謎解きなど苦手でちーとおつむが足りない自分にはとても面白かったです。
当然出題編・解答編2本で一つの作品ですが、こちらの出題編は主に3つの短編それぞれについて。
「つむじ風」は杉咲花が好みではないけどやっぱり上手い、存在感のある演技で魅せます。
一方医師の加藤和樹は流石ドレイク・V3・(あとアフターブルー？)歴任のイケメンぶり。
儚い初恋と失恋に青春を思い出させます。
「鏡」はホラーですが、ただびっくりさせるだけの音響や見なくてもわかるような落ちなど、ちょっと自分には陳腐でいただけませんでした。
その代わり「やまわろわ」は俳優の演技が素晴らしく、心が温かくなるような話でした。
母親と老女も最高でしたが、子役が大変見事な演技で話の中に引きずり込まれます。
まるで本物の母娘を見ているようで胸が熱くなりました。
さてこうした独立した作品の中に謎解きを配してそれを関連付けるとは頭のいい人も居るものだと感心しきりです。
もっとも謎解きやミステリーのファンにとってはちょろかったようですが(笑)。
確かに見直してみると結構親切にヒントを強調していたんですね。
この作品は謎解きが主眼ですから、全体を映画作品と言えるのか微妙なところです。
しかしジャンルはともかく大変面白かったですし、主役の川口春奈は本当に魅力的です。
赤装束に長い黒髪がぴたりとはまって惚れ惚れします。
彼女でなければこれほど作品が引き締まらなかったでしょうね。
という訳で回答編へ！
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