およそ十数年ぶりの再読。
2070年の近未来(?)、夏休みには少々早い、ひと夏の冒険譚であります。
ライトノベルよりもヤングアダルトよりも、ジュブナイルと呼ぶのがしっくりくる本作。休みの日にみんなでちょっと遠出を、といったノリで物語は進みますが、そこは近未来の小学生たちが主人公。宇宙船で地球のまわりを一周したり、ロボットと戦ったり、音速で飛行するシャトル上で壮絶なバトルをやってのけたりします。この子たち、大長編ドラえもんや名探偵コナンもびっくりのオーバースペック揃い。
こうしたライトノベルは年長になってから読み返すと、テーマや描写が古びていたり、無理矢理に差し挟まれるコメディ描写が寒々しかったりで、けっこうつらいものがあるんですが、本作の場合はもともとコメディタッチということもあり、読んでいて違和感を覚えるようなこともありません。ただ・・・次々に出てくるサブカルネタが古い(笑)。サンダバードやらタイムボカンやら、設定上100年前のサブカルに精通する小学生たち!
惚けたノリながら、時々ダークな描写もあり。暖かさと残酷さが混じり合った奇妙な味わいです。続きが読めなかったのがたいへん残念。
もうひとつ、残念なところを挙げると誤植がけっこう多いんです。ちゃんと校正してください。
Kindle 価格: | ¥638 (税込) |
獲得ポイント: | 6ポイント (1%) |
を購読しました。 続刊の配信が可能になってから24時間以内に予約注文します。最新刊がリリースされると、予約注文期間中に利用可能な最低価格がデフォルトで設定している支払い方法に請求されます。
「メンバーシップおよび購読」で、支払い方法や端末の更新、続刊のスキップやキャンセルができます。
エラーが発生しました。 エラーのため、お客様の定期購読を処理できませんでした。更新してもう一度やり直してください。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
友井町バスターズ (富士見ファンタジア文庫) Kindle版
ぼく、勝亦ひかる。富士山の見える町、友井町に住む、小学校五年生。ある金曜日、親友の雨森康雄ことキャンディが、クラスメイトの柿ピーが失踪したってことを知らせてきたんだ!こうしちゃいられない。ぼくは早速、キャンディと、超能力を持っている(らしい)ぼくの妹きららとともに、柿ピーを捜す旅に出発した。だけど、それがあんなに凄い大冒険になるとは、その時のぼくにはわからなかったんだ…。第八回富士見ファンタジア長編小説大賞の準入選に輝いた作品。ピチピチの新鋭が描く、ハートフルで懐かしい、ファンタスティック・アドベンチャー。
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2014/7/19
- ファイルサイズ14929 KB
この本はファイルサイズが大きいため、ダウンロードに時間がかかる場合があります。Kindle端末では、この本を3G接続でダウンロードすることができませんので、Wi-Fiネットワークをご利用ください。
登録情報
- ASIN : B00LP8NDE6
- 出版社 : KADOKAWA (2014/7/19)
- 発売日 : 2014/7/19
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 14929 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 276ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 463,124位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 3,648位富士見ファンタジア文庫
- - 46,588位ライトノベル (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2014年7月9日に日本でレビュー済み
2005年3月22日に日本でレビュー済み
子供の目線から見れば、ありふれたこの世界も真新しく大きなものに見えます。
せいぜい自転車で移動できる程度の狭い行動半径ではあっても、壮大な冒険の舞台です。主人公はもちろん自分。子供であれば、誰しも主人公になれる権利を持っているものです。
そういうことを思い出させてくれる『友井町バスターズ』。
主人公も主要登場人物も子供です。
そりゃ、大人であっても、自分の人生の主人公は自分だし、自分でなければならないのですが。
ライトノベルの読者は、大人と子供の間のどちらでもないグレイゾーンの中高生ぐらいが多いと思います。子供の視点の良い部分を忘れずに大人になってほしいというメッセージと読み取ることもできます。深読みすればですが。
せいぜい自転車で移動できる程度の狭い行動半径ではあっても、壮大な冒険の舞台です。主人公はもちろん自分。子供であれば、誰しも主人公になれる権利を持っているものです。
そういうことを思い出させてくれる『友井町バスターズ』。
主人公も主要登場人物も子供です。
そりゃ、大人であっても、自分の人生の主人公は自分だし、自分でなければならないのですが。
ライトノベルの読者は、大人と子供の間のどちらでもないグレイゾーンの中高生ぐらいが多いと思います。子供の視点の良い部分を忘れずに大人になってほしいというメッセージと読み取ることもできます。深読みすればですが。