福島在住シンガーソングライター、
片平里菜の2ndシングル。
前作「夏の夜」から五ヵ月経ってリリースされた今作は、
可愛らしさとハスキーさを兼ね備えた彼女の声が、
より明確に活かされています。
・
傷付きながらも恋をする女子へ向けた表題曲
M1「女の子は泣かない」。
ただ同世代の女子リスナーの共感を求めるだけでなく、
同じような経験をした事のある人を支えてくれるような応援歌です。
"和製アヴリル"とも評すべきロックチューン
M2「Hey boy!」と
M3「ironic」。
M2は年下の相手、M3は男目線で作詞されています。
「色んな人物を主人公にしてストーリーを書く」という、
シンガーならば当然の事のようで、中々出来ない事がきっちり出来ています。
実際、まるで出来てない歌手だっていますしね。w
もしかしたら、
aikoや阿部真央のようなソングライターになれるかもしれない。
という期待を持たせてくれました。
弾き語りのM4「ぺんぺん草」は、
母親へ向けて歌った唄。
都会では中々見る機会が少ない(気がする)ぺんぺん草をモチーフにするのも、
東北生まれの彼女らしいし、それが当たり前にある場所で育った彼女にしか出来ない事でもあると思います。
・
今回のシングルは、
彼女の今後の活動にますます期待を持たせてくれる作品でした。
まだライヴは観た事は無いので、是非行ってみたいです!
・
他のレビューにありましたが、
デビューしたらすぐにハイレベルな演奏テクニックやソングライティング能力、ライヴパフォーマンスを求める必要ってあるんですか(゜゜?
というか、
それらを持ち合わせているから"プロ"なのかな(゜゜??
疑問。
彼女は確かにまだ未熟なのかもしれない。
けど、作る歌ひとつひとつに、
"魂"を込めている。
ライヴに行った事がなく、生の歌を聴いていない人間でも、
"唄うたい"としての誠実な魂は伝わってくるはずです。
シングルを買って、もしくは曲をダウンロードして、
"ちゃんと聴いていれば"。←
だから、
着実に、ゆっくりと時間をかけて成長してほしい。
そして、より多くの人に、
邦楽批判だけじゃなくて、
同じ日本で懸命に活動している歌手に注目してほしい。
・
エピフォン社に招待されて初の海外ライヴも決まり、ますます飛躍する片平里菜。
日本の女性シンガーの新たな中心人物になるであろう彼女の唄を、是非聴いてみて下さい!!
゚+。(*′∇`)。+゚