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GUNSLINGER GIRL(15) (電撃コミックス) Kindle版
多くの犠牲の果て、ついに五共和国派との戦いに決着をつけた社会福祉公社。しかし戦いに傷ついた彼らを新たな陰謀が襲う――。生き残った者たちのエピソードを描く最終15巻。
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2014/5/1
- ファイルサイズ86677 KB
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登録情報
- ASIN : B00JXEFF40
- 出版社 : KADOKAWA (2014/5/1)
- 発売日 : 2014/5/1
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 86677 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効になっていません。
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : 有効になっていません
- 本の長さ : 230ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 20,305位コミック
- - 22,644位Kindle マンガ
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年1月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最終回を数年前に単行本で読み、今になり電子でも買ってしまった。それほどに良い作品でした。最終巻は陰鬱とは違う内容ですが、読むたびに頑張ろう、なぜ自分はこんなに頑張れないと鬱になります。しかし、希望を残してくれた最後は、やっぱり頑張ろうと思える内容で、頑張ってみようと思わせてくれます。
2023年8月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もう何も言う事は無い。人生の宝物にして墓場まで持っていく。ありがとうございます。
2022年7月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本当にただ、ただ素晴らしい作品でした。
村田先生へ心から感謝を
村田先生へ心から感謝を
2021年5月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
雑誌連載中からタイトルは知っていて
あらすじもおよそ分かっていて
ただ「重たいテーマ」だと思い
遠ざけていた作品でした。
実は次作「1518!(イチゴーイチハチ)」に
ハマった事から、
勢いでkindleにてまとめ買いしました。
作品についてのレビューは他の方が書かれているので、浅い感想ですが…
「久しぶりにマンガを読んで嫌いなキャラクターが出来た」
コレでした。
マンガを読んでキャラクターに感情移入したのが
私的にはかなり久しぶりの事で
「ぐぬぬ」と思いつつ、夢中で読んでしまいました。
いや、明確な悪役っていない気がするし
(みんな自分の正義を持っているので視点によっては正義)
読みながら特定のキャラクターに肩入れしちゃったので…
もしかしたら、私と同じ意見になる人もいるかも?
いや、分からんですけど。
人の心を引き付ける作品であることは間違いないです…本当、何となく遠ざけていた方は
ぜひ最後まで一気読みしてほしいですね。
あらすじもおよそ分かっていて
ただ「重たいテーマ」だと思い
遠ざけていた作品でした。
実は次作「1518!(イチゴーイチハチ)」に
ハマった事から、
勢いでkindleにてまとめ買いしました。
作品についてのレビューは他の方が書かれているので、浅い感想ですが…
「久しぶりにマンガを読んで嫌いなキャラクターが出来た」
コレでした。
マンガを読んでキャラクターに感情移入したのが
私的にはかなり久しぶりの事で
「ぐぬぬ」と思いつつ、夢中で読んでしまいました。
いや、明確な悪役っていない気がするし
(みんな自分の正義を持っているので視点によっては正義)
読みながら特定のキャラクターに肩入れしちゃったので…
もしかしたら、私と同じ意見になる人もいるかも?
いや、分からんですけど。
人の心を引き付ける作品であることは間違いないです…本当、何となく遠ざけていた方は
ぜひ最後まで一気読みしてほしいですね。
2012年12月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
(文中でネタ晴らししています。ご注意下さい。)
最初は「美少女と銃器と戦闘」という「キャラ萌え」、アクション・シーン、使用銃器への興味などの面白さで読んでいた。
だが、次第に彼女ら義体の悲しい過去、短い寿命、「条件付け」による担当官への「盲愛」などに、自然と悲しさ・哀れさを覚えるようになった。中心人物のクローチェ兄弟の宿命。テロで亡くした最愛の妹への「愛」を感じる義体へのネーミング。シチリア休暇の夜、妹の亡霊までが兄の眼前に現れる。
やがて、テロリストたちも「人間」であることが判ってくる。
フランコとフランカ、ピノッキオたちの反体制=テロリストという生き方、彼らに訪れるであろう運命を想像すると、公社の義体もテロリストも同じ哀しみに包まれた「同じもの」ではないかとさえ感じた。
最初の山場はアンジェリカの義体最初の死=犠牲。
彼女は実の両親に殺されかけた。そして義体となった。
不安定で未熟な技術ゆえ、徐々に体調を壊してしまう。
しかし「条件付け」は危機の瞬間に「担当官」の命を救い、彼女自身は最早助からない状態へ。
「担当官」の顔さえも思い出せなくなったアンジェリカがベッドで語る「パスタの国の王子様」。
「私達はみんなアンジェに支えられたのよ」と語っていた公社職員たちは、もう彼女の顔をまともに見ることも出来ない。
静かで安らかな死に顔は美しかった。
だがとてつもなく悲しく、それゆえ、最も美しかった。
映画「ブレードランナー」で人造生命体が自らの「死せる短い命」を受け入れて死んでいった姿を想起した。
この後から、ドラマは悲劇の色合いをとてつもなく濃く濃くしていく。
徐々に過去の記憶を失っていくトリエラとヘンリエッタ。
恐怖におびえるヘンリエッタを優しくトリエラが包み抱き寄せる。
ヘンリエッタとトリエラは「担当官」に最も愛された義体だ。
それを象徴するかのように、最後の戦いで、それぞれの担当官と折り重なって倒れて死ぬ。
そう、まるで「あなたなしでは生きていけない」と歌うオペラのように。
この最終巻では、最も幸せな義体だと感じていたペトルーシュカに、義体としての寿命が訪れる前に、実に人間的な「死」が訪れる。担当官・サンドロは最期まで人間として彼女を愛する。描写は極端に簡略されて短く、急ぎ足だが、ペトルーシュカの「私にとって愛は試すものではありません」という言葉に全てが込められている。
この救いの無いドラマの大団円はヒルシャーが「人倫」を破ってさえ残した「一縷の希望」で幕を閉じる。
トリエラの肌にヘンリエッタの髪型、そしてITデバイスであるメガネを掛けた天才少女は、まるで義体一期生たち全員の写し絵のような姿だ。
成長した彼女が語る「育ての母に、もう二人の母に」という言葉から、自分の出自をすべて受け入れ、なお未来への希望へとまっすぐに顔を向けていることが判る。
「未来への希望」
それこそがすべての義体に欠けていた最も大切で大事なことだった。
だから、あれほど哀れで悲しく、悲劇性を感じていたのだ。
彼女「スペランツァ(希望)」はまさしく、死んでいったすべての義体の生まれ変わりだ。
さて、最後になるが、公社を攻め落とす為に動員されたパラシュート連隊の隊長が、最後の最後まで、かつての同僚たちと義体の少女への発砲を許さず、説得を続けていた姿がじつに格好良かった。
暴力ではない。話し合いで、相手を同じ人間として扱うことで、悲劇は避けられる、それを最前線の指揮官が身を持って示していた。
イタリア文学のテーマは永遠に「愛」なのだという。
この長い物語には、哀しい最期を迎える「愛」が散りばめられていた。
嗚呼、イタリアなのだな、と思いつつも、「スペランツァ(希望)」で結ぶことで、物語はようやくカタルシスを迎えることが出来た。
付録の冊子は「作者あとがき」のつもりで読みました。
付録付きの方を選んで良かったなあ、と思った次第です。
最初は「美少女と銃器と戦闘」という「キャラ萌え」、アクション・シーン、使用銃器への興味などの面白さで読んでいた。
だが、次第に彼女ら義体の悲しい過去、短い寿命、「条件付け」による担当官への「盲愛」などに、自然と悲しさ・哀れさを覚えるようになった。中心人物のクローチェ兄弟の宿命。テロで亡くした最愛の妹への「愛」を感じる義体へのネーミング。シチリア休暇の夜、妹の亡霊までが兄の眼前に現れる。
やがて、テロリストたちも「人間」であることが判ってくる。
フランコとフランカ、ピノッキオたちの反体制=テロリストという生き方、彼らに訪れるであろう運命を想像すると、公社の義体もテロリストも同じ哀しみに包まれた「同じもの」ではないかとさえ感じた。
最初の山場はアンジェリカの義体最初の死=犠牲。
彼女は実の両親に殺されかけた。そして義体となった。
不安定で未熟な技術ゆえ、徐々に体調を壊してしまう。
しかし「条件付け」は危機の瞬間に「担当官」の命を救い、彼女自身は最早助からない状態へ。
「担当官」の顔さえも思い出せなくなったアンジェリカがベッドで語る「パスタの国の王子様」。
「私達はみんなアンジェに支えられたのよ」と語っていた公社職員たちは、もう彼女の顔をまともに見ることも出来ない。
静かで安らかな死に顔は美しかった。
だがとてつもなく悲しく、それゆえ、最も美しかった。
映画「ブレードランナー」で人造生命体が自らの「死せる短い命」を受け入れて死んでいった姿を想起した。
この後から、ドラマは悲劇の色合いをとてつもなく濃く濃くしていく。
徐々に過去の記憶を失っていくトリエラとヘンリエッタ。
恐怖におびえるヘンリエッタを優しくトリエラが包み抱き寄せる。
ヘンリエッタとトリエラは「担当官」に最も愛された義体だ。
それを象徴するかのように、最後の戦いで、それぞれの担当官と折り重なって倒れて死ぬ。
そう、まるで「あなたなしでは生きていけない」と歌うオペラのように。
この最終巻では、最も幸せな義体だと感じていたペトルーシュカに、義体としての寿命が訪れる前に、実に人間的な「死」が訪れる。担当官・サンドロは最期まで人間として彼女を愛する。描写は極端に簡略されて短く、急ぎ足だが、ペトルーシュカの「私にとって愛は試すものではありません」という言葉に全てが込められている。
この救いの無いドラマの大団円はヒルシャーが「人倫」を破ってさえ残した「一縷の希望」で幕を閉じる。
トリエラの肌にヘンリエッタの髪型、そしてITデバイスであるメガネを掛けた天才少女は、まるで義体一期生たち全員の写し絵のような姿だ。
成長した彼女が語る「育ての母に、もう二人の母に」という言葉から、自分の出自をすべて受け入れ、なお未来への希望へとまっすぐに顔を向けていることが判る。
「未来への希望」
それこそがすべての義体に欠けていた最も大切で大事なことだった。
だから、あれほど哀れで悲しく、悲劇性を感じていたのだ。
彼女「スペランツァ(希望)」はまさしく、死んでいったすべての義体の生まれ変わりだ。
さて、最後になるが、公社を攻め落とす為に動員されたパラシュート連隊の隊長が、最後の最後まで、かつての同僚たちと義体の少女への発砲を許さず、説得を続けていた姿がじつに格好良かった。
暴力ではない。話し合いで、相手を同じ人間として扱うことで、悲劇は避けられる、それを最前線の指揮官が身を持って示していた。
イタリア文学のテーマは永遠に「愛」なのだという。
この長い物語には、哀しい最期を迎える「愛」が散りばめられていた。
嗚呼、イタリアなのだな、と思いつつも、「スペランツァ(希望)」で結ぶことで、物語はようやくカタルシスを迎えることが出来た。
付録の冊子は「作者あとがき」のつもりで読みました。
付録付きの方を選んで良かったなあ、と思った次第です。
2020年10月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
次々とこの世から去ってしまう義体達
この悲しみを未来へと、希望へと繋げて欲しい
この悲しみを未来へと、希望へと繋げて欲しい
2012年12月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
10年間もの間緻密な絵と漫画の題材としてはあまり扱われないイタリアの政治(フィクション)を細かくまとめ続けた力量は、周りの漫画を見回してもそうそうあるものではありません。
感謝の言葉は、他の方のレビューで多く書かれている通りで、書いても書いても書き足りないというほどに出てきます。
単行本編集の関係でしょうが、100話での幕引きと言うのは、本当に十分なものだったのかというと、そうではないように感じました。トリノの話の収束は、聊か急ぎ足であった感が否めません。最近は「あと1巻あれば、もっと上手く収束したのではないか?」という漫画が多いように思います。
悲劇、悲劇の繰り返しの中、絶望がキャラクターを、読者を襲い続けた。彼ら、彼女らの幸せがなんだったのか、本当に幸せだったのか・・・。
しかし、そんな中、最後に「希望」だけは残った。一度も奇跡は起こらなかったけれど、小さな希望だけが。
そんな小さな希望がどれだけ輝くかしいモノなのか、1巻からこの世界に触れてきた読者には痛いほどに伝わってくる最終話。
個人的な感覚では、トリノが駆け足に感じたということと、ジョゼ・ヘンリエッタ組好きには辛すぎる幕引きとなりましたので、★4つにしました。
しかし、間違いなく、傑作漫画です。今後、10年間同じように応援し、焦がれるような作品に出会える気がしないほどに。
1巻から15巻を総じて評価するのなら、文句なしの★5つでした。
義体たちの幸せを願って、自分の中のGUNSLINGER GIRLの完結としたいと思います。
感謝の言葉は、他の方のレビューで多く書かれている通りで、書いても書いても書き足りないというほどに出てきます。
単行本編集の関係でしょうが、100話での幕引きと言うのは、本当に十分なものだったのかというと、そうではないように感じました。トリノの話の収束は、聊か急ぎ足であった感が否めません。最近は「あと1巻あれば、もっと上手く収束したのではないか?」という漫画が多いように思います。
悲劇、悲劇の繰り返しの中、絶望がキャラクターを、読者を襲い続けた。彼ら、彼女らの幸せがなんだったのか、本当に幸せだったのか・・・。
しかし、そんな中、最後に「希望」だけは残った。一度も奇跡は起こらなかったけれど、小さな希望だけが。
そんな小さな希望がどれだけ輝くかしいモノなのか、1巻からこの世界に触れてきた読者には痛いほどに伝わってくる最終話。
個人的な感覚では、トリノが駆け足に感じたということと、ジョゼ・ヘンリエッタ組好きには辛すぎる幕引きとなりましたので、★4つにしました。
しかし、間違いなく、傑作漫画です。今後、10年間同じように応援し、焦がれるような作品に出会える気がしないほどに。
1巻から15巻を総じて評価するのなら、文句なしの★5つでした。
義体たちの幸せを願って、自分の中のGUNSLINGER GIRLの完結としたいと思います。