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文藝春秋 2015年 09 月号 [雑誌] 雑誌 – 2015/8/7

4.0 5つ星のうち4.0 231個の評価

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B012BAQI34
  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2015/8/7)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2015/8/7
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 231個の評価

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文藝春秋
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上位レビュー、対象国: 日本

2015年8月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今月は、盛りだくさん、絶対購入した方がよいと思う。
記事では、塩野七生氏の「なぜ、ドイツ人は嫌われるのか」と中曽根康弘氏の「大勲位の遺言」がよかった。 

東日本震災に被災後、PTSDというのかどうしても文学作品が読めなくなり、児童文学やSFのみを中心にして小説は読んでいる。

今回、芸人が、芥川賞受賞ということで、芥川賞という賞をバカにしてやろうと思い、久しぶりに、文学と自称する作品を読もうと思い、
羽田圭氏の『スクラップ・アンド・ビルド』と合わせて読んでみた。

・読み始めるや、熱海の花火大会を背景に、主人公で、売れない芸人の徳永と先輩芸人の神谷の出会いを、
「哀愁」、「儚さ」、「喪失感」を感じさせる表現で、照らし出す確かな文章力に引き込まれた。

作品は僕の好きな青春小説で、兎に角、登場人物たちが愛すべき人間であるのがいい。

また、時間とともに先輩と後輩の間に少しづつ社会的な地位に「格差」が生まれていき、そのことに優越感を感じてしまう自分に戸惑いを禁じ得ない主人公を僕は愛してしまった。

「僕」を主語とする文章は村上春樹氏の影響を、また、時折、不協和音のように挿入される、いわゆるrun-on styleと称される5-10行にわたり続く文章は野坂昭如氏の影響があるのかなと感じたが、
季語をしっかりと含めた風景描写にも確かな語り口を感じたし、何より、初めて知る芸人たちの世界に興味を覚えた。

そして、又吉氏の才能で、特質すべきと感じたのは、登場人物たちの会話のうまさである。

私は、日頃、日本文学では、どうしてきっちりとrealityのある会話が書ける人が評価されないのだろうと感じていただけに、素晴らしい才能の人が出てきたと感じた。

作品は、もう少し二人の間に流れた10年という時間の経過が読者に伝わる書き方がなされた方が良かったかなとは思ったが、
間違いなく傑作だと思うし、素直に好きといえる作品である(ただ、文学として新しさについては、よくわからない)。

村上春樹の「蛍」とか、スコット・フィッツジェラルドの作品とか、映画だと「セントエルモの火」とか好きな人には特にお奨めです。

・『スクラップ・アンド・ビルド』はどうであろうか。

何から何まで取りつかれて様に几帳面に記載している文体も、
高校生の作文の様で良くないのだが、主人公の考える医学知識や生物学知識は間違いばかりなのが気になった。

高齢者に対する批判的な知識で、頭でっかちの主人公というのも、実に通り一遍で、
実体験を伴っていないので、詳細に描けば描くほど、嘘っぽく、ぼろが出てしまう。

「惻隠の情」は、人の基本的本能だと思う。
それがない人間は、サイコパスになりうる危険な人物だ。

だから、老化に悩む祖父を身近にし、普通の人間であれば、どんなに年寄りを嫌悪している人でも、
惻隠の情と嫌悪感の間の葛藤があると思う。

僕は、葛藤の少ない主人公にrealityを感じないし、会話を描くのが下手なのも気になった。

私が、医療関係者であるのがいけないかもしれないが、医学的な記載に間違いが多くて、また介護関係の知識も勉強不足で、
どうしてもついていけなかった、文学だからこそ、背景となる知識に嘘があると作品が極端に脆弱になる。
作者には、きちんと勉強して本は書こうね!、といいたい。

現代において、文学が書かれるべきかということも、僕にはよくわからないが、
小説における「会話の重要性」については、改めて注目していただきたいと思う。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年2月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「火花」を読みたかったので購入しました。
書店で買うことを考えると、自宅に居て商品が手に入る。
Amazon、便利。
これは、雑誌のくくりになるのでしょうか。
それが、ネットで手に入る。
便利ですね。
2023年4月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
毎年3月・9月には芥川賞作品の掲載があるので品薄になります。
この時期は本当に入手困難でしたので助かりました。
2015年8月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まずとてもお値打ち・お買い得に感じ、ました。第153回芥川賞受賞作、「火花」「スクラップ・アンド・ビルド」
が、撰評とインタビュー付きで読める。その点だけでも、個別の単行本よりずっと安価です。

その上、不意打ちとも言える、「大勲位の遺言」(中曽根康弘氏)、御巣鷹のJAL123便の30周年記念特集
(「ジェットの恐怖」で有名な柳田邦夫氏、川上千春さん(生存者・川上恵子さんの姉)の祥作)。
戦後70周年に向けた「昭和九十周年」シリーズでは、奇しくも、お父様(阿川弘之氏)を亡くされたばかりの
阿川佐和子さんの平山弓枝さんとの対談。立花隆氏の久しぶりの回想録、更には、今いくよさんを偲ぶ、
くるよさんのエッセイ。これほどタイミングの揃った、密度と熱気、郷愁を詰め込んだものは、文春ならではの
チカラワザと言っていいでしょう。

ピースの又吉氏の「花火」と絡めて、雑誌でミリオンか、と言われる一冊ですが、納得です。絶対買い。歴史的
な価値さえ感じる一冊です。月刊の文芸春秋は年に一冊程度、保存版的なものが出るのですが、今回のもの
は、個人的に10年に一度の保存版。もう2冊ほど買いたい。1冊はとにかく読む。もう1冊は完全保管。そして
もう1冊は、バラして和綴じ風にしている私製本の材料に(水木しげる氏の青年出征前記なども入れています)。

もう一回。これは「買い」です!!

尚、又吉直樹氏の原点としては、下記が絶対のお勧め。書評のようで実は完結した自伝、という不思議さ。
第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫)

【追記】
8月8日現在でも、都心部の大型書店や、コンビニ店頭では新品で入手可能でした。
新品の定価+送料、というショップより、まず、そちらで入手をが良いかと思います。
70人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年8月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一旦削除して、再ダウンロードしたら、画像も文字抜けも解消。
Amazonへの苦情でしたね。
文藝春秋には陳謝。
どういうこと?
電子版では「広告、一部記事、連載小説(桐野夏生氏)など掲載されていないページがあります」について了知した上で購入していますが、画像がことごとく削除されていて「画像」としか表示されていないのは何故?
価格が書籍の6割程度ならば我慢もできようが、それほどの価格差もない。
小生の電子本ファイルだけおかしいのでしょうかね。漢字の漏れ「□」表示となっているところも多く、まともな出版社とは思えない。
電子本をバカにしているとしか言いようがない。電子本の配付をするようになったのだから、もう少し考えないと出版業界もヤバイのでは?
火花掲載に吊られて、久しぶりに購入して憤慨(以前は画像も表示されていた)。
24人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年9月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
火花
読み始めは 木枠の中に詰め込まれるような きゅうくつな感じだったが、読んでいるうちに この作品の持つ魅力、不思議な小説世界に
いつまでも浸っていたいという一種の中毒状態になった。
ほのかなダンディズムも好みだ。

スクラップ•アンド•ビルド
テンポの良い文章で読みやすく面白かった。
悲劇であり、喜劇でもある。
読み終えてから 何度も思い出し笑いをした。
まるで、良い落語を聞いた後のように。
•笑ったところ
P.416 柔かくて甘いおやつという目先の欲望に執着する人だからこそ、目先の苦痛から逃れるため死にたいと願うのだ。
P. 443 亜美への電話

•文藝春秋の重量
いつの間にか こんなにまで厚かましく重い広告のページが増えているのは、もしかして 老人に筋力をつけて上げようと言う親切心か。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年11月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
芥川賞2作入っているので、お得な気がします。
又吉の作品より羽田さんの作品のほうが、ずっと読みやすかった。
又吉の作品は、わかりづらく読みづらい。
川上さん兄の手記が、一番読みごたえがあった。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年8月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
雑誌なので、キンドル版で読むのに文字のサイズ変更などができずに読みにくいのでは?
と不安を抱えつつも購入しましたが、杞憂でした。
最初の写真の記事以外、しっかりと文字のサイズを変えて読めます。

本で買うことが多かったのですが、キンドル版は探しているページにとびやすく
かつ軽くて持ち運びに便利なので、文芸春秋のキンドル版がでてとてもうれしいです。

とくに今回は芥川賞2作品、選評、インタビューがこの一冊でよめるのでとてもありがたいです。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート