読みやすくテンポも良い。軽妙なミステリーに脱帽
。楽しめました。
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サーチライトと誘蛾灯 ミステリーズ!新人賞受賞作 Kindle版
わが街のドングリ公園は、住民から愛されるちょっとしたオアシスだ。治安を維持するため、吉森らボランティアの「見回り隊」が毎日パトロールしている。今夜の巡回も無事に終わると思いきや、いきなり喧嘩腰のカップルに絡まれるわ、怪しげな男が道具を組み立てているわ、さらには……。ここではいったい、何が起こっているのか? 夜の公園を訪れる奇妙な客たち。彼らの来訪と共に起きた事件の、意外な真相とは? ユーモアあふれる筆致で贈る、第10回ミステリーズ!新人賞受賞作。(本電子書籍は、『ミステリーズ! vol.61』(2013年10月初版発行)に掲載の同作品を電子書籍化したものです。)
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日2013/10/15
- ファイルサイズ1383 KB
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登録情報
- ASIN : B00FKW2HZY
- 出版社 : 東京創元社 (2013/10/15)
- 発売日 : 2013/10/15
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 1383 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 50ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 153,194位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 16,196位日本の小説・文芸
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年6月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
単行本や文庫と同じ内容のKindle版かと思い、110円?何故こんなに安い?と思いながら購入してみたところ、どうやらこちらは受賞作一話のみのKindle版ですね!一冊丸々の内容のは別にあるので、私みたいに勘違いする方もいるかも?ご注意ください。
2021年8月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
たぶん定職もないのに、えりさわ君が一生懸命虫の研究をする様や、ときどき自嘲ぎみな冗談いっても努めて明るく振る舞おうとしている様がけなげでかわいい。(ほんとに世俗的なことに興味ない部分もあるだろうけど。)
えりさわ君の周りにはいろいろ事件も起こるし、虫関係の仕事なんてよっぽど狭き門でたいへんだろうけど、くさらず頑張ってほしい。
えりさわ君の周りにはいろいろ事件も起こるし、虫関係の仕事なんてよっぽど狭き門でたいへんだろうけど、くさらず頑張ってほしい。
2023年4月3日に日本でレビュー済み
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●始めから主人公が登場するのではなく、各章ごとに名脇役(その章では主役)が前振りをするパター
ンです。で、本当の主人公が主役のオーラを感じさせずにおもむろに登場。ズッコケながらしゃべく
り漫才がスタートです。
残酷な殺人シーンも緊張感あふれるシーンもないので、ライトなミステリーとして楽しめます。通
勤途中にでも読める手軽で気楽なコンビニミステリーです。ユニークな雰囲気で良かったですよ。
ンです。で、本当の主人公が主役のオーラを感じさせずにおもむろに登場。ズッコケながらしゃべく
り漫才がスタートです。
残酷な殺人シーンも緊張感あふれるシーンもないので、ライトなミステリーとして楽しめます。通
勤途中にでも読める手軽で気楽なコンビニミステリーです。ユニークな雰囲気で良かったですよ。
2023年1月23日に日本でレビュー済み
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表題作で探偵役のえり沢にカラむボランティア監視員吉森の
往年のハリウッド映画
『夜の大捜査線 In the Heat of the Night』'67の
ロッド・スタイガーばりの頑迷な対応が引っ掛かった。
イマドキ現実にこんなことしてたら絶対クレームだ!
またそれに対するえり沢自身のリアクションも些か"コミュ障"気味?
推理の進展を阻害してるみたいな感じだったので
収録作全編こうだったらちょっとツラいな?
と思って読み進めたら、回を追うごとに改善の傾向が見られ、
そのスキルアップの過程が、読ませドコロだったのか?
とも思えた。
往年のハリウッド映画
『夜の大捜査線 In the Heat of the Night』'67の
ロッド・スタイガーばりの頑迷な対応が引っ掛かった。
イマドキ現実にこんなことしてたら絶対クレームだ!
またそれに対するえり沢自身のリアクションも些か"コミュ障"気味?
推理の進展を阻害してるみたいな感じだったので
収録作全編こうだったらちょっとツラいな?
と思って読み進めたら、回を追うごとに改善の傾向が見られ、
そのスキルアップの過程が、読ませドコロだったのか?
とも思えた。
2021年4月17日に日本でレビュー済み
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楽しかったです、あのような結末になるとわ。
2017年12月28日に日本でレビュー済み
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第十回ミステリーズ!新人賞の受賞作を含む、著者初単行本となる短編集全五編収録。
レギュラーキャラクターは空気読まないような読んでいるような、昆虫マニアのオトボケ青年(三十代半ば)エリ沢(環境依存文字)くんただ一人。昆虫を追いかけてどこにでも現れる彼は、もしかして犯罪探知機なのか不幸を引き寄せる死神体質なのか、あちらこちらで怪事件に遭遇することになるのであります。まー、素人探偵シリーズのお約束ですわ。
オトボケなタッチにシンプルなプロット、詩情あふれる描写の三点セットで描かれる五つのエピソードはいずれも昆虫モチーフという縛りつき、短いもので30ページ強、長いものでも50ページ弱というあっさりボリュームなので、軽やかにテンポよく、よどみなくストーリーが進み、ミステリーとしては薄味で、収録作で出来にばらつきがあるものの、読書の時間を心地よく楽しませてもらえます。ただ、何気ない日常の矛盾から犯罪の存在が発覚したり、犯罪を引き起こしてしまう結果になったり、どれも死体がつきもののお話なのでその点は御注意を。
収録作中のベストは「ホバリング・バタフライ」。また、『ベスト本格ミステリ2015』収録の「緑の女」という短編もエリ沢くんが探偵として顔を出しておりまして、本書に収録されなかったのは昆虫縛りから外れたせい? ということは次回は海生動物縛りで一冊作るの?
そして、他の何にもまして素敵だったのは著者自身によるあとがき。読書好きの人間にとっては夢のようなお話でして、著者が羨ましいやら妬ましいやら。
レギュラーキャラクターは空気読まないような読んでいるような、昆虫マニアのオトボケ青年(三十代半ば)エリ沢(環境依存文字)くんただ一人。昆虫を追いかけてどこにでも現れる彼は、もしかして犯罪探知機なのか不幸を引き寄せる死神体質なのか、あちらこちらで怪事件に遭遇することになるのであります。まー、素人探偵シリーズのお約束ですわ。
オトボケなタッチにシンプルなプロット、詩情あふれる描写の三点セットで描かれる五つのエピソードはいずれも昆虫モチーフという縛りつき、短いもので30ページ強、長いものでも50ページ弱というあっさりボリュームなので、軽やかにテンポよく、よどみなくストーリーが進み、ミステリーとしては薄味で、収録作で出来にばらつきがあるものの、読書の時間を心地よく楽しませてもらえます。ただ、何気ない日常の矛盾から犯罪の存在が発覚したり、犯罪を引き起こしてしまう結果になったり、どれも死体がつきもののお話なのでその点は御注意を。
収録作中のベストは「ホバリング・バタフライ」。また、『ベスト本格ミステリ2015』収録の「緑の女」という短編もエリ沢くんが探偵として顔を出しておりまして、本書に収録されなかったのは昆虫縛りから外れたせい? ということは次回は海生動物縛りで一冊作るの?
そして、他の何にもまして素敵だったのは著者自身によるあとがき。読書好きの人間にとっては夢のようなお話でして、著者が羨ましいやら妬ましいやら。
2020年11月25日に日本でレビュー済み
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五編ともそれぞれイイんです。特に表題作はシンプルな謎解きでそれこそシンプルイズベスト。火事と標本は関係者の昔話を聞くという、安楽椅子探偵物ですが、哀しく切ない内容です。作者が気になって、ミステリーズのバックナンバーを購入しエリサワ君が登場しない追憶の轍を読みましたが、期待通りでした。