【期間生産限定盤】新規ライナーノーツ/ JAZZ COLLECTION 1000 期間限定生産(2015年3月末まで)
メディア掲載レビューほか
JAZZ COLLECTION 1000。本作は、マイルス・デイビス・クインテットとギル・エヴァンス・オーケストラの歴史的なカーネギー・ホール公演を追体験できるアルバム。「ソー・ホワット」のオーケストラ・ヴァージョンを筆頭に、「サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム」等のスタンダード曲、名作『マイルス・アヘッド』収録曲などを収録。この日限りのパフォーマンスに心奪われる1枚。 (C)RS
冒頭のSo What を聴いてもらえればそのことを理解していただけると思う。いささかゴージャスな導入に始まり、テーマとともに走りだすリズムセクション。まさしく鉄壁のリズム隊だ。それに乗り、ソロを紡ぎだすマイルス・デイビスもハンク・モブレーも彼らに負けない熱い演奏を展開する。ハードバップという枠組みの中で、最後に到達したと言いたくなりそうな魂の入った熱気がスピーカー越しに現れてくる。
その他の演奏も秀逸だ。Spring is here も素晴らしいし、Someday my prince will come もいい。そして、The meaning of the blues も忘れないで欲しい。後年、キース・ジャレットがアルバム「Standards vol. 1 」で演奏したこの曲が、その録音の20年近くも前に充実した内容にまとめあげられている。
The recording is bad from the beginning, but, this vinyl makes it even worse. After a lot of cleaning work, it can be heard as acceptable. Beware of those vinyl sellers.