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白蓮れんれん (集英社文庫) Kindle版
【第8回柴田錬三郎賞受賞作】「筑紫の女王」と呼ばれた美しき歌人・柳原白蓮が、年下の恋人、宮崎龍介と駆け落ちした、世に名高い「白蓮事件」。華族と平民という階級を超え、愛を貫いたふたりの、いのちを懸けた恋――。門外不出とされてきた七百余通の恋文を史料に得て、愛に翻弄され、時代に抗いながら、真実に生きようとする、大正の女たちを描き出す伝記小説の傑作。
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2005/9/21
- ファイルサイズ3112 KB
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
あまりに名高い「白蓮事件」。姦通罪のあった大正十年の人妻の恋の逃避行は命がけであった。天皇の従兄妹で華族で炭鉱王の妻、相手は若い熱血の社会主義の闘士。衝撃的なニュースを小説化。ひとすじに貫いた真実の恋の物語。
登録情報
- ASIN : B00KT1IWS2
- 出版社 : 集英社 (2005/9/21)
- 発売日 : 2005/9/21
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 3112 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 354ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 127,510位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1954(昭和29)年、山梨県に生まれる。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍。82年のエッセイ集「ルンルンを買っておうちに帰ろ う」がベストセラーとなる。86年「最終便に間に合えば」「京都まで」で第94回直木賞を受賞。95年「白蓮れんれん」で第8回柴田錬三郎賞、98年「み んなの秘密」で第32回吉川英治文学賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 本朝金瓶梅―お伊勢篇 (ISBN-13: 978-4167476359 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年8月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
どれだけ事実か、本当の白蓮か、というような視点からは疑問視される方もいるようですが、小説として、大変な力作だと思います。林真理子さんというと、どうしてもやや軽薄なイメージがありますが、こんなに文章が書ける人だったのかと改めて驚きました。女性の心理を書かせたら、こんなにうまい人は近年にいないのでは。
2023年12月17日に日本でレビュー済み
著者のエッセイが二年前から大好きで5冊ほど読みました。YouTubeもよく見ています。
今回やっと小説を読みました。冒頭から難しそうな文体で完読できるか不安でしたが、華やかで残酷な明治大正時代の物語にうっとりして週末に一気読みしました。
お気に入りの人物は女中頭のサキ。かっこいいなぁ。憧れちゃうなぁ。身分が良ければ彼女が伝右衛門の奥さんで幸せに添い遂げられただろうに。
白蓮のようにメディアで炎上した有名人が、面識もない世間の人々から猛攻撃を受けるさまは、いつの時代も変わらないなぁと思った。
初枝の頭越しに曄子と友人が扇子の影で内緒話をするシーンがある。二人がどれほど初枝を同等として見ていないか、無害なモノ扱いしているかがよく分かるシーン。なぜ間に挟む?あれ、やられるとムカつくんだよね。初枝がチクッと発言してスカッとした。
曄子の不幸を知ってか、上流の女たちは人に言えない自分の道ならぬ恋の話を、曄子に聞いて欲しがる。誰かに聞いてほしい、深く共感して欲しい、でも秘密を守り抜いてほしい。女が女友達を渇望する理由は昔も今も変わらないなぁ。でもみんな、なんだかんだで全ては話さない。用心深く、小出しにする。リアル…。
私は何でも安心して話せる女友達がいなくて、お金を払って占い師に聞いてもらったとき、我ながら情けなかったなぁ。
今回やっと小説を読みました。冒頭から難しそうな文体で完読できるか不安でしたが、華やかで残酷な明治大正時代の物語にうっとりして週末に一気読みしました。
お気に入りの人物は女中頭のサキ。かっこいいなぁ。憧れちゃうなぁ。身分が良ければ彼女が伝右衛門の奥さんで幸せに添い遂げられただろうに。
白蓮のようにメディアで炎上した有名人が、面識もない世間の人々から猛攻撃を受けるさまは、いつの時代も変わらないなぁと思った。
初枝の頭越しに曄子と友人が扇子の影で内緒話をするシーンがある。二人がどれほど初枝を同等として見ていないか、無害なモノ扱いしているかがよく分かるシーン。なぜ間に挟む?あれ、やられるとムカつくんだよね。初枝がチクッと発言してスカッとした。
曄子の不幸を知ってか、上流の女たちは人に言えない自分の道ならぬ恋の話を、曄子に聞いて欲しがる。誰かに聞いてほしい、深く共感して欲しい、でも秘密を守り抜いてほしい。女が女友達を渇望する理由は昔も今も変わらないなぁ。でもみんな、なんだかんだで全ては話さない。用心深く、小出しにする。リアル…。
私は何でも安心して話せる女友達がいなくて、お金を払って占い師に聞いてもらったとき、我ながら情けなかったなぁ。
2016年7月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本に関しては、非常に購入に便利で良かったです、これからも読みたいものを探し、注文したい。
2017年10月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
テレビで放映していた作品なので
興味深々でした
内容もよくすぐに読みました
興味深々でした
内容もよくすぐに読みました
2014年5月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
関係者や子孫の方がご存命の方の一生を
伝記小説として書き上げることのむずかしさを
感じさせるには十分でした。
全て実名で載せているので
ストーリーの前半は あまりにも誠実・忠実にあろうとするが故に
これは小説ではなく「伝記」そのものとして読ませようとしているのか
分からないほど、小説の体をなしていない気がしました。
後半からは著者の筆がなめらかになっています。
多くの関係者の方から貴重な情報を得、個人的な内容の
手紙まで提供してもらったことで、曖昧だった私生活や考えが
浮彫になり、とても好感のもてる作品に出来上がったと思います。
参考文献の多さにもその真摯な姿勢が窺われます。
伝記小説として書き上げることのむずかしさを
感じさせるには十分でした。
全て実名で載せているので
ストーリーの前半は あまりにも誠実・忠実にあろうとするが故に
これは小説ではなく「伝記」そのものとして読ませようとしているのか
分からないほど、小説の体をなしていない気がしました。
後半からは著者の筆がなめらかになっています。
多くの関係者の方から貴重な情報を得、個人的な内容の
手紙まで提供してもらったことで、曖昧だった私生活や考えが
浮彫になり、とても好感のもてる作品に出来上がったと思います。
参考文献の多さにもその真摯な姿勢が窺われます。
2018年6月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
林真理子先生の美しく繊細な描写が広がって素晴らしい作品でした。
2016年9月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
終了しないよ
どうすれば良いのですか
タブレットを変えてから本を閉じれないよ
どうすれば良いのですか
タブレットを変えてから本を閉じれないよ