内容紹介
一度忘れ去れたものが
時折聞こえてくるいつかの破片と今、地続きになって
ひとつの線を描き出す。
いちど放り出されたフィルムを、何十年後かにみつけ
時間も場所も記憶もランダムに並びかえてみる。
それは再び、新たな輪郭とともに別の個として浮かび上がりまるで
今まで続いていたようなサイドストリーが進み始める。
明らかに自分自身のようでもあり、映し出された他人をみるようでもある。
アーティストについて
津田貴司
大学在学中より現代舞踊をはじめ舞台芸術の分野での活動(演出/美術/音響/舞台監督などを担当)を経て、ソロ音楽ユニットhofli として、フィールドレコーディングに基づいた音源製作、ギターやコンピュータ、創作音具、水の音などを組み合わせた演奏を展開。
コンピレーション・アルバム『a certain aquarium』(360°records)『water music』(communne disc)参加。
現在、全国でワークショップ「みみをすます」を開催、サウンド・インスタレーションを手がける他、本名名義で『湿度計』『風の輪郭』、 ソロユニット hofli として『水の記憶』『雑木林と流星群』リリース。
青木隼人とのデュオ「ラジオゾンデ」、スティルライフなどのユニットでも活動している。