誰よりも狙われた男 [Blu-ray]
フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | レイチェル・マクアダムス, フィリップ・シーモア・ホフマン, ロビン・ライト, ニーナ・ホス, ダニエル・ブリュール, ウィレム・デフォー, アントン・コービン |
言語 | 英語 |
稼働時間 | 2 時間 2 分 |
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商品の説明
その瞬間、世界のすべてが敵となったー。
アカデミー賞受賞俳優 フィリップ・シーモア・ホフマン が遺した最後の主演作
2014年10月より、日比谷シャンテ他 全国ロードショー公開作品
★映像特典★
〇メイキング
〇フィリップ・シーモア・ホフマン インタビュー
〇ジョン・ル・カレとスパイの世界
※収録内容は変更となる場合がございます
★封入特典★
〇フィリップ・シーモア・ホフマン ポストカード
〇リーフレット
<キャスト>
フィリップ・シーモア・ホフマン(バッハマン=石住昭彦) 「カポーティ」」「MI:3」「ザ・マスター」
レイチェル・マクアダムス(アナベル=佐古真弓) 「きみに読む物語」「ミッドナイト・イン・パリ」「アバウト・タイム」
ウィレム・デフォー(ブルー=大塚芳忠)「スパイダーマン」「ジョン・カーター」「アンチクライスト」
ロビン・ライト(マーサ=山像かおり)「ドラゴン・タトゥーの女」「マネーボール」
グレゴリー・ドブリギン(イッサ=金城大和)
ホマユン・エルシャディ(アブドゥラ=山岸治雄)
ニーナ・ホス(イルナ=日野由利加)「東ベルリンから来た女」「素粒子」
ダニエル・ブリュール(マキシ=前田一世)「ラッシュ/プライドと友情」
このほか吹替キャスト:烏丸祐一、田原正治、西村太佑、野川雅史、櫻井トオル、仲村かおり、塩谷綾子
<スタッフ>
監督:アントン・コービン 『コントロール』『ラスト・ターゲット』
原作:ジョン・ル・カレ 『誰よりも狙われた男』(早川書房刊)「裏切りのサーカス」「ナイロビの蜂」
<ストーリー>
スパイ小説の大家『裏切りのサーカス』のジョン・ル・カレがあぶり出す、“現代"の<リアル>諜報戦。
ドイツの港湾都市ハンブルク。諜報機関でテロ対策チームを率いる練達のスパイ、ギュンター・バッハマンは、密入国したひとりの若者に目をつける。彼の名前はイッサといい、イスラム過激派として国際指名手配されていた。イッサは人権団体の若手弁護士の女性、アナベル・リヒターを介して、銀行家のトミー・ブルーと接触。彼の経営する銀行に、イッサの目的とする秘密口座が存在しているらしい。一方、CIAの介入も得たドイツの諜報界はイッサを逮捕しようと迫っていた。しかしバッハマンはイッサをあえて泳がせ、彼を利用することでテロリストへの資金支援に関わる“ある大物"を狙おうとしていた―。
【Blu-ray仕様】2013年/アメリカ・イギリス・ドイツ/カラー/本編約122分+映像特典/16:9[1080p Hi-Def] シネスコ/1層/音声1.英語DTS-HDマスターオーディオ5.1ch 音声2.日本語吹替DTS-HDマスターオーディオ2.0ch/日本語字幕/1枚組
※デザインは仮のものです。仕様は変更となる場合がございます。
(C)A Most Wanted Man Limited / Amusement Park Film GmbH
発売元:TCエンタテインメント
販売元:TCエンタテインメント
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- 言語 : 英語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 100 g
- EAN : 4562474162418
- 監督 : アントン・コービン
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 2 時間 2 分
- 発売日 : 2015/4/3
- 出演 : フィリップ・シーモア・ホフマン, レイチェル・マクアダムス, ウィレム・デフォー, ロビン・ライト, ニーナ・ホス
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 英語 (Dolby Digital 5.1), 日本語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : TCエンタテインメント
- ASIN : B00R4CFDV8
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 119,214位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 213位外国のスパイ映画
- - 4,159位外国のミステリー・サスペンス映画
- - 9,053位ブルーレイ 外国映画
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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正義を行うのはスマートでも、決して正しいわけでもない。
善と悪は表裏一体、紙一重。
ギリギリな感じが伝わってくる。
テロ対策の任を負って暗躍する諜報機関の舞台裏を見る。
正義は時に横暴で危険。
大義を果たす為に人が人を操り、手段を選ばず欺いて行く。
正義も武器と同じ、使い方次第なのだと痛感する。
狙いを定めて常に監視している。
誰が誰を、それは常に入れ替わる、流動的。
そして後味の悪さと共に幕が下りる。
今は亡きホフマンの味のある演技に魅せられます。
名脇役のフィリップ・シーモア・ホフマン主演で、しかも遺作という貴重な作品。
本当にこんなことする意味があるんだろうかという不毛感がずっと漂っている映画。 それとホフマンの雰囲気がピッタリ。
2014年作品ですから最後の主演作ですね。
原題「A MOST WANTED MAN」
ジャンルはスリラー/スパイ
スパイは出てきますが銃も秘密兵器も出てきません。
過去数世紀の間あらゆる外国人を受け入れてきたドイツの港湾都市ハンブルク。
2001年9.11 テロの首謀者モハメド・アタが
犯行を計画したのもハンブルク。
前轍を踏むまいとする情報機関。
世間に知られず表向きにも存在しない
目立たぬよう街の雑踏に紛れ込み
イスラムの過激派と戦っている
テロ対策チームの活躍が描かれています。
テロ対策チーム責任者バッハマン
イスラム過激派イッサ・カルポフ
アナベル弁護士
アブドゥラ博士
CIAマーサ
銀行家ブルーなどなどが出てきます。
以下 ネタバレ 感想あります
イッサがテロのためドイツに来たのかと思いましたが…
犯罪組織に関与しチェチェン人を虐殺した
父グリゴーリ大佐が残した多額の遺産を寄付し父の罪から救われようとするためでした。
ベイルートで大変なヘマをしたバッハマン。
またしてもCIAやモアにやられました。
「世界を安全にする」それだけが願いの
バッハマン。
アブドゥラ博士や息子
イッサはこの後どうなったのでしょう?
バッハマンもどうした?
様々な紛争に苦しみ続けているイスラム教徒
罪なき者への暴力はアッラーの御心ではない
また、主役でドイツ諜報機関の職員を演じるフィリップ・シーモア・ホフマンは「その土曜日、7時58分」で初めて知った俳優さんで、その奇っ怪な容貌と怪演に強烈な印象を残しましたが、その彼が諜報部員をどう演じるのか興味津々でした。彼をはじめとして、俳優さんたちがみんなうまいです。悲しい過去を背負ってチェチェンから密入国してきた青年イッサはロシアで拷問を受けて体中傷だらけ。いつも切迫した表情を浮かべている悲しいまなざしも圧巻。グレゴリー・ドブリギンという俳優さんですが、名前からしてロシア人かなと思い少し調べてみたら、海軍の軍人である父親を持ち極東のカムチャツカ半島生まれで、俳優でありバレエダンサーでもあるそうです。2009年に「ブラック・ライトニング」という映画でブレイクしたそうです。レイチェル・マクアダムス演じるそれを助けようとする純粋で若く美しい人権派の女性弁護士。青年が持っていたドイツの銀行家から自分の父親にあてた手紙、息子が訪ねてきたら金庫の中ものを渡してやってくれと書かれていた、銀行家は最初は悪役かと思ったのですが、意外にも良心を持った誠実な人物として描かれます。このウィレム・デフォーもまた渋いです。そしてアメリカCIAから派遣されてきた女性、ロビン・ライトが何を考えているのかわからない一癖ある演技で、怜悧狡猾な役をうまく演じたと思います。
ドイツ側でも政府や各組織それぞれの利害を巡って縄張り争い、権力争いがあり方針が相容れなかったり、そこへ介入してきたアメリカCIAには、その職員自身の国に向けての面目やまたアメリカ自体の思惑がある。青年をとにかくテロ容疑で逮捕したい者たち、そしてホフマン演じる諜報部員は長い目で見てもっと大きな組織をターゲットにテロの元を断ちたいと考えている、それらが合わさって、内輪でも壮絶な駆け引きとだましあいが繰り広げられます。そのために利用され、ないがしろにされて放置される一般人の正義と良識。いわゆる大きな大義の前には、多少の個人の犠牲などどうでもいいのだということを思い知らされます。
ただひとつ残念だったのは、ドイツが舞台なのにすべて英語で演じられていたことです。不自然ですし、ドイツ語にした方がさらに硬質な雰囲気が出たのではないでしょうか。それだけが惜しかったです。地味な映画ではありますが、登場人物たちから目が離せなくなります。そしてあれから彼らはどうなったのだろうかと、その運命が気になって仕方がない、様々なことを考えさせられ、深い余韻を残します。最近見た映画の中では飛びぬけて強い印象でした。おすすめします。
原作は2008年に発表された同名小説で、米ソの冷戦終結後、2001年にアメリカで起きた同時多発テロ、いわゆる9・11事件をきっかけに始まったテロリストとの闘いがテーマ。
原作小説は未読ですが、ネットで読者のレビューを読むと大変に評価が高く、これなら映画版も期待できそう、と鑑賞した次第。
現在(2015年)の世界情勢に目を向けてみても、過激派組織ISの行動に、世界が注目しており、タイムリーな作品ではないかと思われます。
ただし、懸念もありました。
同じ原作者で2012年に日本公開された「裏切りのサーカス」。
登場人物が多すぎ、相関関係を追いかけるのに精一杯で、物語を十分に楽しめなかったからです。
本作品は、そんな懸念を払拭する出来栄えでした。
ドイツ・ハンブルクを舞台に、諜報機関のリーダー、ギュンター・バッハマン(フィリップ・シーモア・ホフマン)が、ロシアから潜入してきた、イスラム過激派、イッサの存在を捉えるところから物語は幕を開けます。
イッサは国際指名手配されているので、イギリスやアメリカの諜報機関も捕捉を狙っている──正に最も狙われた男。
しかし、逮捕すれば、彼の資産がどのように、イスラム過激派に流れ、テロの資金になるのか、解明できなくなる。
このため、バッハマンはイッサを泳がせてみるが…といった展開。
激しい銃撃戦はないけれど、誰を味方に引き入れ、他国の諜報機関を出し抜いていくのか──そんな心理戦に、目が離せない、一流のスパイ映画だと感じました。
特に、ラストに訪れる急展開には、圧倒されました。
終わってみると、この映画にふさわしい余韻を残すものであったことに気づかされます。
フィリップ・シーモア・ホフマンの最後の主演作ということもあり、追悼の意を込めて、高評価させていただきます。
その場面に、物語の背景を解説する短い説明文。
その始まりだけで抜き差しならないただならぬ緊迫感を漂わせ、すぐに観客を作品世界に引き込みます。
原作者が、ゲイリー・オールドマン主演の「裏切りのサーカス」と同じくジョン・ル・カレなので、何か小難しくて人物相関も把握しにくく、一度見ただけでは内容を理解出来ないかも? と、心配される方々もおられるかと想像致しますが、そんな事は全然ありません。
確かに国の力関係が影響する政治的駆け引き、国籍が様々な人物が思惑を秘め入り乱れますが、脚本は事の起こりを要領よくまとめ、監督は続く出来事の経緯を順序だてて見せてくれるので、次第に明らかになる各人の行動理由と、刻一刻と変化する現状の面白さが存分に味わえます。
なので、一瞬足りとて「ワケが解らない」とか、理解不能で「眠気に誘われる」などの心配は無用かと。
加え主演のフィリップ・シーモア・ホフマンが酒と煙草が手放せず、クサってどこか投げやりな物言いながら、平和安定の貢献には一歩もひかない姿勢が精悍で、出っ腹に無精髭とだらしなさいっぱいなのに、だんだんカッコ良く見えてくる辺りも見所ですね。
彼は今後も個性的な役柄を演じ別けれたと想像に難くなく、本作も大変面白い作品となっているだけに、生き急いだのは大変残念だと思う次第です。