何かこの曲調。聞き覚えがあるんだよなぁ。
う~ん、でも思い浮かばない。残念!
私が「とまり木夢明かり」にハマったキッカケは
こんな所からでした。
確かに、曲のテンポとか乗りは近年の歌謡曲には
めずらしい位にシンプルで歌いやすく。
聴くほどに、癖になってしまう。
この、不思議な魅力は何なんだ。
私は、気づいてしまったんです。
昭和人なら誰でも聞き覚えのある、あの名曲の
DNAが、心を掻き立てるからだと。
それは、加山雄三の【 きみといつまでも 】
ふたりを 夕やみが つつむ この窓辺に
あなたの ゆーめに にじーを かけたい
はっきり言って、歌詞のテンポは酷似です。
曲の展開も、被るところアリアリ。
何かの報道と、一緒じゃないですか。
なんで、そうなったの。レーモンド松屋さん?
あなたは、きっと。
日本が忘れかけている、あの昭和の良き時代を
歌謡曲ファンに思い起こしてほしかったんですね。
それと、香西かおりファンが一番愛している曲が
「流恋草」だということを知っていた。
だから曲のテンポは、ロッカバラードに。
しかも、他人に楽曲提供ともなると、責任重大。
大丈夫です。この仕上がりなら。
歌謡曲を知らない、ロック少年でもハマるはず。
なんてったって、加山雄三のAマイナーの曲は
どれもヒット曲ばかり。
その路線を継承している、かもしれない?この曲は
大衆受けして当たり前なんです。
嬉しいことに、ムード歌謡に不可欠の
テナーサックスソロもたっぷりと。。。いいなぁ。
ただ、このCDで残念なことが一つだけ。
香西かおりのヴォーカルを、もっと前面に
フィーチャーして欲しかった。
この録音だと、彼女の歌唱が生かされていません!
どちらかというと、カラオケトラック聴きながら
こころの中で唄った方が、マルでした。
こんな私は、今年で還暦です。