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My Humanity Kindle版
擬似神経制御言語ITPによる経験伝達と個人の文化的背景との相克を描く「地には豊穣」、ITPによる小児性愛者の矯正がグロテスクな結末を導く「allo,toi,toi」――長篇『あなたのための物語』と同設定の2篇にくわえ、軌道ステーションで起きたテロの顛末にして長篇『BEATLESS』のスピンオフ「Hollow Vision」、自己増殖ナノマシン禍に対峙する研究者を描いた書き下ろし「父たちの時間」の全4篇を収録した著者初の作品集
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2014/2/15
- ファイルサイズ782 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
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出版社より
プロトコル・オブ・ヒューマニティ | My Humanity | あなたのための物語 | |
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カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.5
131
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5つ星のうち4.2
150
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5つ星のうち4.4
377
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価格 | ¥2,090¥2,090 | ¥748¥748 | ¥1,078¥1,078 |
内容紹介 | 伝説の舞踏家である父の存在を追って、身体表現の最前線を志向するコンテンポラリーダンサーの護堂恒明は、不慮の事故によって右足を失い、AI制御の義足を身につけることになる。絶望のなか、義足を通して自らの肉体を掘り下げる恒明は、やがて友人の谷口が主宰するダンスカンパニーに参加、人のダンスとロボットのダンスを分ける人間性の【手続き/プロトコル】を表現しようとするが、待ち受けていたのは新たな地獄だったーー。SF史上もっとも卑近で、もっとも痛切なファーストコンタクト。 | 擬似神経制御言語ITPによる経験伝達と個人の文化的背景との相克を描く「地には豊穣」、 ITPによる小児性愛者の矯正がグロテスクな結末を導く「allo,toi,toi」―― 長篇『あなたのための物語』と同設定の2篇にくわえ、 軌道ステーションで起きたテロの顛末にして長篇『BEATLESS』のスピンオフ「Hollow Vision」、 自己増殖ナノマシン禍に対峙する研究者を描いた書き下ろし 「父たちの時間」の全4篇を収録した著者初の作品集 | 西暦2083年。人工神経制御言語・ITPの開発者サマンサは、ITPテキストで記述される仮想人格《wanna be》に小説の執筆をさせることによって、使用者が創造性を兼ね備えるという証明を試みていた。そんな矢先、サマンサの余命が半年であることが判明。彼女は残された日々を、ITP商品化の障壁である"感覚の平板化"の解決に捧げようとする。いっぽう《wanna be》は徐々に、彼女のための物語を語りはじめるが……。 |
商品の説明
著者について
長谷敏司(はせ・さとし)
1974年大阪府生まれ。関西大学卒。
2001年、第6回スニーカー大賞金賞を受賞した『戦略拠点32098 楽園』で作家デビュー。
2005年に開幕した『円環少女(スクリットガール)』シリーズで、その人気を不動のものとする。
2009年、初の本格SF長篇『あなたのための物語』(ハヤカワ文庫JA)で「ベストSF2009」国内篇第2位、第30回日本SF大賞候補にもなった。
主な作品に『BEATLESS』『メタルギア ソリッド スネークイーター』など。
1974年大阪府生まれ。関西大学卒。
2001年、第6回スニーカー大賞金賞を受賞した『戦略拠点32098 楽園』で作家デビュー。
2005年に開幕した『円環少女(スクリットガール)』シリーズで、その人気を不動のものとする。
2009年、初の本格SF長篇『あなたのための物語』(ハヤカワ文庫JA)で「ベストSF2009」国内篇第2位、第30回日本SF大賞候補にもなった。
主な作品に『BEATLESS』『メタルギア ソリッド スネークイーター』など。
登録情報
- ASIN : B00P0QOULO
- 出版社 : 早川書房 (2014/2/15)
- 発売日 : 2014/2/15
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 782 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 287ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 138,470位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 14,711位日本の小説・文芸
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年3月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「allo, toi, toi」は再読。小児性犯罪者をどう扱うべきかという深刻で重いテーマを正面から突きつけられる。初読時の衝撃は衰えない。書き下ろしの「父たちの時間」がとても面白かった。漏出したナノマシンが独自の進化をとげてウイルスみたいにバージョンアップしていくのは予想どおり。円谷プロで特撮映画化してほしい。オチはこう来たかあ。名作SF映画・小説へのオマージュと感じられるシーンがあちこちに。
2022年10月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読みやすく豊富な情報を持つ文章で脳機能拡張や超高度AIやナノマシンなどが一般化し、
シンギュラリティを向かえている社会状況のなかでの人々はどうしているか?は興味を引かれますが
なんだかそれぞれ楽しくないようで、根本的なところは解決してないんだなぁと言う残念感。
超高度AIはシンギュラリティして相当に高まってるようなので奇想天外なアイデアや素材の改善する
基礎を出力してくれたり、人間社会のモラル的には問題あるけど解決しちゃったりしないのかな?と
甘々な未来社会を望みました。
シンギュラリティを向かえている社会状況のなかでの人々はどうしているか?は興味を引かれますが
なんだかそれぞれ楽しくないようで、根本的なところは解決してないんだなぁと言う残念感。
超高度AIはシンギュラリティして相当に高まってるようなので奇想天外なアイデアや素材の改善する
基礎を出力してくれたり、人間社会のモラル的には問題あるけど解決しちゃったりしないのかな?と
甘々な未来社会を望みました。
2022年6月8日に日本でレビュー済み
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"『人間が選択の最後のボタンを押すとき向き合うのは、科学じゃない。科学に従事する俺たちが、働いている動機の問題だ。人間性の問題だよ』"2014年発刊の本書は著者初の作品集にして、それぞれテクノロジーによって変容を迫られる人間性を描いた物語。
個人的には日本人作家のSFが読みたくなったので、アニメ化もされた『BEATLESS』の作者の初短編も手にとってみました。
さて、そんな本書はタイトル通り『人間性(ヒューマニティ)』をテーマにした作品が4作品収録されているわけですが。
中では『経験そのものを他者の脳に再現する』擬似神経制御言語ITP開発を巡る技術者たちの葛藤を描いた『地には豊穣』にはグローバル化が進み、一方で存在感の低下からデバイスやソフトの多くを"日本製"ではなく、【海外製品を使用せざるを得なくなった現状】を重ねたり、また、書き下ろしとなる、原子力発電所の除染作業に有効とみられていたナノマシンが暴走し、進化する『父たちの時間』には、やはり【フクシマ原発の廃炉作業やコロナ禍】をイメージしたり、と、フィクションとはいえ、絶妙に『現代日本とも地続きで繋がっている感じ』が印象に残りました。
また、少児性愛の犯罪者を矯正する為に前述のITPが使用された顛末を描いた『allo.toi.toi』も、性犯罪者の再犯罪率の高さが問題となる中、リアリティがある内容で。結末こそ【必然的なグロテスクさ】で終わるとはいえ、本当に『子どもたちを理解しているのはどちら?』も含めて考えさせられる良作でした。
読みやすく面白いSF短編集を探す方へ。またSFギミックに頼りすぎず、人間に寄り添った作品が好きな方にもオススメ。
個人的には日本人作家のSFが読みたくなったので、アニメ化もされた『BEATLESS』の作者の初短編も手にとってみました。
さて、そんな本書はタイトル通り『人間性(ヒューマニティ)』をテーマにした作品が4作品収録されているわけですが。
中では『経験そのものを他者の脳に再現する』擬似神経制御言語ITP開発を巡る技術者たちの葛藤を描いた『地には豊穣』にはグローバル化が進み、一方で存在感の低下からデバイスやソフトの多くを"日本製"ではなく、【海外製品を使用せざるを得なくなった現状】を重ねたり、また、書き下ろしとなる、原子力発電所の除染作業に有効とみられていたナノマシンが暴走し、進化する『父たちの時間』には、やはり【フクシマ原発の廃炉作業やコロナ禍】をイメージしたり、と、フィクションとはいえ、絶妙に『現代日本とも地続きで繋がっている感じ』が印象に残りました。
また、少児性愛の犯罪者を矯正する為に前述のITPが使用された顛末を描いた『allo.toi.toi』も、性犯罪者の再犯罪率の高さが問題となる中、リアリティがある内容で。結末こそ【必然的なグロテスクさ】で終わるとはいえ、本当に『子どもたちを理解しているのはどちら?』も含めて考えさせられる良作でした。
読みやすく面白いSF短編集を探す方へ。またSFギミックに頼りすぎず、人間に寄り添った作品が好きな方にもオススメ。
2023年3月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文章が読みにくいため、内容がわかりづらい。
人物描写も薄っぺらいため、リアリティが感じられない。
人物描写も薄っぺらいため、リアリティが感じられない。
2016年11月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
【要約】文化人類学SFか?と思ったらあたま山で、あたま池に飛び込んだらアリスがお茶会していましたとさ、するとオリヴァーサックスさんがやって来て彼を救ってくれました。
それはエレベーターで上った先の、デザインを与えられて支配される世界の物語。と、思ったらシン・ゴジラ。
それはエレベーターで上った先の、デザインを与えられて支配される世界の物語。と、思ったらシン・ゴジラ。
2016年7月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
情緒的な表現は抑えつつ、ナノマシンや人工知能が高度に発達した世界で起きる事件を描いています。ヒトの脳の働きを遥かに超えた人工知能やナノマシンが世界を支配するとき、個々の人間が直面する問題。作品中では事件、事故の成り行きについて淡々と描かれていますが、読んだ後には人間を人間たらしめているものについて考えさせられます。従って読後感はやや重くなりますが、個人的にはそういう作品もまた魅力的かと思います。
2014年4月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
5篇の短編(というか中編)が収録されていますが、テーマは「あなたのための物語」や「Beatless」に通じるものがあります。擬似神経制御言語ITP、人間の「こころ」とモノの「かたち」、hIE、ナノマシン…などなど。
個人的には、ITPの活用による小児生愛者の矯正をテーマに据えた「allo, you, toi」がお気に入り。小児生愛者の混乱と苦悩、そして狂気。愛するとはなにか、愛されるとは何か。劣悪な刑務所の描写とあいまって、とてもグロテスク、それでありながら切ない物語。インパクトは絶大だと思う。
次に面白かったのが最後に収録されていた「父たちの時間」。いまだ収束しない原発事故を連想させるストーリーは緊迫感が非常にリアル。自己増殖するナノマシンの想像を絶する脅威も実に恐ろしい。崩壊しかかる家族、それでも確かに存在する父と子の愛。とてもじゃないけど明るい未来など感じられない世界と、健気に前を向いて生きようとする家族との対比が印象的。
個人的には、ITPの活用による小児生愛者の矯正をテーマに据えた「allo, you, toi」がお気に入り。小児生愛者の混乱と苦悩、そして狂気。愛するとはなにか、愛されるとは何か。劣悪な刑務所の描写とあいまって、とてもグロテスク、それでありながら切ない物語。インパクトは絶大だと思う。
次に面白かったのが最後に収録されていた「父たちの時間」。いまだ収束しない原発事故を連想させるストーリーは緊迫感が非常にリアル。自己増殖するナノマシンの想像を絶する脅威も実に恐ろしい。崩壊しかかる家族、それでも確かに存在する父と子の愛。とてもじゃないけど明るい未来など感じられない世界と、健気に前を向いて生きようとする家族との対比が印象的。
2014年4月5日に日本でレビュー済み
『SFマガジン』に掲載された三篇に,書き下ろしを加えた計四篇の作品集になります.
タイトルに『Humanity』とあるように,『人間性』に深く踏み込んだ一冊という印象で,
進歩し,あふれる技術の中,人間は何を考え,動き,時に誤ってしまうのかが描かれます.
また,篇ごとにアプローチが大きく異なり,中には少し難しく感じる部分もありますが,
SF要素を前面に押し出したものから,あくまでもきっかけ程度といったものまでさまざま.
グロテスクや厳しい判断,結末など,必ずしも明るさや希望に満ちた作品ではありませんが,
人のありようや思いがスッと入ってきたとき,雰囲気とは正反対の心地よさと余韻が残ります.
タイトルに『Humanity』とあるように,『人間性』に深く踏み込んだ一冊という印象で,
進歩し,あふれる技術の中,人間は何を考え,動き,時に誤ってしまうのかが描かれます.
また,篇ごとにアプローチが大きく異なり,中には少し難しく感じる部分もありますが,
SF要素を前面に押し出したものから,あくまでもきっかけ程度といったものまでさまざま.
グロテスクや厳しい判断,結末など,必ずしも明るさや希望に満ちた作品ではありませんが,
人のありようや思いがスッと入ってきたとき,雰囲気とは正反対の心地よさと余韻が残ります.