グレート・ビューティー 追憶のローマ [DVD]
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フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | パオロ・ソレンティーノ, サブリナ・フェリッリ, トニ・セルヴィッロ, カルロ・ヴェルドーネ |
言語 | イタリア語 |
稼働時間 | 2 時間 21 分 |
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商品の説明
★第86回アカデミー賞最優秀外国語映画賞受賞!
全世界に轟く絶賛と感動! 華麗なる映像美に酔いしれる世紀の傑作誕生!
本作はフェデリコ・フェリーニ監督の名作『甘い生活』に匹敵する映画的魅力と完成度で、『ライフ・イズ・ビューティフル』以来、イタリア映画としては15年ぶりとなるアカデミー賞最優秀外国語映画賞を受賞! 『イル・ディーヴォ -魔王と呼ばれた男-』で、カンヌ国際映画祭を震撼させ審査員賞を受賞。続く、ショーン・ペン主演の『きっと ここが帰る場所』も高い評価を受け、今、世界が最も注目する監督となったパオロ・ソレンティーノが、卓越した美学と深い感動で描き上げる巨大なる映像モニュメント。
★大いなる美が集う、永遠の都ローマ。
筆を折った作家が、人生の最後に追い求めたものとは・・・?
ローマ — 歴史的な建造物や美術品、最先端のファッションや現代アートが混在する永遠の都。筆を折った作家ジェップの元に忘れられない初恋の女性の訃報が届き、これをきっかけに長い間中断していた作家活動を再開しようと決意する。 すべてを得ながらも、埋められない孤独と虚しさを抱えた美の探究者が、人生の旅の黄昏に追い求め、悟った境地とは…? さらに世界中の錚々たるメディアが、本作の魅力の虜となり、こぞって絶賛した! !
★世界中の一流メディア&文化人から絶賛の嵐! !
・これ以上に美しく撮られたローマはない。トニ・セルヴィッロの演技は素晴らしく、この愛と美をめぐる冒険に相応しい。―ロサンゼルスタイムズ
・ソレンティーノのカメラが、ローマを美しく蘇らせた! ―NYタイムズ
・愛と喪失、権力と虚栄が交錯する豪華絢爛なヒューマンオペラ。間違いなくソレンティーノの最高傑作! ―ガーディアン
・観る者に愛憎両極端の感情を呼び起こさせる、なんと希有な映画であることか。―ベルナルド・ベルトルッチ(映画監督)
・老いるというのは一大スペクタクルなのだ。この映画は人生とおなじように過剰で残酷で皮肉で痛々しく、ときどき無暗に美しい。―江國香織(小説家)
■ストーリー■
ジャーナリストのジェップは俳優、アーティスト、実業家、貴族、モデルなどが集うローマの華やかなセレブコミュニティの中でも、ちょっとした有名人だ。彼は初老に差し掛かった今でも、毎夜、華やかなレセプションやパーティーを渡り歩く日々を過ごしていたが、内心では仲間たちの空虚な乱痴気騒ぎに飽き飽きしているのだった。そんなある日、彼の元に忘れられない初恋の女性の訃報が届き、これをきっかけに長い間中断していた作家活動を再開しようと決意する。
登録情報
- アスペクト比 : 2.35:1
- 言語 : イタリア語
- 製品サイズ : 40 x 15 x 30 cm; 80 g
- EAN : 4571431211250
- 監督 : パオロ・ソレンティーノ
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 2 時間 21 分
- 発売日 : 2015/3/6
- 出演 : トニ・セルヴィッロ, カルロ・ヴェルドーネ, サブリナ・フェリッリ
- 字幕: : 日本語
- 販売元 : オデッサ・エンタテインメント
- ASIN : B00R78CNYE
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 27,048位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 2,365位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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ただただシニア男が(精神的に)彷徨う映画である。
決して万人受けではないのだが(その意味で星3つ)、同じくらいの歳で同じような境遇の者か、映画に造詣の深い人にはハマる。
音楽、映像、ストーリー、耽美、エロ・グロ・ゲス、どこをとっても、これぞイタリア映画。
幻想的なシーンやストーリーの飛躍も多く、難解なところもあるが、全体のテイストはフェリーニ「8 1/2」に近いと思った。
私自身も50少しの男だが、主人公と共通するところのある立場にいる。
内面はやはり主人公と同じようにあまりにも深い沼。これで良いのか悪いのかも分からない。
初恋の女性やシスターが、主人公に残る人生への希望や芸術的インスピレーションを与えているように見えるが、おそらくそれらも「トリック」に過ぎず、またたくうちにおぼろげになってしまうだろう。
【若者向きじゃない】私の実体験で若かりし頃はClubで遊ぶのはメチャ楽しかったしw 今踊りまくりの若いコはそれで良い(笑) 学生時 キャバクラバイトもしましたがw そっちは日銭を稼ぐ為。代理店系のお得意様に「夜の仕事だってやり甲斐ある愉しい生業だよ」って言われた。確かにそうだけど…貴方は客だし(笑) 何を言いたいかって〈若くても享楽と現実の線引きは出来るもんね〉なので、若い人が本作を観ても響かないかなぁと思うワケです。
【主題は老い】枯れ始めた実体験が在ると"響き"は違ってきますw 自分を見つめ直す切っ掛けをくれる優れた作品。シニカルで痛い、暗闇が濃ゆい美しさ✿
マイナスは 主人公がカッコよくない 可愛げがないのか セレブな孤独がイケ好かないのか―
にしても「グランドフィナーレ'15」と立て続けに観ると疲れます! 駄文にて失礼します。
あとエロと小人が必ずセットになってる、これにゲテモノが加わればフェリーニでしょ デザインと奇形の対比
が好きなヨーロッパ人見た目はかっこいいけど裸は毛深く気持ち悪い。
長いこの作品、ゆるやかに、エピソードの積み重ねで構成されているので、観疲れたら休んで、また観て、を繰り返した第1回目。
途中で一休みしたくはなるけれど、飽きるわけではないので、しっかり最後まで楽しめた。長時間ローマの光と陰、朝と夜、の風景を堪能できる眼福作品。
(まったくジャンルはちがうけれど)まるで漱石の『夢十夜』をゆっくり読んでいるかのような映画。
観光客には知ることのできない、お金のある大人のローマをじっくりみせてくれる主人公のオジサマ。60代でも70代でも遊べる大人、でも内側は空虚。この手の方々、年齢関係なく中二病的なココロうち、。
サンタマリアのエピソードは、どれもじわっときますわね。特に夜明けの美しきコロッセオの風景は大きなスクリーンで観たい壮観さ♡
よって批評不可能。
フェデリコ・フェリーニによる自伝的映画『8 1/2』をミュージカル化したNINEをいう映画がありますが、あれを彷彿とさせます。ローマの世俗の王のJepはパーティーの主人公になるだけでなく、盛り上がったパーティーを破壊させる力を持った男です。
前衛的女性パフォーマーをインタビューでボコボコにするところからぐんぐん引き込まれました。同じように社会派の女友達の自尊心をみんなの前でこき下ろす場面も好きですね。ただ口が悪いんじゃないんです。頭が空っぽなのに賢いふりをしたり、何も苦労していないのにしているふりをしたり、そういうこと以外には寛大なんです。自分の事も過大評価はしていない、みんなそれぞれ弱い悪い面を持っているけれどお互いに傷つけないように表面上は紳士に徹している。女性とは次々に浮名を流し、多分ヴィオラの精神的病のある息子も彼の子供なのでしょうが、実は初めての女性エリーザをずっと忘れられない、彼の一作だけの小説はその恋愛に身を焦がしていた頃の物・・・そんな魅力的なチョイ悪の初老男です。
私はとても素敵な映画だと思いました。邦題が悪いな・・・