ホワイトタイガー ナチス極秘戦車・宿命の砲火 [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー |
コントリビュータ | アレクセイ・ヴェルトコフ, カレン・シャフナザーロフ, ヴィタリー・キッシェンコ, ヴァレリー・グリシュコ, ウラジミール・イリン |
言語 | 日本語, ロシア語 |
稼働時間 | 1 時間 44 分 |
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商品の説明
【解説】
製作時から、世界中のミリタリーファンがネット掲示板やWEBサイトで熱い視線を注いでいた映画がついに日本上陸! 実物大で可動するタイガー(ティーガー)戦車を完全再現。さらに映画の設定に合わせミステリアスな容貌にアレンジ、新たな魅力を発揮している。
ワーグナーの曲をバックに激走するホワイトタイガーの雄姿は圧巻! また、ロシア軍全面協力のもと集められたT-34/85を始め、本物の戦車が続々登場。CGでは再現できない、本物の迫力が観る者に迫る!
『鬼戦T-34』『戦略大作戦』『戦闘機対戦車』『レッド・アフガン』といった往年の本格バトルマシン・ムービーの系譜に連なる新たな傑作がここに誕生した。
【ストーリー】
第二次世界大戦末期のロシア戦線。劣勢のドイツ軍から突如現れた1台の重戦車「タイガー1改」は、従来型とは明らかに違う戦闘力でソ連軍の戦車部隊1個を全滅させるほどのパワーを誇っていた。ソ連兵はその白みを帯びた特異な外見から「ホワイトタイガー」と呼び恐れていた。はたしてこれは、ヒトラーの秘密兵器なのか?大いなる謎をはらんで進撃する怪戦車にソ連軍は為す術もなかった。そんな1台の戦車に苦戦を強いられる中、一人の救世主が現れる。イワン・ナイジョノフ(“発見されたイワン")と名付けられた記憶喪失の戦車兵だ。彼は「ホワイトタイガー」の攻撃を受け、全身に90%を超える大やけどを負いながらも驚異の回復力で前線に復帰する。さらに、失った記憶と引き換えに、ある特殊な能力を身につけていた。ナイジョノフは、ソ連軍が改良した装甲強化型「T-34/85」と、特殊能力を活かした最高の戦車操縦テクニックで「ホワイトタイガー」の追跡・撃破に挑んでいく。戦争の申し子たちの、存在意義をかけた孤高の戦車戦が始まる。
【キャスト】
アレクセイ・ヴェルトコフ、ヴィタリー・キッシェンコ、ヴァレリー・グリシュコ、ウラジミール・イリン
【スタッフ】
脚本・監督:カレン・シャフナザーロフ(『ゼロシティ』)
原作:イーリャ・ボロショフ(「Tank Crewman」)
脚本:アレクサンドル・ボロジャンスキー(『東部戦線1944』)
音楽:ユーリ・ポテイェンコ(『ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR』)、コンスタンティン・シェヴェリョフ
【公開日】2014年1月公開
【スペック】
●映像特典
◆オリジナル予告編
●音声特典
◆日本語吹替
DSZS07520/COLOR/本編104分/片面1層/1.オリジナル(ロシア語他)5.1chドルビー・サラウンド 2.日本語吹替 2.0chステレオ/1.日本語字幕 2.日本語吹替用字幕/16:9 LB
【販売元】東映株式会社・東映ビデオ株式会社【発売元】彩プロ
登録情報
- 言語 : 日本語, ロシア語
- 製品サイズ : 25 x 2.2 x 18 cm; 100 g
- EAN : 4988101178063
- 監督 : カレン・シャフナザーロフ
- メディア形式 : 色, ドルビー
- 時間 : 1 時間 44 分
- 発売日 : 2014/8/8
- 出演 : アレクセイ・ヴェルトコフ, ヴィタリー・キッシェンコ, ヴァレリー・グリシュコ, ウラジミール・イリン
- 字幕: : 日本語
- 言語 : ロシア語 (Dolby Digital 2.0 Stereo)
- 販売元 : TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
- ASIN : B00JZPT7SC
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 101,532位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 713位外国の戦争映画
- - 7,967位外国のアクション映画
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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戦車戦は凄い!CGなどに頼らない等身大の戦車が戦っている。砲塔内の操縦士と砲手などのやりとりなどは非常にリアルだ。T34の砲弾装填シーンなどは初めて見た。ある意味ガルパン的な描写といえる。
そして 「ヨーロッパの開放」のように大風呂敷を広げてはいない反面、画面いっぱいにリアルなT34をこれでもか、これでもかとアップで密度濃く描いている。正に鉄と鉄との戦いである。
しかもロシア映画なのにたった1台のタイガー戦車に、並み居るソ連戦車隊が一方的にボコボコと破壊されていくのだ。 この「ホワイトタイガー」は無敵である。写真に撮ることも不可能。何故ならこの戦車は「この世のものではない」からだ。その驚異かつ非現実的な存在はドイツ軍ですら恐れている。このホワイトタイガーが自己の戦車の後ろに音もなく現れるシーンなどは、ホラー映画のようだ。
だが、このタイガーが唯一破壊できない戦車がある。それが、主人公イワンの乗る戦車だ。映画冒頭、彼はこの「ホワイトタイガー」に撃ち抜かれたとき、確実に死ぬ前身9割の火傷を負ったのに、火傷の跡すら残らず生き返る。しかも食事をしないで生きている。彼には「戦車の声」が聞こえる。「戦車の神」が神出鬼没の「ホワイトタイガー」がどこに現れるかを教えてくれるのである。この主人公もまたこの世の人ではないのだ。
この亡霊同士の対決は、最後まで決着が付かない。そしてドイツの敗北と共に「ホワイトタイガー」は姿を消す。イワンの上官も彼に「戦争は終わった。あいつはいない」と告げるが、イワンは「あいつを焼き払わない限り、20年、50年、100年でも待ち続け、また現れる」と言って戦車に乗り込む。そして立ち去ろうとした上官が後ろを振り向くと、戦車もろともその姿は消えている。
そして一番最後のシーン。薄暗い部屋に2人の男がいる。1人はヒトラーだ。彼は言う、「我々はあまりにもお互いをよく知りすぎた」、「人々や民族間の争いは続く」、「戦争は自然でありきたりのものだ」、「戦争は常にどこかで起こる」、「戦争は原点なのだ」と。もう一人の男は顔は見えず終始無言である。彼は死神なのであろう。
これは基本的には戦争映画である。T34/85、T34/76、BT−5、JSU−152、M3リー、マチルダ2、4号戦車、そしてティーガーなど多くの戦車が登場する。前述したようにバトルシーンは「凄まじい!」の一語だ。ソ連戦車以外は改造戦車やセットモデルだが、そんなことはたいした問題ではない程の素晴らしい出来である。
だが、このシュールな物語の本質は、「戦争」という「人と人との争い」、永遠に救いようのない現実の世界を、戦車=兵器の亡霊と人間の亡霊を通して描いているところにある。極めて哲学的な作品なのだ。単なる戦争映画と決めつけず、心して見て欲しい作品である。
が、ありえない現代戦車より装填速度早いw
まーこれはタイガーとT34見るだけの映画です。
シナリオはゴミです。
最後にアドルフがなんか良いこといってたけどw
ここまで戦車メインの映画は本当に稀
戦車好きなら絶対に見ておきたい一作です。
・靭帯の動き
・砲塔の動き
・1人でここまで動かせるものなの!?と驚くTankist(操縦手)の操車技術
などなど見どころ満載でした。
なによりも、近代でここまで贅沢に戦車を爆散させる映画は皆無!
勿体ねええええ!と叫ばずには居られない!!
戦車ゲーム・WoTの戦車前提で考えてはいけません。
遠距離視界?
オートAIM?
当たり前ですが、現実にそんなのはありません。
戦車内のそれぞれの持ち場の人間が、感覚と経験だけを頼りに戦い抜く世界
そんな生身の人間が操る戦車と、相手も同様の戦車。その駆け引き。
戦車特有の覗き窓から見える世界は、鼻の先までしか見えない。緊張感がさらに高まる。
冗談や誇張ではなく、本当にこんなに見えない物なの!?と驚くほどに。
見えないが故に「あ…」と口から言葉がこぼれ、笑ってしまうシーンも
ゲームは大多数のユーザーが遊べるように作られた物であって、
頭出したら打たれる
一発打つ間にダメージ交換うんたら…
そんな緊張感とは全く別の次元。
被弾が数センチずれていたら、自分たちの存在が消えていたかも知れない。
次の被弾はそうなるかもしれない。
そうなる前に装填を急ぎ、何としてでも撃破せねば…
笑っている暇は皆無。
この映画は、戦車戦のリアルな緊張感を描写しています。
合成CGシーンは、それっぽい物が無きにしろあらず。
それでも、1980年代のアクション映画黄金期の頃を想い出す作品でした。
突っ込みどころが無いかといえば、結構あります。
移動中のTigerの砲身ってあんなに落ち着き無いものなの?と、ドイツ人激怒レベルの造り。
新作映画フューリーでは本物のティーガー戦車が使われていますが、
そっちの重厚な造り・動きを見ると愕然とするレベル。
戦術などは、なんで!?っていいたくなる突っ込みどころ満載。
駆逐戦車映っていたのに、後方支援すらしていない。戦術とは何だったのか。
ただ、これらはこれらで見ていて面白い。
それがどういったものか?は見てのお楽しみ。
全体的な内容を端的に言えば、
ロシア(旧ソ連)が自国視点で戦車戦を介して第二次世界大戦を見た話です。
実戦の状態・経験を交えつつ、様々な事柄を例えた創作ストーリー。
その中の、メッセージ性には深いものがありました。
良くも悪くも、争い(戦争)は良くも悪くも人の心に強い印象を与える。
それは人によってはトラウマとなり、消えない傷として心に深く強く残り続ける場合も。
そのトラウマを消す(終わらせる)には、自らの手で、自らの目で、自らの感覚で、
5感全てを使い、この手で終わらせたと感じた時が終わり。
自分自身との戦い。
ただ、自分との戦いで闘志や正義感から戦争を終わらせようとする人が居るのと同時に、
敵であるその相手側もまた、正義感などから戦争を終わらせようと闘志を燃やし戦っている。
一旦始まった戦争は、実は始まりも終わりも無い負の連鎖ではないのか。
戦争とはどういったものか。
戦争について考えさせられる一作でした。
実はこのティーガー、もとは他の戦車が衣装をまとっているようなもの。「ならホンモノ使えよ!」って言いたくなるかと思いますが、そのホンモノはたった1台しかなく、しかも借りるのにとんでもない額がかかるそうなのです。
やはり戦車映画を撮らせるならモスクワフィルムですね、実物のT-34をキュラキュラガリガリ走らせられるのはロシアだけですね。
他のレビュワーの方も描いていますが、いろんな意味で「従来のソ連製ロシア映画」とは一線を画しています。
・地味でさえない主人公3人組
「役者じゃないんだから、顔なんかどうでもいい」とは作中で指揮官が口にする言葉ですが、極端に鼻が大きいユダヤ人面の戦車長、平凡なスラブ人風の操縦手、朝青龍にそっくりなアジア人顔の砲手。さすが、185の民族と16の共和国からなる平等な軍隊だけのことはあります。完全に「狼の砲声」(小林源文の戦記劇画)の世界ですね。
・戦車と心を通わせる主人公
この戦車長ですが、戦車と心を通わせる、戦車と語り合えるという特殊能力を持っています。俗に言うニュータイプというやつですね。通称「白い悪魔」と恐れられるタイガー戦車との戦車戦は、同時に心を読み合う心理戦です。「ピキリーン」とか「ティキューン」という効果音が入っていてもおかしくないです。
・戦争を振り返る「あの人」
物語のラストシーンはカイテル元帥による降伏文書の調印場面です。その後、モノローグとして「あの人」が戦争の本質を語ります。完全に平野耕太の世界です、しかもヘルシングの世界でもあり、ドリフターズの世界でもあります。これも他のレビュワーさんとかぶるコメントですが、この映画監督は絶対にオタクですよ!(良い意味で)