初めて携帯電話を持った時、それは今からもう20年近くも前になるが、こんな便利な物があるのかと驚嘆した。いい時代に生まれたと歓喜した。
当時は今ほどの機能はないし、当然インターネットもSNSもなかった。メールすらなかった。
時代は進歩し、それらの機能が備わると更に便利さを痛感したがなぜか逆に恐ろしくなった。便利さの裏には不便が必ずついてまわる。いや、不便ではなく不幸だ。
いろいろな事例からそのことを知っていた僕はこれはそう遠くない未来に惨憺たる状況を招くだろう、取り返しのつかないことになるだろう、と思った。
すでに数年前、今よりもまだ便利機能が備わっていない段階でもそう思ったのに、現状はさらに拍車をかけ、僕の判断ではついに社会の退廃は極限にまで達したという感がある。
自分は機械に疎いから分からなかったが、この本を読むことによってこんな実態があるのか、と驚かされた。
僕も実はSNSの利用を考えなかったわけではない。ある仕事や趣味の観点から、有効利用ができないものかとヒトに相談したことがあった。勧められ、それを実行す前に詳細を知っておこうと勉強したところ、これはヤバイぞ、と思った。詳しく知れば知るほど「やめよう!」という気になった。 今はこれをやっている人は欲深く、頭の悪い人だという印象を強くしている。やっていればその害悪を実感できるはずだと思うからだ。
今はSNSをやっている人と友達になることにさえ抵抗がある。
原始人間の僕から見れば彼らは別の世界の人間、宇宙人という認識しかない。 まだまだ世の中、更に更に悪い社会が構築されることになるだろう・・・。よくもまあ、こんなものが定着したものだ。
完全に世紀末の時代が到来した。戦争でも起きない限り、この状況がクリーンになることはまずないだろう。
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人生を棒に振るスマホ・ネットトラブル Kindle版
悪ふざけ投稿、実名拡散、リベンジポルノ、LINEいじめ等。スマホの急速な普及で、炎上・拡散して取り返しがつかなくなるネットトラブルが増大しています。軽はずみないたずらや軽いアクセスがあっという間に拡大され、人生を棒に振ってしまう……。本書はそんな事例を細かく検証しながら、トラブルを防ぐための対策をガイドします。
- 言語日本語
- 出版社双葉社
- 発売日2014/7/24
- ファイルサイズ1065 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
登録情報
- ASIN : B00S0E8IB6
- 出版社 : 双葉社 (2014/7/24)
- 発売日 : 2014/7/24
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 1065 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 134ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 586,211位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 23,440位社会学 (Kindleストア)
- - 30,478位社会学概論
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年10月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
コンビニの冷蔵庫に入った画像をTwitterに投稿した事例
有名人が宿泊したことを男性社員が交流サイトに書き込む 等々
こういうことあった、あった! という事例が整理されて紹介されています。
こうしたことが報道にのるのは事件が生じた瞬間だけです。その後はどうなったのかほとんど報じられません。
本書では、その後の、会社側(雇用側)はどういう行動(責任)を取ったのかや、背景となる法律等も、事例にあわせて紹介してあり読みやすいです。
このような形で事例1つずつが2頁程度で整理されているため、読みやすく企業での情報セキュリティの研修の教材や、
教科「情報」等の副読書としても使えると思いました。
著者の一言「Facebookは通信ではなくメディア」
・・当たり前だけれども、忘れがちな大切な視点を再確認した書です。
有名人が宿泊したことを男性社員が交流サイトに書き込む 等々
こういうことあった、あった! という事例が整理されて紹介されています。
こうしたことが報道にのるのは事件が生じた瞬間だけです。その後はどうなったのかほとんど報じられません。
本書では、その後の、会社側(雇用側)はどういう行動(責任)を取ったのかや、背景となる法律等も、事例にあわせて紹介してあり読みやすいです。
このような形で事例1つずつが2頁程度で整理されているため、読みやすく企業での情報セキュリティの研修の教材や、
教科「情報」等の副読書としても使えると思いました。
著者の一言「Facebookは通信ではなくメディア」
・・当たり前だけれども、忘れがちな大切な視点を再確認した書です。
2017年7月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中学生の娘と高校生の息子にも読ませたいので、本も購入します。
2015年5月25日に日本でレビュー済み
ネット社会が急激に発展した大きな原因ひとつに「匿名性」というものがあったのだと
思いますが、今やネットヲタク達によってそれも過去の神話にされつつあるということが
些細に報告されており、ぞっとしてしまいました。
おそらくは興味本位・自己顕示欲といった低次元の動機が引き金となって
「特定化・暴露・吊し上げ・炎上」などが進んだのだと思いますが、
そんな世の中になってしまった今、やはり防衛策を真剣に考えなくてはいけない
ということを強く教えてくれた一冊でした。
(一方で、無警戒に自分の情報を晒してまで、幼稚な自己顕示欲を満たしたい「見せたがり屋」や
「どうだエッヘン!」と自慢したくて仕方ない人々にも少なからぬ責任があるとは思いますが…)
印象的だったのは、某国の母親が子供にスマホを買ってあげた時に子供に約束させた
18の決まりでした。その中には「食事の時は絶対にさわらない」とか「怪しいサイトには決して近づかない」といった一般的なこと(でも日本では看過されてますよね)からとても深いことまで
書かれていました。(その深い部分の詳細を失念してしまいました・笑)。
そして最後のメッセージとして書かれているのは「お母さんもお父さんも、あなたがひとりの
賢明な大人だと信じているからこそ、このスマホをあなたに預けるんですよ」
という誠実で、とても重い言葉です。
さらに、もうひとつ心に残った強烈な指摘はF・Bなどで見られる「○○さんの誕生日です」と
いう表示について。それを見た「仲間」は、ほぼ例外なく「おめでとう!」というメッセージを贈って
くれるのでしょうが、じゃあ”本当にお祝いのプレゼントを持ってきてくれる人”は
いったい何人いるのでしょう?という、たぶん多くの人にもグサリとくるだろう鋭い指摘。
SNSは、たくさんの人たちと繋がっている「気分」にはさせてくれるけれど、
それはあくまで「気分でしかない」のではないかという一刀両断の意見には
最近ようやくSNSに興味を持ち始めた私も沈黙するしかありませんでした。
思いますが、今やネットヲタク達によってそれも過去の神話にされつつあるということが
些細に報告されており、ぞっとしてしまいました。
おそらくは興味本位・自己顕示欲といった低次元の動機が引き金となって
「特定化・暴露・吊し上げ・炎上」などが進んだのだと思いますが、
そんな世の中になってしまった今、やはり防衛策を真剣に考えなくてはいけない
ということを強く教えてくれた一冊でした。
(一方で、無警戒に自分の情報を晒してまで、幼稚な自己顕示欲を満たしたい「見せたがり屋」や
「どうだエッヘン!」と自慢したくて仕方ない人々にも少なからぬ責任があるとは思いますが…)
印象的だったのは、某国の母親が子供にスマホを買ってあげた時に子供に約束させた
18の決まりでした。その中には「食事の時は絶対にさわらない」とか「怪しいサイトには決して近づかない」といった一般的なこと(でも日本では看過されてますよね)からとても深いことまで
書かれていました。(その深い部分の詳細を失念してしまいました・笑)。
そして最後のメッセージとして書かれているのは「お母さんもお父さんも、あなたがひとりの
賢明な大人だと信じているからこそ、このスマホをあなたに預けるんですよ」
という誠実で、とても重い言葉です。
さらに、もうひとつ心に残った強烈な指摘はF・Bなどで見られる「○○さんの誕生日です」と
いう表示について。それを見た「仲間」は、ほぼ例外なく「おめでとう!」というメッセージを贈って
くれるのでしょうが、じゃあ”本当にお祝いのプレゼントを持ってきてくれる人”は
いったい何人いるのでしょう?という、たぶん多くの人にもグサリとくるだろう鋭い指摘。
SNSは、たくさんの人たちと繋がっている「気分」にはさせてくれるけれど、
それはあくまで「気分でしかない」のではないかという一刀両断の意見には
最近ようやくSNSに興味を持ち始めた私も沈黙するしかありませんでした。
2014年8月10日に日本でレビュー済み
拙著「ピンで生きなさい」の編集者 小梶さとみさんが共著の本。子供に、スマホを与えようか悩んでいる全ての親に読んで欲しい「怖くてためになる本」です。ネットは人生の特効薬にして劇薬・麻薬です。美しい自然と元気な大人の中で、すくすく知情意を磨いた子供たちが大人になって初めて、持つべきもの。十八歳までスマホ・ケータイ・ネット禁止の市区町村があったら、そこに住みたい。そこの子供たち相手に、高校や大学で、理想の教育をやってみたい!もちろん真のネット活用を伝えるような教育です。
2014年10月5日に日本でレビュー済み
この本を読みながら、いやな気持になった出来事を思い出した。
通勤途中、そばに居た見知らぬ男子高校生が「死ね、死ね」と2回言っている。
日常なかなか口にしないような言葉でびっくりした。
私にだけ聞こえているようだけれど、視線は私の方には向いていない。
本人と周囲を観察すると、かなり離れた同じ制服の学生に、視線がむいている。
「あっ!」と心の中で叫んだ。その離れた学生に向っていうことばを、”つぶやいている”のだ。
スマホ、ツイッターのコミュニケーションに毒され、電車という空間で
ツイッターでいうたいことを、そのまま口にして音になっているのだった。
別の経験。
小一時間電車に乗っていく予定だったので、座席に座って車内でB5サイズのノートを広げて
書き物をしていたら、隣の女子学生が「うざ」と声を出した。
「うざ」も、私の周辺ではめったに言葉にされないことばである。
こんな風に、若い人はネットに取りつかれ、どんどん毒されていってしまうのだろうか。
この本の121ページから、訳されて引用されている「18の約束」を
すべての親、教育関係者は、ネットの実感を持って、実状にあった形で
実行していく必要があると思う。
通勤途中、そばに居た見知らぬ男子高校生が「死ね、死ね」と2回言っている。
日常なかなか口にしないような言葉でびっくりした。
私にだけ聞こえているようだけれど、視線は私の方には向いていない。
本人と周囲を観察すると、かなり離れた同じ制服の学生に、視線がむいている。
「あっ!」と心の中で叫んだ。その離れた学生に向っていうことばを、”つぶやいている”のだ。
スマホ、ツイッターのコミュニケーションに毒され、電車という空間で
ツイッターでいうたいことを、そのまま口にして音になっているのだった。
別の経験。
小一時間電車に乗っていく予定だったので、座席に座って車内でB5サイズのノートを広げて
書き物をしていたら、隣の女子学生が「うざ」と声を出した。
「うざ」も、私の周辺ではめったに言葉にされないことばである。
こんな風に、若い人はネットに取りつかれ、どんどん毒されていってしまうのだろうか。
この本の121ページから、訳されて引用されている「18の約束」を
すべての親、教育関係者は、ネットの実感を持って、実状にあった形で
実行していく必要があると思う。