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登録情報
- ASIN : B00KAS1QIM
- 出版社 : 講談社 (2014/6/1)
- 発売日 : 2014/6/1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 53,546位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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イメージ付きのレビュー
5 星
切ない物語
高校から長いあいだほとんど漫画というものを読まなかったのですが(現在53歳です)、ちょっとしたきっかけがあり本作を購入しました。引き込まれました。夢中で読んでしまいました。その辺の小説や映画よりずっと面白い。そして、この作品は立派な芸術だと思いました。終盤の海辺の町のシーンが印象的です。切ない青春の物語。「仲村さ〜ん!」押見修造先生のファンになりました。感動の一作です。
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上位レビュー、対象国: 日本
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2022年1月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一気に読みたかったためセットで購入しました。
まとめて読めればよいと思っていたため状態等はあまり期待していなかったので、かなり綺麗な状態で届けていただいたときには少しテンションが上がった記憶があります(笑)
内容もおもしろい漫画なのでセットで購入してよかったです。単品ずつだと次が気になって仕方ないですからね(笑)
まとめて読めればよいと思っていたため状態等はあまり期待していなかったので、かなり綺麗な状態で届けていただいたときには少しテンションが上がった記憶があります(笑)
内容もおもしろい漫画なのでセットで購入してよかったです。単品ずつだと次が気になって仕方ないですからね(笑)
2018年10月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公は特に面白いヤツではなく、フツーの男子学生。
そこに毒舌少女の中村がいるからこそ、この物語が成立するわけであって。
で。中村が主人公につきまとうのは好意からだと思っていたら、とんでもない誤解だったようで。
でもここに願望があります。変な子につきまわとわれて、「変態やろう」とののしられたい。これはもはや、願望でしかない。かわいい子ならなおさら。
つか、どんな形であれ、女の子に強くつきまとわれるのは夢があります。かわいい子限定ですけどね・・・。
1巻を読んだかぎりでは、主人公には変態性はなく、中村こそドロドロしてそう。中村こそ、その変態性をさらけだし、町を業火につつめばいいのに。主人公、中村の下僕としていいようにされてるだけですよね。
エロとかなくても、こんなに面白い変態マンガが描けるものなのだな、と感心。全巻セットで買いましたが、後悔はないですね。
あとがきの作者の変態性のさらけだし。これははずかしい。でも思春期の自分も、似たような変態性を持っていたのを思い出しました。大人になり、金で簡単に女とたわむれる事ができる今は、こういったドロドロしたものがなくなって、逆につまらない人間になってしまっているな、という気がします。
満たされないし、満たされる事が難しいから、変態性にひた走る。こういった変態パワーは、大人になった今、取り戻すことはかなり難しい。
貧乏にでもなれば、安い混浴風呂で女が入ってくるまで数時間待ち続ける、とかいった変態性をさらけだす事はできそうですが。昔は数回やってました。願いはかないませんでしたが。
そこに毒舌少女の中村がいるからこそ、この物語が成立するわけであって。
で。中村が主人公につきまとうのは好意からだと思っていたら、とんでもない誤解だったようで。
でもここに願望があります。変な子につきまわとわれて、「変態やろう」とののしられたい。これはもはや、願望でしかない。かわいい子ならなおさら。
つか、どんな形であれ、女の子に強くつきまとわれるのは夢があります。かわいい子限定ですけどね・・・。
1巻を読んだかぎりでは、主人公には変態性はなく、中村こそドロドロしてそう。中村こそ、その変態性をさらけだし、町を業火につつめばいいのに。主人公、中村の下僕としていいようにされてるだけですよね。
エロとかなくても、こんなに面白い変態マンガが描けるものなのだな、と感心。全巻セットで買いましたが、後悔はないですね。
あとがきの作者の変態性のさらけだし。これははずかしい。でも思春期の自分も、似たような変態性を持っていたのを思い出しました。大人になり、金で簡単に女とたわむれる事ができる今は、こういったドロドロしたものがなくなって、逆につまらない人間になってしまっているな、という気がします。
満たされないし、満たされる事が難しいから、変態性にひた走る。こういった変態パワーは、大人になった今、取り戻すことはかなり難しい。
貧乏にでもなれば、安い混浴風呂で女が入ってくるまで数時間待ち続ける、とかいった変態性をさらけだす事はできそうですが。昔は数回やってました。願いはかないませんでしたが。
2023年9月15日に日本でレビュー済み
完結した。最終巻、ヒロインの仲村佐和の「おいしいよ」というセリフと、海岸で見せた表情に、ちょっと泣けた。
物語は中学校でスタートする。主人公の春日高男は、ボードレールの詩集「悪の華」を愛読する中学生だ。クラスメイトの佐伯奈々子のことが気になっている。ある日、誰もいない教室で彼女が置き忘れた体操着を見つけ、これを盗む。モラルに対して自分の欲望を正当化する「悪」の行為を、だが、同じクラスの仲村佐和に見つかってしまう。
仲村さんはクラスの中でも浮いた存在。勉強する気もなく、教室を、学校を、自分の住む町を軽蔑している。教師のことを「くそむし」と思っている。
その仲村佐和は、春日高男の姿を見て、自分と同類の人間を発見したと感じる。そこから、彼女は、体操着の窃盗をねたにして春日高男に変態的な行為を要求する。同時に、仲村佐和は群馬県の桐生市とおぼしき町を心底嫌っている。父親との二人暮らしだが、父親への愛情はない。早く町を出て行きたいと思っており、そのために春日高男を連れて行こうとする。殺風景な部屋に住む仲村佐和は、ネガティブな綾波レイといった感じすらする。
1巻から7巻まで続く中学校編は、佐伯奈々子を巻き込み、破滅に向かって突き進んでいく。春日高男は、地獄に道連れしてくれる仲村佐和から離れることができない。最後、町を出ようとしてもどこにも行けないこと悟った仲村佐和は、祭りの舞台で春日高男とともに焼身自殺を試み、失敗する。火をつける直前に、仲村佐和は春日高男を押し倒し、自分一人で死のうとするが、それを父親に防がれる。この事件を契機に、それぞれが町を離れていく。
中学校編だけで終わっていたら、「変態」を抱えた青春マンガの名作ですんだだろう。
埼玉県のどこかとおぼしき町で、高校編がスタートする。春日高男は事件以来、すっかりぬけがらのようになっている。それでも、「悪の華」が好きな文学青年であることは変わっていない。物語は、文学少女で小説をこっそりと執筆している常盤文と出会い、再び動き出す。彼女もまた、文学好きというマイナーな趣味ゆえに、周囲との距離を感じていた。それでも、適応してきたし、恋人もいた。しかし、秘密を共有できる春日高男にひかれていく。
こうした中、春日高男は町で佐伯奈々子を見かけ、彼女が普通の女子高生としてどうにか自分を取り戻していることを知る。そして、祖父の葬儀で故郷に帰ったとき、佐伯奈々子の友人だった木下亜衣から仲村佐和の居場所を知る。千葉県で母親が営業する食堂を手伝っているという。
一方、常盤文は小説を書き上げる。最初の読者は春日高男になるはずだった。だが、春日高男は読めないという。春日高男にとって、仲村佐和との関係は決着がついていなかった。春日高男は常盤文に全てを話す。祭りでの焼身自殺未遂で、なぜ彼女が自分だけを生かそうとしたのか。その答えを求めて、常盤文とともに千葉県に向かう。
最初は、中学校編とくらべてぬるい展開だと感じられた高校編だが、ラストで急激な加速を感じさせてくれる。
春日高男と常盤文は仲村佐和がいるとおぼしき食堂に入り、アジフライ定食を注文する。最初に出てきた仲村佐和の母親は、「彼女をそっとしておいて欲しい」という。けれども、料理を運んできた仲村佐和に対し、自分であることを打ち明ける。定食に手をつけようとしない二人に対し、仲村佐和は「おいしいよ」と、食べるようにうながす。母親との平穏な生活の中で、彼女はそう言えるだけの余裕を取り戻していた。
このあと、三人は浜辺で会うことになるが、このときの、もう眼鏡をかけていない仲村佐和の表情は、心を打つ。どういう風にかは、説明しないけど。
高校編では最初、ぬるい展開だと感じられたのは、もちろん仲村佐和が不在だったから。その不在の反動が、最終巻でこたえる。
欲望によって抱えてしまった心の闇・黒歴史を、結局はずっと抱えて生きて行かなきゃいけない。その闇は、遠くで生きている仲村佐和としか共有できないものだけれども。そして、仲村佐和の抱える闇を、春日高男は抱えきることができない、変態ではなく「ふつうにんげん」でしかないとも悟る。そう思う。けれども、物語は、仲村佐和の視点から読みなおすことを強要する。くそむしとは何だったのか、と。仲村佐和にとって、破滅に向かうような春日高男との中学校生活は、何かを取り戻す行為だったのではないか。その結果としての、母親との平穏な生活。仲村佐和にも幸せになって欲しいと願わずにはいられない。
ということで、読み終わると、アジフライが食べたくなるよ。
物語は中学校でスタートする。主人公の春日高男は、ボードレールの詩集「悪の華」を愛読する中学生だ。クラスメイトの佐伯奈々子のことが気になっている。ある日、誰もいない教室で彼女が置き忘れた体操着を見つけ、これを盗む。モラルに対して自分の欲望を正当化する「悪」の行為を、だが、同じクラスの仲村佐和に見つかってしまう。
仲村さんはクラスの中でも浮いた存在。勉強する気もなく、教室を、学校を、自分の住む町を軽蔑している。教師のことを「くそむし」と思っている。
その仲村佐和は、春日高男の姿を見て、自分と同類の人間を発見したと感じる。そこから、彼女は、体操着の窃盗をねたにして春日高男に変態的な行為を要求する。同時に、仲村佐和は群馬県の桐生市とおぼしき町を心底嫌っている。父親との二人暮らしだが、父親への愛情はない。早く町を出て行きたいと思っており、そのために春日高男を連れて行こうとする。殺風景な部屋に住む仲村佐和は、ネガティブな綾波レイといった感じすらする。
1巻から7巻まで続く中学校編は、佐伯奈々子を巻き込み、破滅に向かって突き進んでいく。春日高男は、地獄に道連れしてくれる仲村佐和から離れることができない。最後、町を出ようとしてもどこにも行けないこと悟った仲村佐和は、祭りの舞台で春日高男とともに焼身自殺を試み、失敗する。火をつける直前に、仲村佐和は春日高男を押し倒し、自分一人で死のうとするが、それを父親に防がれる。この事件を契機に、それぞれが町を離れていく。
中学校編だけで終わっていたら、「変態」を抱えた青春マンガの名作ですんだだろう。
埼玉県のどこかとおぼしき町で、高校編がスタートする。春日高男は事件以来、すっかりぬけがらのようになっている。それでも、「悪の華」が好きな文学青年であることは変わっていない。物語は、文学少女で小説をこっそりと執筆している常盤文と出会い、再び動き出す。彼女もまた、文学好きというマイナーな趣味ゆえに、周囲との距離を感じていた。それでも、適応してきたし、恋人もいた。しかし、秘密を共有できる春日高男にひかれていく。
こうした中、春日高男は町で佐伯奈々子を見かけ、彼女が普通の女子高生としてどうにか自分を取り戻していることを知る。そして、祖父の葬儀で故郷に帰ったとき、佐伯奈々子の友人だった木下亜衣から仲村佐和の居場所を知る。千葉県で母親が営業する食堂を手伝っているという。
一方、常盤文は小説を書き上げる。最初の読者は春日高男になるはずだった。だが、春日高男は読めないという。春日高男にとって、仲村佐和との関係は決着がついていなかった。春日高男は常盤文に全てを話す。祭りでの焼身自殺未遂で、なぜ彼女が自分だけを生かそうとしたのか。その答えを求めて、常盤文とともに千葉県に向かう。
最初は、中学校編とくらべてぬるい展開だと感じられた高校編だが、ラストで急激な加速を感じさせてくれる。
春日高男と常盤文は仲村佐和がいるとおぼしき食堂に入り、アジフライ定食を注文する。最初に出てきた仲村佐和の母親は、「彼女をそっとしておいて欲しい」という。けれども、料理を運んできた仲村佐和に対し、自分であることを打ち明ける。定食に手をつけようとしない二人に対し、仲村佐和は「おいしいよ」と、食べるようにうながす。母親との平穏な生活の中で、彼女はそう言えるだけの余裕を取り戻していた。
このあと、三人は浜辺で会うことになるが、このときの、もう眼鏡をかけていない仲村佐和の表情は、心を打つ。どういう風にかは、説明しないけど。
高校編では最初、ぬるい展開だと感じられたのは、もちろん仲村佐和が不在だったから。その不在の反動が、最終巻でこたえる。
欲望によって抱えてしまった心の闇・黒歴史を、結局はずっと抱えて生きて行かなきゃいけない。その闇は、遠くで生きている仲村佐和としか共有できないものだけれども。そして、仲村佐和の抱える闇を、春日高男は抱えきることができない、変態ではなく「ふつうにんげん」でしかないとも悟る。そう思う。けれども、物語は、仲村佐和の視点から読みなおすことを強要する。くそむしとは何だったのか、と。仲村佐和にとって、破滅に向かうような春日高男との中学校生活は、何かを取り戻す行為だったのではないか。その結果としての、母親との平穏な生活。仲村佐和にも幸せになって欲しいと願わずにはいられない。
ということで、読み終わると、アジフライが食べたくなるよ。
2020年7月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高校から長いあいだほとんど漫画というものを読まなかったのですが(現在53歳です)、ちょっとしたきっかけがあり本作を購入しました。
引き込まれました。夢中で読んでしまいました。その辺の小説や映画よりずっと面白い。
そして、この作品は立派な芸術だと思いました。
終盤の海辺の町のシーンが印象的です。
切ない青春の物語。
「仲村さ〜ん!」
押見修造先生のファンになりました。
感動の一作です。
引き込まれました。夢中で読んでしまいました。その辺の小説や映画よりずっと面白い。
そして、この作品は立派な芸術だと思いました。
終盤の海辺の町のシーンが印象的です。
切ない青春の物語。
「仲村さ〜ん!」
押見修造先生のファンになりました。
感動の一作です。
高校から長いあいだほとんど漫画というものを読まなかったのですが(現在53歳です)、ちょっとしたきっかけがあり本作を購入しました。
引き込まれました。夢中で読んでしまいました。その辺の小説や映画よりずっと面白い。
そして、この作品は立派な芸術だと思いました。
終盤の海辺の町のシーンが印象的です。
切ない青春の物語。
「仲村さ〜ん!」
押見修造先生のファンになりました。
感動の一作です。
引き込まれました。夢中で読んでしまいました。その辺の小説や映画よりずっと面白い。
そして、この作品は立派な芸術だと思いました。
終盤の海辺の町のシーンが印象的です。
切ない青春の物語。
「仲村さ〜ん!」
押見修造先生のファンになりました。
感動の一作です。
このレビューの画像
2020年10月25日に日本でレビュー済み
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物語の前半と中盤(主人公の中学生時代)では、すこしストーリー展開やキャラ設定に無理があるのかなと思いました。
でも後半に入って主人公が高校生になると、俄然物語にリアリティーがでてきます。
「ああ、前半の荒唐無稽さは、このためにあったんだな………」と納得できる展開になってくるのです。
絵も後半に入ってくると、どんどん良くなっていきます。
素敵な作品だと思います。
でも後半に入って主人公が高校生になると、俄然物語にリアリティーがでてきます。
「ああ、前半の荒唐無稽さは、このためにあったんだな………」と納得できる展開になってくるのです。
絵も後半に入ってくると、どんどん良くなっていきます。
素敵な作品だと思います。
2020年7月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
賛否両論がある作品です。
良いと言う人がいればとことんまで悪いと言う人がハッキリ別れる物語です。
主人公はどうしようもない年頃の男子で、そんな彼が一人の大人として変わる作品です。若さ故の過ち、社会的にみてどうしようもない過ちを侵した主人公が過去に向き合い明日の為にシッカリとした一歩歩んで行く、そんな物語でした。
人によっては不快、不愉快、嫌悪感etc...それらを考えるでしょう。かく言う私も感じましたけれど読破した作品ですのでこれから丁寧に取り扱って行こうと思います。
これからの青春を歩む少年少女達へ。
良いと言う人がいればとことんまで悪いと言う人がハッキリ別れる物語です。
主人公はどうしようもない年頃の男子で、そんな彼が一人の大人として変わる作品です。若さ故の過ち、社会的にみてどうしようもない過ちを侵した主人公が過去に向き合い明日の為にシッカリとした一歩歩んで行く、そんな物語でした。
人によっては不快、不愉快、嫌悪感etc...それらを考えるでしょう。かく言う私も感じましたけれど読破した作品ですのでこれから丁寧に取り扱って行こうと思います。
これからの青春を歩む少年少女達へ。
2019年3月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
キレイに梱包されており、満足です。
話の内容は、凡人の私には分かりにくいところもありましたが、一気に読み終えてしまうくらいのパワーがありました。
話の内容は、凡人の私には分かりにくいところもありましたが、一気に読み終えてしまうくらいのパワーがありました。