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モダンのクールダウン Kindle版

4.0 5つ星のうち4.0 5個の評価

モダンとポストモダンを通過した私たちにとって、「リアリティ」「公共性」とは何か? 東浩紀の動物化論、大塚英志の物語消費論を導きの糸として、文学、SF、萌え、そしてアレントやデリダも参照して、時代の「お約束」について考える。
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商品の説明

出版社からのコメント

▼かつて脚光をあびながら、 今では古色蒼然とした感のある言葉「ポストモダン」。しかしそれは確かに何かを意味していたし、今でも何かを意味しています。▼そもそも「近代」っ て、なんでしょう? モダンとポストモダンを通過したわたしたち現代人にと って、「リアリティ」「公共性」はどういう変容を蒙っているのでしょうか。 東浩紀さんの「動物化」論や大塚英志さんの「物語消費」論、さらにSFやサブ カルチャーを手がかりに再考します。▼そして現代の社会思想のなかで最もホットなテーマと言える「公共性」の問題を、「労働し遊ぶ動物=人間」がつく りだす「環境」として捉え直し、ハンナ・アレント、ジョルジョ・アガンベ ン、さらにあのジャック・デリダの「脱構築」などを手がかりに縦横に論じま す。▼季刊『インターコミュニケーション』連載時から「まとめて読みたい!」というご希望の多かった作品を全面的に改稿した長編評論。

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B00NMHCMUO
  • 出版社 ‏ : ‎ NTT出版 (2006/4/6)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/4/6
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 767 KB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効にされていません
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 付箋メモ ‏ : ‎ Kindle Scribeで
  • 本の長さ ‏ : ‎ 207ページ
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 5個の評価

著者について

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稲葉 振一郎
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2006年4月28日に日本でレビュー済み
結局のところ、

第1章 ポストモダンとは何(だったの)か

第2章 物語の解体と消費

と、

第7章 「動物化」論の着地点

第8章 等質空間からの脱出

の半分だけで充分にこの本は成り立っている。

東浩紀、大塚英志氏を軸にそれに永井均、本田透氏を継ぎ接ぎしながらも、つかずはなれずの微妙な距離を保った言説を紡いでいる。そのスタンスに本書の中でも触れられている否定神学そのものではないかという疑念も抱かざるをえないが、稲葉氏のスタンスは続刊で明らかにされるということなのでそれに期待するしかない。あくまで当書はこの後展開されるであろう思想の下準備としての既存の議論の整理という扱いなのだろう。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年11月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 東浩紀の『動物化』論を現在のポストモダン状況分析に関する重要な貢献と認めた上で、大塚英志の東批判を意識しつつ、公共性構築への筋道を探る内容。

 著者は『動物化』論を「『物語の終焉』以降の『キャラ萌え』的消費者は、もはや人格的『個人』ではない」と要約し、だがこの議論の射程をフィクション消費の水準に限定する。そこで次に検討すべきは虚構と「現実」の関係、となる(p38)。

 まず東的「データベース」=「広く共有されたSF・ファンタジー的道具立ての集積」と押さえ、今日ではそれがリアリズム的「現実世界」に取って代わったとした上で(p75)、「環境として人々の行動を制約するテーマパーク型権力」との親和性も指摘する。問題はここでの「公共性」の構築の可否。著者は東がそこでシニシズムに陥った、と言いたげだ。しかし翻って、「文芸的公共性」を構成した「現実世界」も「お約束」でしかなかった。ならばキャラ萌えのテーマパークだって公共性の基盤になり得るだろう、という訳で大塚英志の「まんが・アニメ的リアリズム」が導入される。

 留意すべきは、著者の言うリアリズムが実際には「脱構築」に近いという点(p219)。あるいはラカン的なリアルを想起させる。だがそうすると、「物語」と「データベース」の差異が言語間の差異と類比的に捉えられていることになり、この類比の妥当性は要検討(InterCommunication誌No.58の東・稲葉対談における東の反論も、そこに関わるように思う)。

 あと、テーマパークに遊ぶ畜群と対決しつつ導く役割を誰が担うかについての話は、昔の左翼の革命的主体探しと同じで、論じても仕方ないことのようにも思う(読者サービスとしては分かるが…)。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年10月12日に日本でレビュー済み
(素人の書評なので笑っておゆるしくださいね)

読んでいて「わかる楽しさ」があり、夢中で読んでしまいました

社会学のゼミの先生が、年度のはじめに
「去年までの講義では社会学をつかって楽しもう、と言ってきましたが、
ゼミでは、プロとして社会学をつかって楽しませることを目指しましょう」
といっていたのを思い出しました
稲葉さんは(社会学の方ではありませんが)プロだと思いました

例えば私は、東浩紀さんの本を、読んでいるときは面白くて仕方ないのに
読んだ後、面白さを身近な人に説明できませんでした

そんな、頭の中でモザイクがかかっていた部分の解像度が上がりました
そんなことまで言葉でくっきり言えるのだ、とドキドキしました

ただし、少しも予備知識がない用語が出てくると
素人の私にはすぐついていけなくなってしまいます
それでも、話のロジックがわかりやすいので、
用語を後追いで勉強すればちゃんと読める(はず)です

少なくとも、お手上げ、と思っていた物事を
話したり考えたりする切り口がもらえます
それは、物事を単純化して割り切ることとは全く違うんだと
私のつたない頭にも勇気を(というか根気かも)貰えました
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年2月9日に日本でレビュー済み
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