プリズナーズ [DVD]
フォーマット | ワイドスクリーン, ドルビー, 色 |
コントリビュータ | ヒュー・ジャックマン, ジェイク・ギレンホール, ポール・ダノ, テレンス・ハワード, メリッサ・レオ, ヴィオラ・デイヴィス, ドゥニ・ヴィルヌーヴ, マリア・ベロ |
言語 | 英語, 日本語 |
稼働時間 | 2 時間 34 分 |
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商品の説明
ヒュー・ジャックマン主演。
世界の魂を揺さぶったサスペンスの金字塔!
★ヒュー・ジャックマン×ジェイク・ギレンホールに加え豪華キャストが終結
主演は『X-MEN』シリーズや『レ・ミゼラブル』などの大ヒット作を世に送り出してきたヒュー・ジャックマン。
今作ではこれまでにない強烈な演技で人々を魅了する!
事件解決に執念を燃やす青年刑事には『ゾディアック』のジェイク・ギレンホール。
その他、容疑者に『リトル・ミス・サンシャイン』のポール・ダノら、実力派俳優陣が顔を揃える。
★「羊たちの沈黙」や「セブン」に匹敵するほどのクオリティ! 想像を超える衝撃のラスト! !
家族想いのごく平凡な父親(ヒュー)が、愛娘の失踪という最悪の事態に直面して、迷い葛藤し、そして狂気に囚われていく。
ヒュー自信も「胸の張り裂けるような映画だ。」と語るほどの問題作。伏線に次ぐ伏線の、極上のサスペンス/スリラー。
★監督は『渦』『灼熱の魂』の気鋭ドゥニ・ヴィルヌーヴ。第86回アカデミー賞 撮影賞ノミネート作品!
[内容解説]
【STORY】
ペンシルヴェニア州で小さな工務店を営むケラー(ヒュー・ジャックマン)の幸せに満ちた日常は、何の前触れもなく暗転した。
感謝祭の日、6歳の娘アナがひとつ年上の親友と一緒に外出したまま、忽然と消えてしまったのだ。
まもなく警察は青年アレックス(ポール・ダノ)を容疑者として拘束するが、自白も物証も得られず2日後に釈放。
刑事ロキ(ジェイク・ギレンホール)の生ぬるい対応に不満を隠せないケラーは、アレックスがふと漏らしたひと言から、
彼が犯人だと確信し、自らの手で口を割らせようとする。
最愛の娘を取り戻したい一心で、法律とモラルの一線を踏み越えていく父親。
粘り強い捜査によって、新たな容疑者の存在を突き止めていく刑事。
もがけばもがくほど混迷が深まるこの難事件の背後には、想像を絶する闇が広がっていた…。
[特殊内容/特典]
【封入特典】
特典映像ディスク(DVD)を封入!
★プリズナーズの舞台裏1
ヒュー・ジャックマン×ジェイク・ギレンホール
★プリズナーズの舞台裏2
俳優たちの真に迫る演技
★キャスト/スタッフ インタビュー
ヒュー・ジャックマン
ジェイク・ギレンホール
ヴィオラ・デイヴィス
マリア・ベロ
テレンス・ハワード
メリッサ・レオ
ポール・ダノ
監督 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本 アーロン・グジコウスキ
製作 プロデリック・ジョンソン/キーラ・デイヴィス/アダム・コルブレナー
製作総指揮 エドワード・L・マクドネル
撮影 ロジャー・ディーキンス
★プリズナーズ撮影風景
★海外版トレーラー
[スタッフキャスト]
【キャスト】
ヒュー・ジャックマン:『X-MEN』シリーズ、『レ・ミゼラブル』
ジェイク・ギレンホール:『ゾディアック』『ブロークバック・マウンテン』
ポール・ダノ:『リトル・ミス・サンシャイン』『ルビー・スパークス』
ヴィオラ・デイヴィス:『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』
マリア・ベロ:『ヒストリー・オブ・バイオレンス』
テレンス・ハワード:『大統領の執事の涙』
メリッサ・レオ:『ザ・ファイター』
【スタッフ】
監督: ドゥニ・ヴィルヌーヴ:『灼熱の魂』
脚本: アーロン・グジコウスキ:『ハード・ラッシュ』
撮影: ロジャー・ディーキンス:『007/スカイフォール』『愛を読むひと』『ショーシャンクの空に』他
[発売元]ポニーキャニオン
(C)2014 Alcon Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語, 日本語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 120 g
- EAN : 4988013059481
- 監督 : ドゥニ・ヴィルヌーヴ
- メディア形式 : ワイドスクリーン, ドルビー, 色
- 時間 : 2 時間 34 分
- 発売日 : 2014/10/2
- 出演 : ヒュー・ジャックマン, ジェイク・ギレンホール, ポール・ダノ, ヴィオラ・デイヴィス, マリア・ベロ
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 5.1), 英語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : ポニーキャニオン
- ASIN : B00LBVDV4Y
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 146,307位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 830位外国の犯罪・ギャング映画
- - 5,210位外国のミステリー・サスペンス映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
特に印象に残ったのが刑事ロキの初登場シーン。
星座カードの性格診断を熱心に読んでいる辺り、
「自分の視点」「世間一般の視点」にのみ固執せず、
普通なら一蹴すべき「第三者の視点」をもジョーク交じりに受け入れている。
優秀な刑事らしいバランス感覚が窺えて好印象。
冷静沈着、滅私奉公、中庸な主義主張、やんちゃな過去。
日本人好みのカッコよさだと思うが、海外ではどうなんだろう?
やはり社会的には信心深い方が評価されているのだろうか?
物理的に捕らわれたプリズナーズを前面に押し出し、
様々なプリズナーズをダブルミーニング(複数の解釈を含む意味づけ)を駆使してシツコイくらいに描写。
正直、食傷気味は否めないが、それ以外は素晴らしいの一言。
観終わって「よく153分に収めたな」という感嘆しかなかった。
暴走する、被害者の父親であるケラー
解決に向け真摯に捜査を続ける刑事ロキ
同じ目的に向かって執念を傾ける二人のコントラストが強烈。
陰と陽であるはずなのに、なぜかどちらも眩しく感じる。
それは両者の放つ責任感という強い光のせいか。
紛れもなく全力で生きる男達の姿に羨望の念を抑えられない。
小道具として迷路を登場させ、
謎めいた言葉を、そっと添える。
それを上手く絡めとり収束する見事な構成。
そしてなによりラストシーンの洒落たことといったら…。
なにも文句がない。とにかくオススメです。
***補足・ネタバレあり視聴後推奨***
本作には多くのメタファー(隠喩または暗喩)が随所に散りばめられている。
その部分が解釈を難しくさせており、
肝心の犯行動機についても「しっくりこない」というレビューが多かった。
なので参考までに自分なりの考察を残しておく。
キーアイテムは首飾り。
そしてキーワードは首飾りの形状「出口のない迷路」(ロキ刑事と鑑識官の会話でそれと分かる)
手を変え品を変え「出口のない迷路」は幾度となく登場する。
そこには謎めいた言葉「全ての迷路を解き終えたら家に帰っていい」が添えられており、
それらは大量の迷路と共に(迷路本として)誘拐被害者に手渡される。
彼等は指示通りに迷路を解き、解放される期待に胸を膨らます。
そして「出口のない迷路」に絶望するのだ。
「出口のない迷路」を用意しておきながら「解き終えたら解放する」とは一体どういうことなのか。
これは「偽りの希望」を示唆していると考えていい。
人生に希望を持たせる数々の教え(出口のある迷路)を与えておきながら
最終的には絶望させる(出口のない迷路)宗教のメタファーとして迷路が使われている。
要するに宗教という偽りの希望に対しての怒りが犯行動機。
更に穿った見方をするなら、犯人は真実の伝道者を気取っていた節がある。
犯人がケラーを車に乗せる際「あなたのようなモンスターを作り出すことが目的だった」と口走る。
オリジナルのモンスターが犯人その人であることは明白。
ということは自分の同志を作ることが目的だったとも言える。
だがそれだけではない。
観念・思想の拡散行為、つまりは「布教」であり、
犯人の考える真実の伝道=偽の信仰からの「救済」でもあった。
犯行期間、被害者人数、犯行の引継ぎ等の、異常なまでの犯行への執着心を考え合わせると、
単に同志を増やすというよりも、救済という使命感が動機の根底にあったように思える。
拘留中に自ら命を絶ったボブにも触れておかねばならない。
まず、ボブの模倣犯という設定が分かり辛いので簡潔に纏めると、
元FBI捜査官が書いた「誘拐犯は透明人間だから捕まらない」
という仮説が記された本の内容を、ボブが信じてしまった事に端を発している。
・ボブは誘拐犯を覚えていない。
・小説の内容を信じこみ、誘拐犯が透明人間だったから覚えていないと思い込む。
・もし自分が誘拐犯に成れたなら、透明人間に成れるかもしれない。
・透明人間に成れたなら、誘拐犯に見つからずに済むかもしれない。
つまり彼は、脱走したことがルール違反であったことを今でも気に病んでおり、
「いつ怒った犯人が連れ戻しに来てもおかしくない」と、常に恐れていたことが分かる。
そして彼は、 マネキン・着衣・蛇・豚の血・自作の迷路本で
現場を忠実に再現し、誘拐犯を装うことで透明人間になることを願った。
当然のことながら効果は無く、疑似誘拐の手法は段々とエスカレートしていく。
実際、本当に誘拐されたケラーとバーチの娘の着衣を盗み出し、再現度を高めようともしている。
更には、それと平行して「出口のない迷路」にも取り組み続けた。
透明化が成功する前に犯人が現れた時に備えてのことだろう。
現れた犯人に「見て。僕はルール通りに迷路を解いたよ」と伝えて許しを乞う為に…。
結局どれも叶わず、彼は再び拉致されてしまった(と、思い込んだ)
その絶望たるや想像に余りある。
彼の恐怖に駆られた表情は、過去に拉致された状況のフラッシュバックがおきたと捉えていいと思う。
なんとか解放してもらおうと、涙を流し必死で迷路を解こうとする姿にトラウマの根深さが覗える。
そこにロキ刑事の乱入と暴力が加わり、彼のパニックは頂点へ達する。
咄嗟に拳銃を手にしたボブ。
何故それを他人に向けずに、自分に向けたか。
疑似誘拐の手法を思い出してほしい。
肝心な部分、誘拐被害者についてはマネキンを使っている。
改良手段としてもマネキンを本物に変えることはせず、着衣の再現性を高める方法を採った。
つまり自分が助かる可能性を高めるよりも、他人を傷つけないことを優先している。
そんな彼が他人に向け発砲するだろうか?
かと言って銃を返せば、また暴力の餌食となる。
彼に残された道は、一つしかなかった。
最後に…
レビューを見ていて、ふと気になった点にも触れておく。
ケラーの行動に批判が多いのは、まだ分かる。
だがもう一人の被害者父親フランクリン・バーチに言及したものがない。
正確を期すと、バーチ夫妻の行動を批判したものが、ほぼ見当たらなかった。
これは意外だった。
実を言うと、自分がもっとも不快感を覚えたのがバーチの言動だったからだ(次点でロキ刑事の上司)
ケラーの行動に一時は迎合しながらも、保身が見え隠れする言動を繰り返し、
挙句の果てには妻をも巻き込む。
「確かに娘は助けたい。救う為ならなんでもする。だがこれは間違っている」
と聞こえの良い持論を展開しながらも、妻の一言「娘の為よ」で、またもや翻る。
彼の言動には「じゃあ、自分はどうすべきか」という観点が全く見当たらない。
他人の行動を批判するのはいいが、そこには自分の行動責任が生じるという事をまるで分かってないのだ。
ケラーの行動が本当に間違っていると思うなら(勿論、自分達も罪に問われることを承知の上で)
通報すべきだし、そうじゃないなら協力すべきだった。
…バーチの妻の一言が全てを物語っているのかもしれない。
「ケラーの思うようにやらせて…。私たちはもう関与しない(もう沢山よ)」
確かに宗教色が濃い映画だが、特に宗教象徴に焦点を当てたものでは無い。
もっとマクロな、宗教学的な観点からの人間と信仰の関わり、その在り方が主題である。
長尺ゆえ、おいそれとはいかないが2度3度見直してでも、各々で考察してみて欲しい。
それだけの価値はある作品だ。
ヒュージャックマンとジェイクギレンホールの名優が
魅せるキャスティングもピカイチな極上サスペンス。
予測不可な展開がスリリングに
メタファーを駆使して描写されていく
才能の塊のような極上サスペンス。
ハリウッド映画だが
いわゆる王道ハリウッド映画ではない。
なにかに囚われてる人物が
象徴的に巧みにちりばめられて登場しつつ
非常に秀逸に練られたシナリオがそのドラマを牽引していく
名作と呼ぶにふさわしいサスペンスです。
個人的には感謝祭の鹿肉と町中華での干支トークから
始まるチェスのオープニングのようなシーンがエモかった。
ラストは素晴らしいの一言!
あんな余韻の残る名ラストシーンを
サスペンスで描写するなんて!
是非ネタバレ無しで見ることをオススメします!
才能溢れる名作チョーチョーオススメ。
ネタバレあり
一応解放したとはいえ重要人物のアレックスを警察がマークしないわけなく、そうするとアナの父親も誘拐は不可能だった。
アナの父親も同様で、不可解な行動を取っていたり、空き家を所持していたりするのに家捜しが刑事一人だったり…しかも途中でタイミング悪く他に急行する。もっと入念に調査すると思う。
など挙げれば切りがないが話を進めるためにある程度ご都合なのは仕方ない。
でも全体としては2時間半を感じさせない作りだったと思う。
拷問のシーンは少し引いた。全く耐性のない人は視聴はやめたほうが良い。
ですね。
SF映画・・・「メッセージ」「ブレレドランナー2049」
そして「デューン砂の惑星」で、SF映画に圧倒的な才能をみせつける
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督。
しかし「灼熱の魂」とこの作品「プリズナーズ」では、神をも恐れぬ所業の
狂気の嵌まった人間を描き強烈な後味を残します。
SF作品では圧倒的な映像美と音楽の神秘的美しさが際立つだけに、
サスペンス要素の強い本作のエグさに別人監督のような印象を受けます。
宗教的要素ついことは、門外漢なので置いておくとして、
【狂気の犯人像】には驚きを禁じ得なかった。
犯人ホーリーを演じるメリッサ・レオ。
今年63歳で「ザ・ファイター」で2010年に
アカデミー賞助演女優賞も受けた実力派だが、あまり馴染みはない。
こと映画の面白さは娘を誘拐される父親を演じるヒュー・ジャックマン。
犯人を突き止める刑事を演じるジェイク・ギレンホール。
そしてあまりにも意外な犯人役のメリッサ・レオの3人の怪演にあるが、
トリックのような謎の男ポール・ダノの存在も実に大きい。
感謝祭の日。
ペンシルバニア州のある田舎町で、2人の幼い少女が突然姿を消す。
父親のジャックマンと刑事のギレンホールは少女たちが消えた日に、
近くに停めてあった大型のRV車に注目する。
その車を運転していた男は10歳程度の知能しかないアレックス(ポール・ダノ)
だった。
この映画が特異なのは、娘を誘拐されたと信じるジャックマンが私的捜査を
勝手に進めてアレックスを犯人と決めつけ、空き家に監禁して、熱湯を浴びせたり
残酷なリンチに走る点だ。
ヒュー・ジャックマンは娘が行方知らずになって理性を失い暴走する父親像を
全く共感出来ない男として演じてみせる。
一方で刑事のギレンホールは捜査を手順を踏んで定石通り進める男として
描かれる。
性犯罪者のリストから追って行くと、教会の地下室からミイラになった男の
骨が発見される。
実はこの誘拐事件は数十年に渡る少年・少女誘拐事件の真相に
近付く序章だったのだ。
ミイラ化していた男がアレックスの伯母を名乗るホーリー(真犯人)の夫で、
長年に渡って誘拐・拉致・監禁を愉しむ夫婦だったのだ。
ポール・ダノも誘拐された少年の一人で、誘拐犯夫婦の手伝いをさせられている
被害者なのだった
例のごとく、ポール・ダノの不審者であり精神障害者(拘禁により、
教育もまともな発育も妨げられた彼こそ最も歪められた人生をホリーによって
強いられた被害者・・・なのだが、その不審者演技がうますぎて言葉もない)
ポール・ダノ演じるアレックスの哀れさと狂気のリンチに走るジャックマン。
その彼が受ける報復はある意味で当然のように思えてしまう。
陰鬱な展開で狂気に陥る父親にグイグイ引き摺られ、
意外な犯人像と言い難い悪意の真相と結末に唖然とし、
更に追い討ちをかける悪魔のラスト。
長いけれどサスペンスの楽しみは十分に味わえる作品だった。
(ヒュー・ジャックマン)の演技が凄い。いい感じのテンションをを保ったまま最後まで進む。
そして、この監督の醸す気配が好きだからだろうな。相性っていえば、それまでだけど。
この映画、痛い(メンタルにもフィジカルにも)ところが沢山あるけど、終わり方が、なかなかいい。
プリズナーズの含意。登場人物に各々のプリズンが用意されている。なんてことを考えさせられる良い映画だった。
【ネタバレ】
被害者と密に接しないと知り得ない情報を彼が事を知っているとするなら、かつ彼が知恵遅れであることを考えれば、主犯候補として残る選択肢は一つしかない。
そのあたりを考えると、(ヒュー・ジャックマン)が、もっと早く主犯が誰が気付くんじゃないの。
あそこまで拷問する前にね。