・目パチ、口パクなし
・主人公名前&ニックネーム変更可能
・デフォルトネーム呼びあり(苗字、名前、ニックネーム全て)
良かった点
・ボイスの音質
・OP&ED曲
・ストーリー
気になった、悪かった点
・ボイスの音量にばらつきがある
・既読スキップすると、直前の未読の台詞のボイスが再生されない
・乙女ゲームとしての恋愛面の薄さ
・台詞と字幕の細かな違いが多い
「キャスト全員女性声優」という今までになかった斬新な部分に惹かれ購入しました。
ストーリーは地の文はなく、主人公視点で進んでいくので、サクサク進みテンポが良いです。
魔法がメインのファンタジーな世界ですが、世界観や設定がとてもしっかりと作りこまれており、内容が濃いです。
しかしその分、難しい用語や解説が結構多いので、頭に入ってくるのに時間を要す部分もありました。
ストーリーは個別ルートに入ってからも、各キャラそれぞれのイベントを挟みつつも1本道です。
1本道といっても、各キャラそれぞれ違った視点、違ったアプローチ方法なので私は飽きませんでしたが、ここは個人差があると思います。
特に、ラストで攻略するキャラのルートでこのゲームの真相が全て判明するので、驚きがあり同時に納得できすっきりできました。
共通部分、各キャラの個別ルート共に展開は様々で面白いのですが、起承転結が弱いです。
個別ルートは、キャラそれぞれの過去や自身の悩みという問題提起がありますが、解決するまでがあっさりしすぎです。
流れるように進んでいってしまうので、印象が薄く感じてしまいました。
ただ、内容はどのキャラも違ってすごく良かったです。切なく、感動して泣けるものもありました。
・システム
会話選択のみですが、チャート回収がかなり複雑で大変です。攻略順によっては100%回収できないこともあるそうです…私は挫折しました。
100%にしないとスチルが全部埋まらない、ということはないのでトロフィーコンプリートなどにこだわらなければ大丈夫です。
・スチル
かなり可愛らしい絵柄で、好みが分かれるかと思います。私は好みではありませんでしたが慣れましたし、最終的にはこの絵がこのゲームに合っていると思いました。
しかし、「そこのスチルはいらないな…」というものもありました。
・乙女ゲームとして
良い作品なのですが、「乙女ゲーム」としては恋愛面がいかんせんあっさりすしぎています。私はいわゆる「糖度」は全く気にしない方なのですが、それにしても、もっと恋愛イベントがあっても良かったのではと思います。恋愛イベントといえるようなシーンがどのキャラもほぼラストの一部分にしかないです。
その他は主人公とキャラの距離がちょっと近いだけだったり、キャラの立ち絵が頬を染めているくらいのものだったので…。
しかし、言い換えればあっさりだからこそラストがぐっと甘く感じたのも確かです。
・主人公
魔法が上手く制御できないということで、前半はドジッ子な部分が目立ちますが当たり障りのない性格です。ごく普通に明るい常識のある女の子。
しっかりしている面もあります。
・キャラクター
メインキャラは勿論、サブキャラ、モブに至るまで全員女性声優さんで構成されています。
声優さんの演技は皆さん素晴らしいですし、何よりボイスの音質が良かったので最高でした。
キャラも可愛い感じが多く、女性声優さんということでどうしても女の子のようになりがちなキャラもいますが、だからこそプレイしていてふと垣間見えるキャラの男性としての部分にドキドキさせられました。
私が購入した際の評価は☆3だったのであまり期待はしていませんでしたが、良い意味で裏切られました。
プレイして良かったと思える作品です。このブランド、プチレーヴさんのファンになりました。
ただ、普通に「乙女ゲーム」として甘い感じを期待している方にはおすすめできません。好みが分かれる作品だと思います。
★おすすめ攻略順
1 都竹天
2 カイ・ジョリス・佐倉
3 ヴィンス・ヴィヴィアン・ヴィッカーズ
4 新山正典
5 日向・エリ・ファース
6 セイム・エリ・ファース
7 黒音
※双子はス彼らの真相上「日向→セイム」と攻略することをおすすめします。
※黒音は二周目以降攻略できるようです。