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Ryo Hamamotoが加入して4人編成となったmooolsのニュー・アルバム。
7e.p.を離れP-VINEからのリリース。
メンバーが増えたせいかジャム・セッションパートが多く、ラストの「ペチカ」に至っては15分の長尺となっている。
リズムのアプローチが面白い「風景が油へ」、ツインギターの絡みが美しい「乗り上げた暗礁からずっと」などが聴きどころ。
多少冗長さを感じる部分もあるが、ライブバンドとしてのポテンシャルが充分に発揮されている。
一方、「仔猫カレンダー」「落雷含み」「線を引けたら」のようなキラーチューンは「はしご」のみ。
なので、初期のようなキュート&ポップなmooolsを求める人にはオススメできない。
しかし、聴けば聴くほど深みが出てくるスルメ盤だと思う。
ちなみに一番好きなのはユニオン特典の「黒セロリ」。
ヴァン・ヘイレン+ブルース・リーみたいな曲、アホすぎて最高。
