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純米酒を極める (光文社知恵の森文庫) Kindle版
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2011/1/20
- ファイルサイズ3349 KB
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
僕はお酒大好き人間である。とりわけ、日本酒が好きだ。そう言うと大概、「お好みはお燗ですか冷酒ですか」と聞かれる。だが、お燗でも、常温でも、冷酒でも何でも好きなのだ。どの温度で飲むかは、その酒次第と思っている。
現在は冷酒が花ざかりだが、昔は冷やした酒を飲むという習慣はあまり見かけなかったし、夏はビール、冬は熱燗が普通だった。
それが、二〇年ほど前、ある作家の家に招かれた際、「菊姫大吟醸」というとんでもなくおいしい酒を頂戴し、冷酒にも目覚めた。一〇年近く前、「十四代」という酒に出合って、その豊醇さに圧倒されたことも大きい。
現在は各地の純米吟醸酒にコっている。純米酒とは、米と水だけで造った酒、吟醸とは良質な米の外側を四〇%以上磨きとり、丁寧に造り上げることを言う。
本書は、今日の地酒ブームを作り出した立て役者の一人であり、酒造技術指導家としても名高い著者が、“純米酒に非ざれば日本酒に非ず”という信念を中核において、これからの日本酒のあり方、味わい方についての透徹した問題提起を行ったもの。
日本酒について知識を記したというよりは、モノ作りの啓蒙書の色合いが強いので、その方面から読むのもよいかもしれない。酒に関する本は多いが、酒造りについての実体験に基盤を置いてここまで書ける人はほかにいるまい。
“純米吟醸酒はお燗をつけるとマズくなる”“ビールと同じく、お酒も造りたての生酒がおいしい”“春の全国新酒鑑評会で金賞を取った酒が完成度の高いものである”などという、チマタに流れる俗説がいかに間違っているかは、最初の一五ページほどを読んだだけですぐに分かる。そして、秋まで掛けて熟成された“秋あがり”の純米酒を水で少し割り、人肌の燗で飲むのが一番おいしい、という著者の主張にグングン引き付けられてゆく自分に気付く。
しっかり読むと心が揺さぶられる、純米酒的好著である。
(弁護士 木村晋介)
(日経ベンチャー 2003/03/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
登録情報
- ASIN : B00OILJ260
- 出版社 : 光文社 (2011/1/20)
- 発売日 : 2011/1/20
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 3349 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 252ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 72,147位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 46位知恵の森文庫
- - 2,867位クッキング・レシピ (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
著者について

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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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それだけ、現在の業界には薄い知識で話してる業界人と消費者が溢れているということです。
これだけ筋の通った論調で、わかりやすく日本酒について書いた本は他にありません。
好きなら読んで欲しい。
純米酒こそが正統の日本酒。
筆者はアル添を全否定していませんが、この本以降純米酒でなければダメという流れが確立したようです。
日本酒の品質向上に多大な影響を与えた、まさに名著です。
酒の趣味はひとによってちがう. だから,読者は著者のかんがえが自分にあっているのかどうかを,みきわめるべきだろう. すくなくとも私のかんがえとはあっている. 著者が評価している純米酒専門の福光屋の酒 (たとえば福正宗) はやすくてうまいとおもう. もちろん著者はもっと値のはる酒も評価しているが,やすくてうまいものに関して意見が合ったことはうれしい.
やや偏見的な・個性的な文章が見られるので、万人には受けないのでしょうが、日本酒が好きな人は読んで得られるものは何かしらあるかと思います。