順序がずれたが、 日本人の英語(正→実践→続)の順で読んだ本書の「続」。
「正」と「実践」は誤った使い方から正しい使い方を説明する流れが多かったが、
「続」は、同じような表現でのニュアンスの違い、使い分けの話が多いように思う。
英語や日本語のそれぞれの表現についても多く語られていて、学習というよりも読み物の
印象を強く感じた。とはいっても本書も個人的に学べることは多かった。
文学的な視点での説明やネイティブならではの感覚的な話などを通して、
思わぬ気づきもたくさん得られ、ありがたい。時間をおいて再読してみたい。
Kindle 価格: | ¥770 (税込) |
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続 日本人の英語 (岩波新書) Kindle版
アメリカ人は日本人をthe Japaneseというのに自分たちをthe Americansとはいわず,Americansというのはなぜだろう.「読めるけれど書けない」とよく言われる日本人の英語だが,どこまで的確に読み取っているのだろう.楽しい文例と徹底比較を通じて英語の新しい世界を広げてくれる,ベストセラー『日本人の英語』の待望の続編.
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日1990/9/20
- ファイルサイズ481 KB
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登録情報
- ASIN : B00QT9XB5C
- 出版社 : 岩波書店 (1990/9/20)
- 発売日 : 1990/9/20
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 481 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 185ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 68,383位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 469位岩波新書
- - 747位英語よみもの
- - 805位英語 (Kindleストア)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年1月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画『マイ・フェア・レディ』での一シーン。イライザの悔しさを日本語では「悔しい」という一語で完璧に済むが、英語では“a certain mixture of anger and frustration and bitter resentment (over a perceived injustice to oneself)”というようなことから説明しようとするしかないらしい。
氏曰く、日本語の表現はある程度決まった概念や価値観に支えられているが、英語には別途にそういう概念や価値観が決まっているわけではないので、訳すことができないのだという。
“the Japanese”という表現にも言及している。すべての日本人を、一人残らず、一つのものとして取り上げて構わない、それぞれ個人の差があると思わなくてよい、という前提があるという。アメリカ人の書き手がすべての同国人を一つのものとして取り上げ、“the Americas”という言い方にすることは考えられないと続く。
“I went with my friend.”のmy friendは「決まった一人、例の友だち」という意味になる。よって、「世の中の唯一の友だち」という意味になって、困ってしまうと著者は言う。
よって正解は、“I went with one of my friend.”もしくは“I went with a friend.”ということになる。
一方で「my dogとしか言えない理由(P58)」には、およそ深いことが書かれている。
“I was out walking my dog when・・・”という英文では、“dog”(犬肉)“a dog”(ある犬)“the dog”(「犬というものは、大体、どの家にでもファミリー・ペットとして飼われているものである」という暗黙の前提に基づいている言い方)のいずれも全部駄目なので、“my dog”しか残っていないという。
順番は前後するが、「彼は脚が痛いと言っている」という日本語を素直に英訳するならば、“He says he has a sore leg.”しかないことが書かれている。“He says his leg is sore.”では、his legは定冠詞の“the leg”と同じように、「決まった一本の脚」を示すので、切断手術で脚が一本しかない人、もしくは昔から右脚が悪いと知られている人に対して、「例の脚が痛い」と表現するときしか使えないのだ。
さて、著者は上述の章で一つの原則を示している。「英語と日本語とは、存在がまったく別々で、互いに何の関係もないものであるので、英語の本当の意味を掴むには、それを英語として理解する必要がある。」と。至極ご尤もであるが、量をこなさない限り無理と言われているような気がして、やや気が重くなった。
氏曰く、日本語の表現はある程度決まった概念や価値観に支えられているが、英語には別途にそういう概念や価値観が決まっているわけではないので、訳すことができないのだという。
“the Japanese”という表現にも言及している。すべての日本人を、一人残らず、一つのものとして取り上げて構わない、それぞれ個人の差があると思わなくてよい、という前提があるという。アメリカ人の書き手がすべての同国人を一つのものとして取り上げ、“the Americas”という言い方にすることは考えられないと続く。
“I went with my friend.”のmy friendは「決まった一人、例の友だち」という意味になる。よって、「世の中の唯一の友だち」という意味になって、困ってしまうと著者は言う。
よって正解は、“I went with one of my friend.”もしくは“I went with a friend.”ということになる。
一方で「my dogとしか言えない理由(P58)」には、およそ深いことが書かれている。
“I was out walking my dog when・・・”という英文では、“dog”(犬肉)“a dog”(ある犬)“the dog”(「犬というものは、大体、どの家にでもファミリー・ペットとして飼われているものである」という暗黙の前提に基づいている言い方)のいずれも全部駄目なので、“my dog”しか残っていないという。
順番は前後するが、「彼は脚が痛いと言っている」という日本語を素直に英訳するならば、“He says he has a sore leg.”しかないことが書かれている。“He says his leg is sore.”では、his legは定冠詞の“the leg”と同じように、「決まった一本の脚」を示すので、切断手術で脚が一本しかない人、もしくは昔から右脚が悪いと知られている人に対して、「例の脚が痛い」と表現するときしか使えないのだ。
さて、著者は上述の章で一つの原則を示している。「英語と日本語とは、存在がまったく別々で、互いに何の関係もないものであるので、英語の本当の意味を掴むには、それを英語として理解する必要がある。」と。至極ご尤もであるが、量をこなさない限り無理と言われているような気がして、やや気が重くなった。
2013年9月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本人の英語と同時に購入し続けて読んだ。印象としては同じような内容と感じた。そのなかで勉強になったのは「動詞+前置詞の組み合わせの場合前置詞の根本的な論理を覚えて動詞と組み合わせて覚える。」というところ。前置詞の数は動詞程多くないのでイメージを覚えておくと動詞と組み合わせて使われている場合意味が掴みやすい。英語関係の本を読んだ時に前置詞はイメージで覚える事と書いてあったがそれとつながった。
2019年7月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
虫の目を持って主に類義語などの微細な違いを比較して解きほぐしています。
類書にない著者特有の視点もあり読む価値もあります。
もはや古典といえる映画や小説が題材で取っつき易く、滋味深く、教養に溢れていて、
ゆっくりと堪能したい色褪せない名著です。
類書にない著者特有の視点もあり読む価値もあります。
もはや古典といえる映画や小説が題材で取っつき易く、滋味深く、教養に溢れていて、
ゆっくりと堪能したい色褪せない名著です。
2016年2月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
簡潔に書くと日本人が間違いやすい英語の表現を的確に指摘しているのでTOEICのレベルがAランクの人でも驚くと思われる。ただ、残念なのは短歌や詩の感想やそれらの英語の間違いが述べられている点である。文学を学んだり、研究している人以外は、日本語でも短歌や詩にまったく触れないのに、英語の短歌や詩などもってのほかである。この点から星4つとした。
2019年1月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ちゃんとした英語を使いたい方にオススメです。面白く読めて正しく学べます。
2020年1月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
気分転換