絶賛はしないけど遮音効果はありました。ズシッとした重さはあるけど、オバチャンでも持てました。購入に至った経緯…認知症で夜泣きがひどくなったお婆ダックスに防音室を作る事にしました。防音に必要なのは密度、重さ。遮音材と吸音材を合わせて使わないと効果がないという事で材料選びに悩みましたが、まずは費用を抑えてどこまで出来るかやってみる事にしました。計画1…当初はホムセンで針葉樹板を購入し箱型に組み、内側に遮音シート(大建工業)、次に吸音材(メーカー不明のぼこぼこしたスポンジみたいなやつ)を貼る予定でした。でも材料、材質を調べて行くうちにパーティクルボードという板がかなり遮音性能が高い事が分かり、それならとりあえず遮音シートを省略し吸音材だけでいけるかもと考えました。計画１の結果…ホムセンでパーチクルボードを購入し組み立てると反響音がひどく防音どころかスピーカーのよう。(遮音シートを貼ると響く状態となるので、同じ効果、このまま遮音シートなしでもいけると感じました)とりあえず、家にあった厚手ダンボールを内側に当てて見ると反響音は収まり、吸音材もダンボールで代用出来ると確信。厚手ダンボールを二枚重ねにし、仕上げました。計画１の効果…夜泣きがひどい状態の時にワンコに入ってもらうと、かなり効果があり(ギャンギャンは聞こえますが)多分外までには響いてない、近所迷惑にはならないだろうレベルに出来上がりました。でもやはり、角部屋では外に聞こえるだろうと家のなるべく中心に置き、ドア、窓は解放厳禁、閉めておけるシャッターは昼でも閉めてました。計画2…ここまで作ったんだから、もう少し防音性能を上げようという事になり、遮音シートと吸収音材を追加する事にしました。遮音シートは、有名な２つでかなり迷い色々調べました。迷いポイント1男性、女性、楽曲の三種類共に74デシベルがどれだけ下がるか検証して比較動画をあげてくれてる方がいて、もう一社の方が女性の高い声に対して効果があり高音域に強い結果となってました。ただ次に流した楽曲もかなり高音でしたが、これに対してはこちらのシートのが優秀でした。犬の甲高い声がてどちらに当たるか微妙に思い、全体的評価の高いこちらに決めました。迷いポイント２重さについて。遮音には密度、重さが必要で遮音シートは重くないと意味がないこと、また皆さんの口コミから大変重い商品であるのは想像出来ました。私は中年のオバチャンなので、配達後、玄関からリビング(作業場)まで運べるか、最悪玄関で必要サイズにカットして貼ろうか、でもカット後も一枚が重く貼るのに苦労した口コミもあり、かなり割高でもカット済みで売られているもう一社の方にしようか…散々迷いました。けど、届いてみたら思ったほどではなかった、心配しすぎました。参考に書くと、うちには猫がいて、おからの猫砂を毎回ケースで買うんですがそれに近い重さでした。実際計ると6リッターのおから砂１袋4.5キロ位でした。それが1ケース4袋入り 4.5✕4袋＝18キロ。この商品は19キロです。決して軽くはないし、ズシッとした重みは感じるけど、おからの猫砂１ケース、楽々でなくても持てるなら女性でも大丈夫。また一枚の重み、私は60✕90に切って使ったのでさほど重くは感じなかったです。防音ハウスの内側壁に貼る時両面テープで仮止めしてからタッカーで打ちました。天井部分は落ちてきてしまうので、仮止めの両面テープをかなり増量してからタッカーしました。以降落ちてきてはいません。計画2の結果…やっぱり追加して良かったです。遮音シート、吸音材を合わせて使う事で、明らかに鳴き声が小さくこもる音になりました。多分外にまで聞こえないだろう…でも心配というレベルだった鳴き声➡️どれだけ泣いても絶対外までは聞こえないというレベルに。外までは聞こえてないだろうけど同じ部屋に居たらギャンギャン聞こえてうるさい➡️同じ部屋のソファで仮眠とれるくらいこもった鳴き声に変わりました(決して静かではないし鳴き声は聞こえます)長くなりすみません。認知症老犬の夜泣きで悩んでる方、防音ハウスってなんか可哀想な気もしますが、思い切り叫べる場所であり、一緒に暮らす為のアイテムと考えて。是非作ってみてください。ちょっと旦那に支えててもらったりしましたが、基本オバチャン一人で作りました。ただの箱を作って貼るだけです。moon riverの吸音フェルト材も、取り外せる折れ扉に使ったパッチン錠、蝶番もAmazonさんで買いました。(レビュー別で書きます)注意事項…生き物が入る為、完全密室はダメです。写真では見にくいですが、扉の端にバックアップ材を噛ませて隙間作ってあります。(それでも音がこもるのだから、遮音シート、吸音フェルトすごいです)パーチクルボードの内側に貼った二枚重ねのダンボール(吸音材代わりに貼ったもの)を剥がすか迷いましたが、調べてみたら遮音シートを重ねても倍の効果は出ず、重ねる前よりマイナス5デシベル程度らしいです。最初に書きましたがパーチクルボードは遮音シートと同じ効果がある。これにダイケン遮音シートを重ねてもあまり意味がないのかなと考えました。さらに調べてみたら、遮音シートを吸音材で挟むのは効果的とわかりそのまま残そうとなりました。結局、パーチクルボード(遮音効果高い)➡️二枚重ね厚手ダンボール(吸収音材代わり)➡️ダイケン遮音シート➡️moonriver吸音材の順に貼りました。うちでは効果ありました。2024.5.5追記。作成してからの感想と気付いた事を追記します。認知症が更に進みほんとにこれなしではご近所迷惑必至でした。とはいえ、泣き叫んで暴れる犬が使うものだから、ハアハアいうし、体温も上がります。室内はかなりモワァッと熱がこもった状態に。やはり注意点は長時間入れっぱなしにしない事と、うるさくても一瞬開けて換気必要です。泣き止むまでなんて入れないで。しばらく鳴いてたのを抱き上げれば、安心してそのまま寝てくれたりもします。大建さんの遮音材、カットした余りを口に当て、わぁーっと思い切り声出して見たら、遮音材だけあって声が抜けにくいです。止まります。タオルや板(端材)でもやってみましたが音が抜けていきます。バカバカしい実験ですが効果あると改めて感じました。イコール、空気も抜けにくくなるので換気や隙間開ける等注意。当初、扉は跳ね上げ式を予定してましたが、私のサイズ間違いカットミスで断念。格納出来る扉を立て掛けるだけの仕様に変更(写真、動画追記あり)立て掛けた板は斜めになるので、上部はふさがり下部は三角に開いている状態➡️甲高い音は上に抜けていくので、板上部に厚手の大判バスタオルをかけて使ってました。これなら隙間は充分だし途中換気もいらない、犬が鳴いても暴れても室内はさほどモワァッとならず(ハアハアはするし、犬の体温は上がります)これでも充分遮音効果はある。というか、これが犬にも人間にもベストでした。折れ扉は隙間が上に出来る、立て掛ける扉は隙間が下に出来る…立て掛ける扉の方がガバッと開いて密閉度は低いけど、鳴き声を抑える効果は変わらない。甲高い音は上に抜けていくので、上に隙間がない方が良い感じです。ただ、寝たきりでも転がる力はある我が犬。あまりに暴れて扉をなぎ倒し外へ転がり出てしまうように…危険なので、渋々取り外せる折れ扉にしたのです。完全寝たきりで暴れない、夜泣きだけが酷いワンコには立て掛ける扉の方が良いです。今は飛び出し防止の為折れ扉はつけたまま、立て掛けるスタイルで使ってます。折れ扉…パーチクルボードの余りを使用。強力マジックテープで取り付けてましたが簡単に押し倒されました。なのでマジックテープは仮留めのガイドとして残し、バネ入りの小さなパッチン錠をつけました。立て掛ける扉…針葉樹の余りを使用。板が邪魔なので屋根に乗せてましたが天板を二重にして格納出来るようにしました。屋根に荷物置けるようになりました。底部は滑り止めの為、強力両面テープでゴムマットを貼り付けました。トゲが刺さるのでサンダーかけるとベストですが、今回は手抜き…手で触るところだけ養生テープ貼ってます。夜泣きが始まりいまだに昼夜逆転生活の私、買い物はネットスーパーになり、お風呂にさえまともに入れない日もあり…美容室もショッピングもあとでいくらでも行けるから介護を楽しんでなんて励まし動画も見たけど、100%は心に響かなかった。我が子同然でもほんとに大変、認知症介護は２匹目だけど、それでも心が折れそうでした。口コミが良かった認知症サプリやこのハウスのおかげで、なんとか自宅で面倒みてやれてます。でもくれぐれも、こんな箱の中で独りぼっちで逝かせないで欲しい。首が曲がったまま鳴いていたり、吐いてしまっていたり、子犬を鳴かせておくのとは違う、老犬は何があるかわからないから。今より楽にはなるけど入れっぱなしにはしないで。同じように大変な思いをされている方、サプリ、防音ハウスなど、お助けアイテムをうまく使ってなんとか乗り切りってください。すべてAmazonさんで揃います！