近年はメーカがカメラ内にメーカ指定品かそれ以外かを見分けるプログラムを組み込んでいるので、そもそも互換非正規品が使えなかったり、ソフトウェアの更新に伴って使えなくなったりすることがありますが、(液漏れなど、製品でも起こり得るイベントを除いては)汎用電池を使ったことが原因でカメラが壊れたという話を聞いたことがない私は写真歴約20年です。
更に言えば、この電池は一眼としては最安値級のモデル用なので、全損してカメラも壊れ、メーカから修理を断られたとしても、損害額は平均的な一眼カメラの場合とでは比較になりません。レンズ修理に15万やカメラ修理に10万~20万円が掛かるのが当たり前なのがカメラですから、全損しても購入時額で5,6万。終売期頃に買った人は3万、中古で買った人なら損害額が2万円台です。修理しても買い換えても2万円や3万円で済むのなら、非正規品を使うことでメーカサポートが受けられなかったとしても実害はほとんどないと言えます。
という一点だけを取ってもこちらを選ぶ価値は存分にあります。
存分にその価値があるというのは以下の通り、その価格にあります。
正規品はパナ社のDMW-BLH7で、公称容量は当製品と同じ680mAhで、最安値が1つ5,600円程度です。
こちらも同じ容量でいて、単価は約900円ですから、比べるまでもないほどに安いことが分かります。
実際には容量が公称値に足りていなかったり、不良品の混入率が高いなどして、
・買ってすぐに使いたかったのに使えなかった
・5,6度の充電をしたら最初の1回ほどの持続力が無くなった
などのトラブルが分かることがありますが、初期不良の範囲内だと言えるでしょう。初期不良をROWA社はすぐに交換してくれるので、前者の問題以外なら互換品であるこちらが抱えるデメリットは無いと言えます。
はたまたとびきり安価であることで、多くを用意することができる訳で、それまでは電池消費量を気にしてディスプレイ輝度を落として使ったり、再生時間をセーブしたり、撮った動画をカメラで再生するのを避けたり…という工夫というか苦肉の策を余儀なくされていたのが、ためらいなく好きなように使えるようになるというのも、エントリー一眼ユーザにとって、大いに助けとなることでしょう。
万が一、電池が原因でカメラを壊すことになった場合の、カメラ本体価格が高いか安いかを基準に、こうしたものを使うのは賢明な選択以外の何物でもありません。
捨てても余るほどにお金がある人は正規品を使えば良いでしょうし、なけなしの懐からそのカメラを買った人もまた、修理費に泣くより正規品を使った方が安全でしょう。それ以外の中間層というか、「壊れてしまうのも仕方ない」と思える価格だと思って当該カメラを使っている人にとっては、手軽なカメラのつもりで選んだそれが、見込み以上に働いてくれるようになる訳ですから、ある種、救世主のような製品だと思います。
対応機種 | PANASONIC対応 : LUMIX DMC-GM1 ,LUMIX DMC-GM5等 |
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電池付属 | はい |
電池使用 | はい |
ブランド名 | ロワジャパン |
メーカー | ロワジャパン |
製品サイズ | 4.3 x 4.1 x 1.1 cm; 29 g |
商品重量 | 29 グラム |