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純粋理性批判 1 (光文社古典新訳文庫) Kindle版

4.3 5つ星のうち4.3 85個の評価

もう入門書はいらない! カントは従来の形而上学が陥った独断的なやり方を批判し、人間のもつ理性の可能性とその限界をみさだめる。空間とは何か、時間とは何か、認識はどのようにして成り立つのかを明らかにする。古代以来の哲学の難問を解決しようとした意欲的な試みを再現する! 難解とされる多くの用語を、ごく一般的な用語に置き換えて分かりやすさを徹底した画期的な新訳(全7巻)。詳細な解説つき。
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商品の説明

出版社からのコメント

「もう入門書はいらない!」 
 ついに『純粋理性批判』の刊行開始です。カントの主著であり、西洋哲学における最高かつ最重要の哲学書です。難解とされる多くの用語を、ごく一般的な用語に置き換えて分かりやすさを徹底した画期的な新訳。詳細な解説つき。全7巻。
 解説と合わせてじっくり読めば、きっとカントの思考の道筋が見えてくるはずです。

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B00H6XBAKS
  • 出版社 ‏ : ‎ 光文社 (2010/1/20)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2010/1/20
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 613 KB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 付箋メモ ‏ : ‎ Kindle Scribeで
  • 本の長さ ‏ : ‎ 422ページ
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 85個の評価

著者について

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中山 元
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カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2010年1月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
このたび光文社古典新訳文庫からなんと7冊(!)に分けて刊行されるということでカラマーゾフ以来の、
そしてそれを超える超大作となると思われたので買ってみた。

1巻の内容は・・・

初版の「序論と序文」が45ページ
第二版の「序論と序文」が100ページ
そして中山元氏の「解説」が133ページ!

そしてメインの内容の「超越論的な原理論」は72ページ(!)しかない

序文、序論、解説、メインの部分でかなり内容が重複してるので本気出して読めば2,3日で読める内容となってる

しかしもちろん内容は立ち読みでサラサラ理解できる類のものではなく
メモをとりながらかなり自発的能動的に自分から学ぶ意志がないと理解できない本かもしれない

中山氏の丁寧な「解説」と「本文」を照らし合わせながら読むと内容が重複して頭に入ってきて理解しやすくなってる。
これまでの翻訳で使われてた「用語」を「別の用語」に置き換えて訳してるところにはかなり丁寧な説明もされててありがたい。

今回は内容のほんの初めだけしか入ってないから適切な判断ができないが、とりあえず最後まで読んでみようと思える内容ではあった。平凡社ライブラリーや岩波文庫版と比べると値段と冊数が多くなってしまうが、これまでにそれを読んで挫折しまった人にはこの本はおすすめ。
41人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年6月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
カントの証明法というのが独特で、証明になっていないというのはひとまずおいて。
中山氏の翻訳で、はじめて、日本語で意味の通るものができた。変な文章なのは、カントの書き方が変なのであって、ドイツ語でも変わらない。普通は英訳を読まなきゃ全く意味不明だったのが、日本語訳でやっとまともに論理がたどれるものが出版された。
その結果、カントの「証明」のドグマティズムにあきれ果て、また、18世紀という限界があるにしてもあまりにひどい有様に愕然としたものだ。これなら、ロックの方が現代性がよほどある。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年10月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
定評のある訳であるとの事から購入を決定。研究中です。読みやすくてありがたいです。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年8月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
カントは、空間を外向きの感覚、或いは直観が捉えるもの、時間を内向きの感覚、或いは直観が捉えるものと限定している。これは、「純粋理性批判」に言う空間と時間が、人間の頭脳(心)の中で認識されるものに限定されている、つまり、人間を中心軸としたものの考え方である。しかし、空間や時間は、人間と関係なく存在するものである。カントは、コペルニクスの地動説やニュートンの万有引力を引き合いに出し、自然科学上、つまり、人間の存在を離れた空間と、人間が認識する(形而上学的)空間を混在させ、時間においては、人間が経験する、或いはできる事柄に限って論じているが、このことが本書を難解にしていると思う。本書は、人間によって様々に変わる従来の形而上学を、人が変わっても変わらない、つまり、ア・プリオリな考え方に立って批判しているのである。この様に整理して、本書を読んでみると、それ程難しいことを言っているとは思えない。
 私は、工学部建築学科卒業の年金生活者である。私なりの建築空間論をしたためる一環として、篠田英雄訳だけを読んでみても、何を意味しているのか全く判らず、腹立ち紛れに“The Critique of Pure Reason”translated by J.M.D. Meiklejohnを翻訳することで、序論と第一部門を読んでみた。勿論、従来の哲学書の訳に拘泥されることなく訳した。例えば、Formを「枠組み」、Representationを「イメージ」或いは中山訳に倣って「像」、Understandingを「理解力」或いは「思考力」、a prioriを「根源的」、pureを既成概念に汚されていない「無垢な」、spontaneousを「自律的」、Deteminationを「在り方」など、私の経験に馴染む言葉を選んだ。それ故、私にとって納得のいく判り易い文章となった。
 大体、哲学書というものは、所謂、専門書でないのだから、門外漢にも判り易くあるべきであり、専門家しか解読できない訳など、分かり易く説明する能力がないか、或いは自らが原意を理解できていないかのどちらかである。その意味で、中山元訳の本書は、私の訳と相違するところはあるが、篠田英雄訳を併用することで、最も参考になった訳本である。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年5月31日に日本でレビュー済み
 「物自体は認識できない」というカントの形而上学は、たとえば私のように人生において何事をも達成することの出来なかった敗者にとって、一服の清涼剤にも似た安逸の効果をもたらす。私はこれまで誰にも勝てなかったし、だから誰からも尊敬されることなく、ただ毎日を生きるためだけに生きてきたに過ぎない。無駄な生である。しかし、もしも元々の物自体が認識不能であるなら、勝者達が見ているであろう成功の証しも実は人間の知覚のグリッドを通った「現象」に他ならず、彼女らと私の生のあり方に本質的な違いはないのかも知れない。認識が錯視であるなら、私たちの優勝劣敗も錯覚であるに過ぎないからだ。
 本書が提示する代表的カント哲学は、人間世界のもうひとつ向こう側にあるかも知れない真実を仄めかしてやまない。
27人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年2月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 村上春樹さんの「1973年のピンボール」の主人公がカントの「純粋理性批判」を読んでるのがカッコいいので、岩波文庫を買った人は沢山いると思います。そしてそのまま放りだした人も沢山いると思います。ほとんどの人はそのまま放りだしたままだと思います。その時の人たち、今一度、ミーハーをやるつもりで、この中山さん訳の光文社文庫を手にとって見ましょう。救われます。
老子も道元も読みたい、源氏も徒然草も、ゲーテもスタンダールも、デカルトもヘーゲルも、タゴールもマルクスも、という知の戯れ人である現代の日本人にとって、そしてまた、やたらに忙しくて時間も無いが、知的好奇心の旺盛な方々にとって、このようなちゃんとした日本語でカントを読めることは望外の喜びです。私としては長生きしてよかった、と思います。
 原文をお読みになるための対訳本も必要ですが、それだけで読める翻訳がもっと大事にされていいと思います。例えば言語的にドイツ語と親戚みたいな英語やフランス語では、はるかに詳細で丁寧な注釈付きの翻訳本が沢山(でもないか?ま、必要にして十分な、というか)出ているのですから。
時代が時代であれば、この訳本刊行などは「歴史的壮挙」と讃えられて当たり前の事なのですが、本屋に行って見るまで知りませんでした。
(-_-;) 予定通りに全巻刊行が成就されますよう、中山さんのご健康と光文社のご繁栄を、心からお祈り申し上げます。
28人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年4月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
kindle版は紙版にある独語原書頁数記載がない。悟性verstandは知性と訳されるが、intellektuelleも知性的と訳されてしまっている。石川文康版のようにこちらは知的もしくは知能的と訳し分けるべきだろう。各巻に長文の解説がつく(カント二律背反論をニュートン=クラークvs.ライプニッツ論争から解説する第五巻〜『自由の哲学者カント』では第五章〜が重要)。公式HPに全体の構成、独自見出しがpdfで公開されている。索引がないのが残念。iBooks版は検索可能。

『純粋理性批判』 全七巻の内訳
第一巻 「序文」「序論」と「超越論的な感性論」
第二巻 「超越論的な分析論」の第一篇「概念の分析論」
第三巻 「超越論的な分析論」の第二篇「原則の分析論」
第四巻 「超越論的な弁証論」の「序」、第一篇「純粋な理性の概念について」、第二篇第一章「純粋な理性の誤謬推論について」
第五巻 「超越論的な弁証論」の第二篇第二章「純粋な理性の二律背反」
第六巻 「超越論的な弁証論」の第二篇第三章「純粋理性の理想」
第七巻 「超越論的な方法論」

光文社文庫『純粋理性批判』全体目次:

 エピグラム ヴェルラムのベーコン『大革新』序     (1)

 献 辞

序 論
 第一節 純粋な認識と経験的な認識の違いについて
 第二節 わたしたちはアプリオリな認識を所有していること、日常的な知性の利用にもアプリオリな認識が含まれないわけではないこと
 第三節 哲学には、すべてのアプリオリな認識の可能性、原理、範囲を規定する学が必要である
 第四節 分析的な判断と総合的な判断の違いについて
 第五節 理性に基づくすべての理論的な学には、アプリオリな総合判断が原理として含まれる
 第六節 純粋理性の普遍的な課題
 第七節 純粋理性批判と呼ばれる特別な学の理念と区分

第一部 超越論的な原理論
  第一部門 超越論的な感性論
   第一項
  第一章 空間について
   第二項 空間の形而上学的な解明
   第三項 空間の概念の超越論的な解明前記の概念からえられる結論

  第二章 時間について
   第四項 時間の概念の形而上学的な解明
   第五項 時間の概念の超越論的な解明
   第六項 これらの概念からえられた結論
   第七項 説明
   第八項 超越論的な感性論についての一般的な注
       超越論的な感性論の結語

序文(第二版)
 補 遺
  序文(初版)
  序論(初版)
   第一節 超越論的な哲学の理念
       分析的な判断と総合的な判断の違いについて
   第二節 超越論的な哲学の区分

 第二部門 超越論的な論理学     (2)
  序 超越論的な論理学の理念
  第一節 論理学一般について
  第二節 超越論的な論理学について
  第三節 一般論理学を分析論と弁証論に分割することについて
  第四節 超越論的な論理学は超越論的な分析論と弁証論に区分される
 第二部門の第一部 超越論的な分析論
 第一篇 概念の分析論
  第一章 すべての純粋知性概念を発見する方法について
   第一節 知性一般の論理的な利用について
   第二節
    第九項 判断における知性の論理的な機能について
   第三節
    第一〇項 純粋知性概念、すなわちカテゴリーについて
    第一一項
    第一二項
  第二章 純粋知性概念の根拠づけ[=演繹]
   第一節
    第一三項 超越論的な根拠づけ一般の原理について
    第一四項 カテゴリーから超越論的な根拠づけへの移行
   第二節 純粋知性概念の超越論的な根拠づけ
    第一五項 結合一般の可能性について
    第一六項 自己統合の意識[=統覚]の根源的で総合的な統一について
    第一七項 自己統合の意識の総合的な統一の原則は、知性の利用のための最高原理である
    第一八項 自己意識の客観的な統一とは
    第一九項 すべての判断の論理的な形式は、判断に含まれている概念の客観的な統合のうちから生まれる
    第二〇項 すべての感覚的な直観はカテゴリーにしたがう。カテゴリーは、多様なものそのものが意識のうちにまとまることができるための唯一の条件である
    第二一項 補足の注解
    第二二項 カテゴリーは、経験の対象に適用されるだけであり、物の認識のためにはほかの用途では利用されない
    第二三項
    第二四項 感覚能力の対象一般へのカテゴリーの適用
    第二五項
    第二六項 純粋知性概念を可能的な経験に普遍的に利用できることの超越論的な根拠づけ
    第二七項 知性の概念の根拠づけからえられた結論この根拠づけの要約補遺[初版の]純粋知性概念の根拠づけ[=演繹]
   第二節 経験が可能となるためのアプリオリな根拠についてさしあたりの注意
    一 直観における把握による総合について
    二 想像力による再生の総合について
    三 概念による再認の総合について
    四 アプリオリな認識としてのカテゴリーの可能性についてのさしあたりの注意
   第三節 知性と対象一般の関係について、対象をアプリオリに認識する可能性について
       純粋知性概念のこの根拠づけの正当性と、この根拠づけしか可能でない理由の概略的な提示

 第二部門 超越論的な論理学     (3)
  第二部門の第一部 超越論的な分析論
  第二篇 原則の分析論
  序 超越論的な判断力一般について
   第一章 純粋な知性の概念の図式論について
   第二章 純粋な知性のすべての原則の体系
    第一節 すべての分析判断の最高原則について
    第二節 すべての総合判断の最高原則について
    第三節 純粋な知性のすべての総合的な原則の体系的な提示
     一 直観の公理
     二 知覚の先取り
     三 経験の類比
      A 第一の類比実体の持続性の原則
      B 第二の類比因果関係に基づいた時間的な継起の原則
      C 第三の類比同時存在の原則──これは相互作用または相互性の法則にしたがう。
     四 経験的な思考一般の前提要件観念論への論駁原則の体系についての一般的な注
   第三章 すべての対象一般を感覚的な存在と叡智的な存在に区別する根拠について
   付録 知性の経験的な使用と超越論的な使用の混同によって生まれる反省概念の両義性について
補 遺 初版の異稿

  第二部門の第二部 超越論的な弁証論     (4)
  序
    第一節 超越論的な仮象について
    第二節 超越論的な仮象の座としての純粋理性
      A 理性一般について
      B 理性の論理的な使用について
      C 理性の純粋な使用について
  第一篇 純粋な理性の概念について
   第一章 理念一般について
   第二章 超越論的な理念について
   第三章 超越論的な理念の体系
  第二篇 純粋理性の弁証論的な推論について
   第一章 純粋な理性の誤謬推論について
       霊魂の持続性に関するメンデルスゾーンの証明への論駁
       心理学的な誤謬推論の解決のための結論
       合理的な心理学から宇宙論への移行についての一般的な注
補 遺
  初版の誤謬推論
   第一の誤謬推論──実体性の誤謬推論
    純粋な心理学が示すこの誤謬推論への批判
   第二の誤謬推論──単純性の誤謬推論
    超越論的な心理学による第二の誤謬推論への批判
   第三の誤謬推論──人格性の誤謬推論
    超越論的な心理学による第三の誤謬推論への批判
   第四の誤謬推論──(外的な関係の)観念性の誤謬推論
    超越論的な心理学の第四の誤謬推論への批判
    誤謬推論の結果に基づく純粋な心理学の総括的な検討

   第二章 純粋な理性の二律背反     (5)
    第一節 宇宙論的な理念の体系
    第二節 純粋理性の対立論
     純粋理性の二律背反 超越論的な理念の第一の抗争
       定立命題
       反定立命題
      第一の二律背反についての注解
       定立命題についての注解
       反定立命題についての注解
     純粋理性の二律背反 超越論的な理念の第二の抗争
       定立命題
       反定立命題
      第二の二律背反についての注解
       定立命題についての注解
       反定立命題についての注解
     純粋理性の二律背反 超越論的な理念の第三の抗争
       定立命題
       反定立命題
      第三の二律背反についての注解
       定立命題についての注解
       反定立命題についての注解
     純粋理性の二律背反 超越論的な理念の第四の抗争
       定立命題
       反定立命題
      第四の二律背反についての注解
       定立命題についての注解
       反定立命題についての注解
    第三節 これらの抗争についての理性の関心
    第四節 必ず解決しなければならない純粋理性の超越論的な課題について
    第五節 全体で四つの超越論的な理念によって発生する宇宙論的な問題の懐疑的な考え方
    第六節 宇宙論的な弁証論を解決するための鍵となる超越論的な観念論
    第七節 理性の宇宙論的な自己矛盾の批判的な解決
    第八節 宇宙論的な理念についての純粋理性の統制的な原理
    第九節 すべての宇宙論的な理念にたいして、理性の統制的な原理を経験的に使用することについて
      第一項 宇宙論的な理念の解決──さまざまな現象を合成して世界の全体とみる場合の合成の全体性について
      第二項 宇宙論的な理念の解決──直観において与えられた全体を分割する際の分割の全体性について
          数学的な超越論的理念の解決のための結語と、力学的な超越論的理念の解決のための緒言
      第三項 宇宙論的な理念の解決──世界の出来事をその原因から導く場合の全体性に関して
          自由の原因性を、自然の必然性という普遍的な法則と和解させることができるか
          普遍的な自然の必然性と結びつけられた自由という宇宙論的な理念の解明
      第四項 宇宙論的な理念の解決──現象の現実存在一般という視点からみた現象の依存性の全体性について
          純粋理性のすべての二律背反についての結論

   第三章 純粋理性の理想     (6)
    第一節 理想一般について
    第二節 超越論的な理想(超越論的な原型)について
    第三節 思索を営む理性が、最高の存在者の現存を推論する証明根拠について
         思索を営む理性によって神の現実存在を証明するための三種類の方法
    第四節 神の現実存在についての存在論的な証明が不可能であることについて
    第五節 神の現実存在についての宇宙論的な証明が不可能であることについて
         必然的な存在者が現実存在するというすべての超越論的な証明に含まれる弁証論的な仮象の発見と説明
    第六節 自然神学的な証明が不可能であることについて
    第七節 理性の思弁的な原理によって行われるすべての神学の批判
   超越論的弁証論 付録
    純粋理性の理念の統制的な使用について
    人間の理性に固有の自然の弁証論の究極の意図について

第二部 超越論的な方法論     (7)
 序
  第一章 純粋理性の訓練
   第一節 独断的な使用における純粋理性の訓練
   第二節 論争的な使用における純粋理性の訓練自己矛盾に陥った純粋理性を、懐疑論では満足させられないことについて
   第三節 仮説についての純粋理性の訓練第四節理性の証明についての純粋な理性の訓練
  第二章 純粋理性の基準
   第一節 わたしたちの理性の純粋な使用の究極的な目的について
   第二節 純粋理性の究極の目的を規定する根拠となる最高善の理想について
   第三節 臆見、知、信念について
  第三章 純粋理性の建築術
  第四章 純粋理性の歴史

解説 中山元 
年譜 
訳者あとがき
'GenNakayama2012
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2016年9月13日に日本でレビュー済み
本の名前は高校生のころから知っていたが、内容を読み始めたのは、75歳になってから。
それは、「純粋理性」とか「批判」とかという言葉に恐れをなしたからという、きわめて表面的な理由である(でも、人生にこういう浅薄な選択がしばしばある)。
この訳を手にとって、それらの言葉がなぜ使われたかが素直に理解できた。
そして、カントがなぜこの本を書いたのかという動機もよくわかった(とくに「初版の序論」が簡潔で納得的)。
その上で、カントの記述のいまいちすんなり納得できなかったところを、中山氏の解説で理解できた。
たとえば、「7と5の和は12になるのは総合的な命題だ」といったようなところについて「現代の数学では、このことを分析的と捉えている」という解説や、「ヒュームの懐疑論をカントは否定しているが、それはまだまだ深い根がある問題なのだ」という解説に、訳者の並々ならぬ見識が窺えて、読書の楽しみを味わわせていただいている。
18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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