「ビックデータとは何なのか?」という基本的なところから解説されていますので、この分野について初心者でも読めると思います。
「ビックデータ」についての解説は他のビックデータ関連本と大差ないですが、医療業界における「ビックデータ」の活用事例が豊富に記述されていますので、医療関係者には興味深く読めると思います。
ただし、BIツールやデータベースなどの技術的なことはあまり記述されていません。
日本の医療業界は海外と比べて医療ビックデータの活用が大きく遅れていることが指摘されており、実際にその通りだと感じます。
この本をきっかけに日本にも医療ビックデータの活用が広がれば良いと思います。
Kindle 価格: | ¥1,980 (税込) |
獲得ポイント: | 20ポイント (1%) |
を購読しました。 続刊の配信が可能になってから24時間以内に予約注文します。最新刊がリリースされると、予約注文期間中に利用可能な最低価格がデフォルトで設定している支払い方法に請求されます。
「メンバーシップおよび購読」で、支払い方法や端末の更新、続刊のスキップやキャンセルができます。
エラーが発生しました。 エラーのため、お客様の定期購読を処理できませんでした。更新してもう一度やり直してください。

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
医療ビッグデータがもたらす社会変革 Kindle版
医療の世界でも、2011年頃を境にビッグデータ(bigdata)関連の医学論文が急激に増えてきた。論文の内容をみれば“Publichealth"関連が最も多く、これに続くのが“Healthcare"に関するものだ。
とはいえ、ビッグデータの実態はと問えば、まだ誰も確たる答えは持っていないのではないだろうか。
いわゆるビッグデータは現時点において、ある事象と別の事象の間にある相関関係をあぶり出してくれる。これまでわからなかった相関関係が判明することにより、人類は大きな恩恵を受けるだろう。
けれども医学の世界では、何かの相関関係が明らかになったからといって、それに飛びつくわけにはいかない。医療の現場においては、1つの意思決定が人の命を左右しかねないのだ。データは、あくまでも
意思決定の際の1つの判断材料にすぎない。ましてや表面上の相関関係だけに目を奪われ、その背景に潜む因果関係を見過ごしてしまえば、取り返しの付かないミスを犯す恐れがある。
では、医療関係者はビッグデータとどのように向きあえばよいのだろうか。これが本書を貫く問題意識である。
本書では、医療におけるビッグデータの意義にフォーカスし、医療ビッグデータが産み出す価値についての考察をまとめた。本書が、日本における医療ビッグデータ活用の嚆矢となれば幸いである。
~「はじめに」より抜粋~
とはいえ、ビッグデータの実態はと問えば、まだ誰も確たる答えは持っていないのではないだろうか。
いわゆるビッグデータは現時点において、ある事象と別の事象の間にある相関関係をあぶり出してくれる。これまでわからなかった相関関係が判明することにより、人類は大きな恩恵を受けるだろう。
けれども医学の世界では、何かの相関関係が明らかになったからといって、それに飛びつくわけにはいかない。医療の現場においては、1つの意思決定が人の命を左右しかねないのだ。データは、あくまでも
意思決定の際の1つの判断材料にすぎない。ましてや表面上の相関関係だけに目を奪われ、その背景に潜む因果関係を見過ごしてしまえば、取り返しの付かないミスを犯す恐れがある。
では、医療関係者はビッグデータとどのように向きあえばよいのだろうか。これが本書を貫く問題意識である。
本書では、医療におけるビッグデータの意義にフォーカスし、医療ビッグデータが産み出す価値についての考察をまとめた。本書が、日本における医療ビッグデータ活用の嚆矢となれば幸いである。
~「はじめに」より抜粋~
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2014/5/12
- ファイルサイズ4113 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
この本を読んだ購入者はこれも読んでいます
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻健康情報分野教授
登録情報
- ASIN : B00O9OXBS6
- 出版社 : 日経BP (2014/5/12)
- 発売日 : 2014/5/12
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 4113 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 238ページ
- ページ番号ソース ISBN : 4822296288
- Amazon 売れ筋ランキング: - 349,521位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 9,362位医学・薬学
- - 28,200位科学・テクノロジー (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2015年12月26日に日本でレビュー済み
レポート
Amazonで購入
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2017年7月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
仕事で医療ビッグデータを扱う必要が生じて、あわてて買いました。とても読みやすく、初学者、特に臨床医に読んで欲しい書籍です。
逆にある程度勉強した人からは物足りないと思いますので、他の書籍を購入することをお勧めします。
逆にある程度勉強した人からは物足りないと思いますので、他の書籍を購入することをお勧めします。
2015年3月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
臨床医を10年以上続け、最近疫学を勉強し始めたものとして、これからの疫学研究の方向性を教えてもらった気がした。医療におけるビッグデータの必要性、使用についての危険性、など疫学指導者の知見が満載されており、これから役に立つと思われる。
2015年1月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
医療業界におけるビッグデータの状況が、業界全体の空気感から具体的活動まで色々と伝わってくる。
ビッグデータについて多少の実務知識がある私にとっては、中盤の章がもっともおもしろく参考になった。
なかでも2章から4章にかけては、国内・海外の豊富な事例を散りばめながらの解説で、医療ビッグデータの実務者ならではの濃い内容だと感じた。
(「もっともらしく整った象徴例」というよりは、「リアルな実務例」が多い点も良い)
世の中にあふれるビジネスハウツー的なビッグデータ解説本とは視点が異なり、本書はもっと広い視点で医療ビッグデータを理解したい人向けの良書だと思った。
ビッグデータについて多少の実務知識がある私にとっては、中盤の章がもっともおもしろく参考になった。
なかでも2章から4章にかけては、国内・海外の豊富な事例を散りばめながらの解説で、医療ビッグデータの実務者ならではの濃い内容だと感じた。
(「もっともらしく整った象徴例」というよりは、「リアルな実務例」が多い点も良い)
世の中にあふれるビジネスハウツー的なビッグデータ解説本とは視点が異なり、本書はもっと広い視点で医療ビッグデータを理解したい人向けの良書だと思った。
2014年12月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昨今の状況がたいへんよくまとまっていると思いました。
インタビューの箇所も大変参考になります(京都大の方々がどうしても印象でしたが)。
IMSの資料も良いと思います。
それぞれのデータベースのデータに関しては1つで良いので具体的なレコードを説明してなにができそうか読者が考えることができようにしていただきたかったです。
インタビューの箇所も大変参考になります(京都大の方々がどうしても印象でしたが)。
IMSの資料も良いと思います。
それぞれのデータベースのデータに関しては1つで良いので具体的なレコードを説明してなにができそうか読者が考えることができようにしていただきたかったです。