大王と呂氏の最後の戦いはクライマックスへ。この世とは、人とは何か。その答えとは。
大王に寄り添う紫の光はきっと彼女だと気づいて感涙。
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キングダム 39 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) Kindle版
反乱軍、咸陽を蹂躙。 加冠の儀が執り行われている最中、咸陽にアイ国反乱軍の牙が剥かれた。飛信隊の活躍にエイ政の命運がかかる中、救援に名乗りを上げる人物が…!?
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2015/7/17
- ファイルサイズ78739 KB
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登録情報
- ASIN : B01334MXCW
- 出版社 : 集英社 (2015/7/17)
- 発売日 : 2015/7/17
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 78739 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効になっていません。
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : 有効になっていません
- 本の長さ : 222ページ
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年12月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中国歴史モノ好きです。
試し買いで5巻まで買ってみました。
絵のタッチが好みでないのと、それにも増して絵が下手過ぎです。
昔の漫画家と今のそれを比べてもですが、作画にパソコンとかが入り出して絵に動きが、躍動感が無くなりました。
それと、この作者以外もですが、濡れ場の描き方が下手です。
下手というより、作者の照れとか恥ずかしさとかがあるのか、経験が無いのか、とにかく濡れ場が下手だと青年誌の意味が無い、価格との釣り合いが取れない。
これが、残念です。
試し買いで5巻まで買ってみました。
絵のタッチが好みでないのと、それにも増して絵が下手過ぎです。
昔の漫画家と今のそれを比べてもですが、作画にパソコンとかが入り出して絵に動きが、躍動感が無くなりました。
それと、この作者以外もですが、濡れ場の描き方が下手です。
下手というより、作者の照れとか恥ずかしさとかがあるのか、経験が無いのか、とにかく濡れ場が下手だと青年誌の意味が無い、価格との釣り合いが取れない。
これが、残念です。
2020年6月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ページをトバしたくなるくらいあの二人がでてくると
気分が悪い。演出としては成功なんだろうけど
気分が悪い。演出としては成功なんだろうけど
2015年10月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ついに、天下がテーマになってきましたね(^^)
集英社の全釈漢文大系、「論語」から、「天下 」の概念をまなびたいですね。
平岡武夫氏の「論語」の冒頭の解説が素晴らしいです。
<説く所は、殷が天命を失うて、周が天命を得たことである。天命を失うと得るとのちがいは、民の心を失うか得るかによって生じる。民こそは宇宙の調和のうちに存在するものである。「民」の欲する所を確実に把握して、それを政治の理念として認識したものを「天」と称する。この理念を共同にもつ世界が「天下」である。民族・国家の枠にこだわらない。天の理念を現実の政治の上に具体化しようとする使命感、それが「天命」である。そして、天命の実現に責任をもつ者が「天子」である。
その責任の遂行に効果あるはたらきが「徳」である。最大の徳は天子の徳である。天子と共に政治を分担する者もまた徳の分有者である。それが「君子」である。天子が徳に欠ける時、その人は天子としての資格を失う。そして、まことにすぐれて徳をもつ者が代わって天子になる。この交替が「革命」である。
「民」「天」「徳」、みな殷代にはなく、殷周革命において認識された言葉である。この三つの言葉を発見したことが、殷周革命を引き起こし、成就したのである。殷周革命は、この三つの言葉を基礎にした世界観――私はそれを「天下的世界観」と呼ぶ――を樹立したことによって、それ以前の歴史から時代を劃する。この天下的世界観は、孔子によって「経書」の形にまとめ上げられる。そしてその後、清朝の末まで、中国において指導性を持ち続ける>
「天下的世界観」は、キングダムにどう反映されるでしょうか。
集英社の全釈漢文大系、「論語」から、「天下 」の概念をまなびたいですね。
平岡武夫氏の「論語」の冒頭の解説が素晴らしいです。
<説く所は、殷が天命を失うて、周が天命を得たことである。天命を失うと得るとのちがいは、民の心を失うか得るかによって生じる。民こそは宇宙の調和のうちに存在するものである。「民」の欲する所を確実に把握して、それを政治の理念として認識したものを「天」と称する。この理念を共同にもつ世界が「天下」である。民族・国家の枠にこだわらない。天の理念を現実の政治の上に具体化しようとする使命感、それが「天命」である。そして、天命の実現に責任をもつ者が「天子」である。
その責任の遂行に効果あるはたらきが「徳」である。最大の徳は天子の徳である。天子と共に政治を分担する者もまた徳の分有者である。それが「君子」である。天子が徳に欠ける時、その人は天子としての資格を失う。そして、まことにすぐれて徳をもつ者が代わって天子になる。この交替が「革命」である。
「民」「天」「徳」、みな殷代にはなく、殷周革命において認識された言葉である。この三つの言葉を発見したことが、殷周革命を引き起こし、成就したのである。殷周革命は、この三つの言葉を基礎にした世界観――私はそれを「天下的世界観」と呼ぶ――を樹立したことによって、それ以前の歴史から時代を劃する。この天下的世界観は、孔子によって「経書」の形にまとめ上げられる。そしてその後、清朝の末まで、中国において指導性を持ち続ける>
「天下的世界観」は、キングダムにどう反映されるでしょうか。
2015年7月17日に日本でレビュー済み
前巻後半の太后とロウアイを中心とした展開から、本格的に「政と呂不韋の直接対決」へと移行していく、今巻。
その因縁の対決も、二人の大物感がよく出ていて読み応えのある内容になっている。
武力による中華統一を目指す政と、(彼を失脚させたあと)金の力による秦国の支配を目指す呂不韋。
考え方が全く違う二人だからこそ対立の構図が一層引き立っていて、「どちらの信念が勝つんだろう…?」と
純粋にワクワクしながらページをめくることができた(今巻で決着がつかなかったのは、ちょっと残念…)。
そんな二人の戦いに呼応するかのように様々な勢力が次々に動き出す流れも、実にダイナミックで印象的だった。
(とくに「合従軍編で政と関わっていた人たちの参戦」と「呂不韋の身近にいる人物のとある行動」は、インパクト大だった)
そして個人的に今巻で一番面白いと思ったのは、政と呂不韋の「“人となり”の描かれ方」だ。
呂不韋については、敵キャラでありながら敵っぽくないところが面白い。
大抵の敵役は同時に“悪役”でもあることが多く、それを「主人公たちが完全に打ち倒していくことで、読者にカタルシスを与える」
…という作りになっていることが殆どだと思う。
しかし呂不韋の場合は明らかに方向性が違っていて、「絶対悪」として描かれていないだけでなく、
どれだけ追いつめても汗ひとつかかない。
(…ひょっとしたら、ほぼ結末の決まっている史実題材作品・キングダムにおける作者さんの
「先を見えにくくするための徹底したこだわり」なのかもしれない)
このことについては好みが分かれそうなところだが、自分としては「大物オーラが失われそうにもない」“只の”敵役である呂不韋との
次巻以降に描かれるであろう決着シーンがどうなるか、かえって楽しみが増してきた。
政については…
出番が少なく苦労描写も序盤だけだったため、今までは共感しづらいキャラだった(政が好きな方、ごめんなさい…)。
しかし今巻を読み終わって話を整理していくうちに、そんな自分の認識がいつの間にか180度変わっていて、そのことに心底驚かされた。
読み終わった直後は、政の言う「人の本質」は単なる一般論的なものでしかないと思っていたし(政自身の幼少期の実体験以外は)、
所々で出てくる“幻覚”なども、単なる視覚的演出だろうと解釈していた。
しかし過去巻を振り返っていくと、主人公・信との意外な共通点(ほぼ同じ体験)にもなっていたことに驚かされる。
この仕掛けによって、中華統一や天下の大将軍という“野心”だけにとどまらず、
つらい過去を過ごしてきたこと、そして様々な出会いの中で「人の本質」を知ったということにおいても二人は共通しており、
政が本当の意味で「信の同志」であることが、今巻の中でさりげなく、そして実に巧く強調されていたと思う。
(個人的には信が一番好きなこともあって、政を身近に感じられるようになったのは本当に良かった)
「政vs呂不韋」を話の基軸にしながら意外と信の見せ場が多かったことも、なにげに見逃せないところ。
物語の山場を迎えつつ、作者さんの「主人公を積極的に絡ませよう」という意気込みが強く感じられた、39巻。
信に感情移入して本作を読んできた方にも、この巻は是非オススメしたい。
※出来るだけ短くまとめようと思っていたのですが、書きたいことが予想外に増えていったこともあって、
かなりの長文になってしまいました(信たちについて詳しく触れられなかったことと併せて、大変申し訳ありません…)。
最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました!
その因縁の対決も、二人の大物感がよく出ていて読み応えのある内容になっている。
武力による中華統一を目指す政と、(彼を失脚させたあと)金の力による秦国の支配を目指す呂不韋。
考え方が全く違う二人だからこそ対立の構図が一層引き立っていて、「どちらの信念が勝つんだろう…?」と
純粋にワクワクしながらページをめくることができた(今巻で決着がつかなかったのは、ちょっと残念…)。
そんな二人の戦いに呼応するかのように様々な勢力が次々に動き出す流れも、実にダイナミックで印象的だった。
(とくに「合従軍編で政と関わっていた人たちの参戦」と「呂不韋の身近にいる人物のとある行動」は、インパクト大だった)
そして個人的に今巻で一番面白いと思ったのは、政と呂不韋の「“人となり”の描かれ方」だ。
呂不韋については、敵キャラでありながら敵っぽくないところが面白い。
大抵の敵役は同時に“悪役”でもあることが多く、それを「主人公たちが完全に打ち倒していくことで、読者にカタルシスを与える」
…という作りになっていることが殆どだと思う。
しかし呂不韋の場合は明らかに方向性が違っていて、「絶対悪」として描かれていないだけでなく、
どれだけ追いつめても汗ひとつかかない。
(…ひょっとしたら、ほぼ結末の決まっている史実題材作品・キングダムにおける作者さんの
「先を見えにくくするための徹底したこだわり」なのかもしれない)
このことについては好みが分かれそうなところだが、自分としては「大物オーラが失われそうにもない」“只の”敵役である呂不韋との
次巻以降に描かれるであろう決着シーンがどうなるか、かえって楽しみが増してきた。
政については…
出番が少なく苦労描写も序盤だけだったため、今までは共感しづらいキャラだった(政が好きな方、ごめんなさい…)。
しかし今巻を読み終わって話を整理していくうちに、そんな自分の認識がいつの間にか180度変わっていて、そのことに心底驚かされた。
読み終わった直後は、政の言う「人の本質」は単なる一般論的なものでしかないと思っていたし(政自身の幼少期の実体験以外は)、
所々で出てくる“幻覚”なども、単なる視覚的演出だろうと解釈していた。
しかし過去巻を振り返っていくと、主人公・信との意外な共通点(ほぼ同じ体験)にもなっていたことに驚かされる。
この仕掛けによって、中華統一や天下の大将軍という“野心”だけにとどまらず、
つらい過去を過ごしてきたこと、そして様々な出会いの中で「人の本質」を知ったということにおいても二人は共通しており、
政が本当の意味で「信の同志」であることが、今巻の中でさりげなく、そして実に巧く強調されていたと思う。
(個人的には信が一番好きなこともあって、政を身近に感じられるようになったのは本当に良かった)
「政vs呂不韋」を話の基軸にしながら意外と信の見せ場が多かったことも、なにげに見逃せないところ。
物語の山場を迎えつつ、作者さんの「主人公を積極的に絡ませよう」という意気込みが強く感じられた、39巻。
信に感情移入して本作を読んできた方にも、この巻は是非オススメしたい。
※出来るだけ短くまとめようと思っていたのですが、書きたいことが予想外に増えていったこともあって、
かなりの長文になってしまいました(信たちについて詳しく触れられなかったことと併せて、大変申し訳ありません…)。
最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました!