かぐや姫の物語 [Blu-ray]
仕様 | 価格 | 新品 | 中古品 |
Blu-ray
"もう一度試してください。" | ジブリがいっぱいCOLLECTION オリジナル 2024卓上カレンダー付き - スタジオジブリ ウィンター・キャンペーン |
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"もう一度試してください。" | ジブリがいっぱいCOLLECTION オリジナル マルチポーチ付き - スタジオジブリ サマー・キャンペーン |
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フォーマット | 色, ドルビー, DTS Stereo, ワイドスクリーン, 字幕付き, 吹き替え |
コントリビュータ | 高畑勲 |
言語 | 日本語, 英語, フランス語, 広東語 |
稼働時間 | 2 時間 17 分 |
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メーカーによる説明
高畑勲監督作品集 | パンダコパンダ | じゃりン子チエ 劇場版 | セロ弾きのゴーシュ | 火垂るの墓 | |
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価格 | ¥51,000¥51,000 | ¥4,500¥4,500 | ¥5,223¥5,223 | ¥5,109¥5,109 | ¥5,843¥5,843 |
形式 | ブルーレイ | ブルーレイ | ブルーレイ | ブルーレイ | ブルーレイ |
劇場版『赤毛のアン〜グリーンゲーブルズへの道〜』 | おもひでぽろぽろ | 平成狸合戦ぽんぽこ | ホーホケキョとなりの山田くん | かぐや姫の物語 | |
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形式 | ブルーレイ | ブルーレイ | ブルーレイ | ブルーレイ | ブルーレイ |
商品の説明
高畑勲監督14年ぶりの最新作。そして、ジブリ史上、最大の野心作。
ジブリがいっぱいCOLLECTION
高畑 勲 監督作品
『かぐや姫の物語』
「姫の犯した罪と罰。」 スタジオジブリが描く真実(ほんとう)のかぐや姫
竹の中から生まれ、すぐに成長して美しい娘に育ち、求婚者たちを次々と振ったあげく、満月の夜、迎えにきた使者とともに月へと去ってしまう――かぐや姫はいったい何のために地球にやってきて、なぜ月へ帰ることになったのか。この地で何を思い生きていたのか。かぐや姫の罪とは、その罰とはいったい何だったのか。本作『かぐや姫の物語』は、誰もが知る“かぐや姫"の筋書きはそのままに、誰も知ることのなかったその「心」を描くことで、日本最古の物語に隠された人間・かぐや姫の真実が描き出されました。
本作の監督は、「アルプスの少女ハイジ」「赤毛のアン」『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』…日本のアニメーションの礎を築いた多くの作品を生み出したアニメーション映画監督・高畑勲。その高畑監督14年ぶりの最新作となります。既成のアニメーション映画の枠組みを超えた作品を生み出し続ける高畑監督のこだわりによって、デジタルならではの技法を極限まで追求した作品となりました。
【商品仕様詳細】
<仕様>
BD50/1枚/ピクチャーディスク/MPEG-4AVC/MGVC/複製不能
<画面サイズ>
16:9ワイドスクリーン 1920×1080 FULL HD
<音声>
日本語(2.0chステレオ/リニアPCM)
日本語(5.1ch/DTS-HDマスターオーディオTM(ロスレス))
英語、フランス語、北京語、広東語(5.1ch/ドルビーデジタル)
<字幕>
日本語、英語、フランス語、韓国語、中国語(繁体字・北京語)、中国語(繁体字・広東語)
<映像特典>
●絵コンテ
●アフレコ台本
●完成報告会見
●予告編集
★特殊パッケージ仕様
<同時発売>
『かぐや姫の物語 (DVD)』
※商品情報は変更になる場合があります。
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語, 英語, フランス語, 広東語
- 製品サイズ : 25 x 2.2 x 18 cm; 196 g
- EAN : 4959241754820
- 商品モデル番号 : DenpaOnna-27
- 監督 : 高畑勲
- メディア形式 : 色, ドルビー, DTS Stereo, ワイドスクリーン, 字幕付き, 吹き替え
- 時間 : 2 時間 17 分
- 発売日 : 2014/12/3
- 字幕: : 日本語, 英語
- 言語 : 英語 (Dolby Digital 5.1), 日本語 (PCM), フランス語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
- ASIN : B00N2KU3F2
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 15,395位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 275位ブルーレイ キッズ・ファミリー
- - 902位キッズアニメ・映画
- - 1,745位ブルーレイ アニメ
- カスタマーレビュー:
イメージ付きのレビュー
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
このブルーレイシリーズ、
クオリティが高すぎる。
後にも先にもこの作品を誰も超えられない。
岡田斗司夫さんの解説で興味が出たら見てみるといいでしょう。
映画館で観たかった。
これを観ないのはあまりにもったいない!
これを観ないのはあまりにもったいない!
でも8年と50億かけすぎじゃないかな。
全盛期の日本昔ばなし のスタッフなら、もっと簡単な作りと10分の1以下の予算で、同じ説得力のアニメを作ったかも。 とつい思ってしまった。
「 漫画映画の志―『やぶにらみの暴君』と『王と鳥』 」を著している。
そして、『やぶにらみの暴君』」を指標と仰ぎなから進んで来た著者の自己総括をして、
「(自分たちが努力してきた表現技術は)デイズニー流の「本当らしい嘘」の本当らしさを観客に信じさせるためではあったが、
「嘘らしい本当」の嘘らしさを暴いて「本当」を見破らせ、何が本当の本当かを気付かせることは、ほとんどできなかったのではないか」
と自問する。そして、距離を於いて「考えさせる」グリモーの作風を取り込むことで、
「心の「癒し」に役立ったり「泣け」たり「勇気をもらえ」た気になったりするのみの映画でなく、
(観客が自分で自分や世界のことをもっと考えさせる)「役に立つ」アニメーション映画を目指すことを語っている。
かぐや姫の物語は、高畑勲のそんな思いが、渾身の力で込められた最高傑作だ。
作品の話は、マルチレイヤーで、重層的に様々な意味や、隠喩、教訓が込められており、
私は、映画館で4回見たが、
3回目の鑑賞の時に、作品が、かぐや姫の物語を借りた、あなたの、
そして私の人生の物語なのだと思い至ったとき、
なんとすごい作品が作られたものかと全身が感動で震え上がった。
これは、夢を実現することができた成功者の物語ではなく、
自分の志のように生きられず、生きている手ごたえを得ることができず、
前向きに生きられず、自己嫌悪に落ちいっている、あなたと、そしてわたしの物語だ。
作品で語られる、かぐや姫と翁、嫗が感じる喜怒哀楽は、
我々が人生の中で体験する様々な瞬間と、その感情のすべてを表しているかのように思われる。
そして、生きるために生まれてきたのに、生きることから逃れてしまい、
月に帰らななければいけなくなったかぐや姫の、それでもなお、この穢れた地上で生き続けたいという心の叫びを通じ、
生きることは、苦しみに満ちている、いや苦しみに満ちているからこそ、
僅かに訪れる喜びの瞬間は限りなく輝いており、実現できなかった夢への後悔の念を含めて、
その一瞬一瞬が、かけがえのないものだということを、静かに、優しく、そして奇跡的に繊細なタッチで描き切っている。
最後の瞬間、月から観客を眺める赤子のかぐや姫は、私はいつか、また地上に転生しますよと語りかけ、
同時に、あなたたちも、すべてが露と消えるその瞬間まで、喜びとともに、悲しみや苦しみをも、
しっかりとかみしめながら、今の瞬間を生きてくださいと語りかけているように思われた。
それにしても、月からの迎えが来た時のかぐや姫の心の葛藤を描き切った音楽とその演出の見事さ、
また満月の夜の景色を薄い藍色で描き切った美術の美しさ、これは奇跡のアニメーションだと思う。
そして、この映画は、震災で心に傷を負った東北の人たちへの、
高畑監督の優しいメッセージではないだろうか。
と感じた。
他人の感想として一番共感したのは、大林宣彦監督の、
「おそらく、誰にとってもあのラストシーンは違和感でしょうね。あれが違和感に見えるか、あれこそが透明な
自然な姿に見えるかってのが、この映画を理解する、あるいは共感できるヘソの緒みたいなものでしょうかね。
『かぐや姫の物語』っていうのは、とんでもない‥物が生まれちゃったってことですよ地球上に。
えぇ‥スゲェことですこれ」で、この言葉に作品のエッセンスがすべて込められているのではないかと思う。
また、あるお寺のサイトには、「近年、これほど日本人の無常観を訴えた映画を、私は知らない。いのちは儚くも、美しい。
束の間の生を愛おしむ。だから今を懸命に生きろ。78歳の老匠が、私たちにそう語りかけている。評価A。」と記載されている。
そして、この作品を見るかどうかためらっている方には、
三池崇史氏の言葉、「確実に言えるのは‥やっぱ観なきゃ損だろうなぁと」を送りたい。
追記:
映画公開後、岡田斗司夫氏の「今回のアニメは見どころ少なかったなぁ。 お話も人物造型もすっごく薄味だったし。 劇場で5回ぐらい寝ちゃいました」というような感想に加えて、鈴木敏夫氏から、宮崎駿氏が「この映画で泣くのは素人だよ」と感想を漏らしたということが伝えられると、
あっという間につまらない映画という評価が固まってしまったように感じられる。
これだけ素晴らしい映画なのに、国内での評価が特に評論家の間であまり高くなく、少なくとも商業ベースの評論で、
この作品の魅力を十二分に言葉にした評論をほとんど見かけなかった。
ところが、海外の評価を見ると、日本人の仏教的な死生観を扱った作品なのに、十分にその普遍的な意味を理解して作品を評価しているのには驚かされる。
まさに、僕が感じた思いを十二分に言葉にしている評論を多数見かけることができ、溜飲が下がる思いだった。
「かぐや姫の物語」海外の反応まとめ【レビュー・感想】と入力すると、簡単にサイトの記事を発見できると思うが、
サイトに翻訳された評論が載っているのだが、そのいくつかを抜粋させてもらう。
”物語の壮大な深さ、率直な誠実さ、そして極めて美しい映像、「かぐや姫の物語」は時を越えた魅力を持つ現代アニメーションの財宝である。(rotten tomatoes)”
”「かぐや姫の物語」が遺作となるなら、高畑勲はそのキャリアのピークに映画界を去ることになる。(Crunchyroll)”
”モノとしてではなく一人の人間としてのかぐや姫に注目することで、日本最古の民話を幸せを求めようと精一杯生きる普通の人々の物語として蘇らせた。(Kotaku Australia)”
”この夢のような逃避劇はヒロインの精神的、感情的行路を完璧に描いている。そしてそれこそが「かぐや姫の物語」の核心なのである。(Green Tea Graffiti)”
”世界中の人が見るべき作品、殿堂に入るに値する作品。あらゆる点についての完璧さが、この作品を特異であると同時にまったく普遍的なものにしており、典型的に日本的な要素をよりどころにしながら、すべての人類へ向けられたテーマを発展させている。(FilmoSphere)”
”なんというヒロインだろう。ジブリ映画でしばしば見られる環境のテーマがここでも語られるが、それを本当に羽ばたかせているものは、強いフェミニズム的な調子である。かぐや姫は、街中にいるほかのほとんどの女性たちと同じように、彼女の周りにいる男性によってモノとして扱われる。(Indiewire)”
”2014カンヌ映画祭の私にとってのパルムドールは高畑勲の「かぐや姫の物語」だ。(Lib'ration)”
”この映画は、いつも驚くような仕方で、表現方法を変え、このヒロインの人生のエピソードを色とりどりに描きながら、とめどなく変化し、動き続ける。(Le Passeur Critique)”
アメリカの映画評論サイト、rotten tomatoesでは、78人のプロの批評家の評価で、100%全ての批評家がfreshといっており、平均点は8.4で今回アカデミー賞ノミネート作品の中で最高点である。さらに9,877の観客の92%が作品を素晴らしいと評価しており、このサイトでの作品の評価についてのみいえば、
小津の「東京物語」に匹敵する高評価である。
今ではrashomon effectとして英語表現にまで定着した、黒澤明の「羅生門」の素晴らしさは、国内ではなく、
海外の評論家が発見した事を思い出していただきたい。
本作は、間違いなく映画史、アニメーション史に刻まれるべき傑作です。ノイズに惑わされることなく、是非是非、ご鑑賞ください。
今まで散々アニメ化や絵本化されている作品です。
「かぐや姫の物語」は、手描きの絵が動いているような映像表現がとても懐かしく、温かい。
CGやデジタルでの表現が多いアニメ業界ですが、今作は手作り感のある「絵」を見ているだけで感動します。
水彩画の美しさ、線画の力強さ、色彩の優しさ。とにかく絵の魅力が素晴らしい。
ストーリーも素晴らしい。かぐや姫の喜怒哀楽に感情移入してしまいます。
かぐや姫の幼少期を丁寧に描いているのですが、それが後半やラストシーンに深みを与えています。
全体を通してみると、はっきり言って辛くてせつなくて悲しくなる。決して明るい話ではないです。
幼少期の姫は毎日が楽しくて幸せだった。
都に出てからの姫はカゴの中の鳥状態。毎日退屈で辛い日々。
どうしようもないクズ男どもばかり寄ってくる、今で言うセクハラパワハラばかりです。
翁は結婚こそが姫の幸せと望んでやまない。そんなことは望んでいないのに。
姫は板挟み状態でどんどん追い込まれていきます。
幼少期に出会う「捨丸」はジブリ版のオリジナルキャラですが、
かぐや姫の辛さを表現する上で必要不可欠な人物であると思います。
不倫じゃんなどと言った薄っぺらい感想もよく目にしますが。
特に斬新だったのはラストシーンです。月の天人がお迎えに来るのですが…
この物語において、「月」とは「あの世」。
あの世へ帰ると言うことは「死」を意味します。「無」になると言うことでしょうか。
「阿弥陀聖衆来迎図」が出てくることでその意味がわかります。
つまり、地球は「この世」なんですね。生と死の表現が素晴らしく斬新でした。
地球に想いを寄せたことが「罪」、地球で生きることが「罰」。
この辺のことをしっかり解釈できるかできないかでこの物語の評価も変わってくると思います。
人間の「生」の尊さ、辛いことが多い世の中だけど「生」は尊い。
かぐや姫は「死」を目前にして「生」の素晴らしさを痛感し月に帰る事を拒絶します。
問答無用で月から迎えにきた仏様は衣を着せてしまいますが。
かぐや姫が最後に地球を振り返るシーンが本当に感動します。
月へ向かう(死へ向かう)途中、色もモノクロになっていきますが、一瞬ですがモノクロになった色が鮮やかに戻ります。
この瞬間、かぐや姫は地球での記憶を思い出したはずです。目からは涙が溢れています。
こんな素敵な作品を世の中に残してくれた高畑勲監督、あなたは偉大です。
何度も何度も繰り返し観ていたいと思える最高のアニメ映画です。
本当に感動しました。素敵な作品を届けてくれてありがとうございました。
今作においては音楽も素晴らしく、サントラもお勧めします。
主題歌である「いのちの記憶」もいつまでも心に残り響く曲です。