読みましょう。
すごい毒があふれています。
2チャンネル的な毒ではなくて、多分正当な毒。
すかっとしてから、しばらくしてかなり考えさせられます。
つまり、観客としてみてはいられないのが現代なのだと気づく一冊です。

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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年9月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読んでないのでわかりませんが、父親はよろこんでいました。早い対応有り難うございました。
2014年5月12日に日本でレビュー済み
この雑誌を貫く精神は、「好奇心」である。
それが悪いというのではない。「好奇心の満足」こそ、「退屈」から人類を解放してくれるものだから。
パスカルは、「パンセ」のなかで「気晴らしは、悪徳だ」と、気晴らしなどせずに深い信仰生活をすることを勧めているが、大抵の人にとっては「気晴らし」や「好奇心の満足」の方が遙かに健康的なものである。(大きな声では言いたくないが、評者も間違いなくその一人だ)
その意味で、「新潮45」は、「週刊新潮」「週刊文春」の延長線上に置くとぴったり来る。
特集「何様のつもり」。真相解明「スタップ細胞をめぐる悪い奴ら」・・・こういった特集が興味深いことは言うまでもない。
同時に「書き直される日本中世史」を読むと、日本史学会で今どんなアカデミックな議論がされているか分かるし、「達人対談」と題された「オオカミ復活で生態系をとりもどせ」を読むと、これも真面目にめっぽう面白い。
「新潮45」は、「パンセ」のように世界古典体系の一角に静かに眠ることはない。(いや、古代ギリシア語に翻訳してオックスフォード大学あたりから出版したら、案外、真面目な古典文献学者たちが読むかも知れない)
実態を言えば、通りすがりの人間が、拾い読みをして、仮初めの好奇心を満足させて終わるだけである。それに、何の不満があるものか。「巻頭言」の徳岡孝夫だって、昔に比べれば「風が時間を」と随分と優しいことを書いているじゃないか。
それが悪いというのではない。「好奇心の満足」こそ、「退屈」から人類を解放してくれるものだから。
パスカルは、「パンセ」のなかで「気晴らしは、悪徳だ」と、気晴らしなどせずに深い信仰生活をすることを勧めているが、大抵の人にとっては「気晴らし」や「好奇心の満足」の方が遙かに健康的なものである。(大きな声では言いたくないが、評者も間違いなくその一人だ)
その意味で、「新潮45」は、「週刊新潮」「週刊文春」の延長線上に置くとぴったり来る。
特集「何様のつもり」。真相解明「スタップ細胞をめぐる悪い奴ら」・・・こういった特集が興味深いことは言うまでもない。
同時に「書き直される日本中世史」を読むと、日本史学会で今どんなアカデミックな議論がされているか分かるし、「達人対談」と題された「オオカミ復活で生態系をとりもどせ」を読むと、これも真面目にめっぽう面白い。
「新潮45」は、「パンセ」のように世界古典体系の一角に静かに眠ることはない。(いや、古代ギリシア語に翻訳してオックスフォード大学あたりから出版したら、案外、真面目な古典文献学者たちが読むかも知れない)
実態を言えば、通りすがりの人間が、拾い読みをして、仮初めの好奇心を満足させて終わるだけである。それに、何の不満があるものか。「巻頭言」の徳岡孝夫だって、昔に比べれば「風が時間を」と随分と優しいことを書いているじゃないか。