外の国ではごく普通のことで、なぜか現代日本では有耶無耶にされてきたことです。
このあたりの話はブログのほうでも読めます。
また社畜的価値観を批判するだけでなく、会社というものに頼りすぎずに生きていく方法の、
一例も提示しており、批判だけしてあとは放りっぱなしになっていないところは、好感が持てます。
ただしかし、解決方法に関しては、
「著者は、東大卒業生である」という事実が、逆に説得力を低下させる作用をもたらしてしまっていると思います。
大概の人が、「なんだ、東大生なら独立とか起業とか自由自在でしょ、人脈もあるし」って思ってしまいますから。
こればかりは、必死に隠し通すべきだったのでは? そう思いました。
2015年2月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
社畜として扱われない方法論を期待していたが、要は考え方を変えるという見解でした。
これはこれで価値がありますが、今考え方を変えるという行動だけでは…会社を上手く渡るのは厳しいと。この辺にギャップを感じました。
これはこれで価値がありますが、今考え方を変えるという行動だけでは…会社を上手く渡るのは厳しいと。この辺にギャップを感じました。